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カッセル王国国王視点 帝国との間に立って忖度に疲れ切りました
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私はカッセル王国の国王だ。
帝国の属国といえども一国の国王なのだ。
しかし、最近はとてもついていない。
事の始まりは帝国内での婚約破棄騒動だった。
なんでも、婚約者がいるにも関わらず、ライゼマン公爵家の令嬢が留学していた我が国の伯爵家の令息と恋に落ちて我が国にやってきたというのだ。
その振られた婚約者というのも身分のお高い方で、父の国王も当時の王太子の私もどうしたものかととても悩んだのだ。
帝国と伯爵家の間に挟まれたのだ。
公爵家はその女エデルガルトを勘当したということで、我が国もオイシュタット伯爵家をそのままには出来ずに、若手の優秀な文官ハイデックの言うままに、子爵に降爵したのだ。最終的には帝国に忖度して男爵位まで落とした。
我が国が存続するためには帝国の意向を忖度したのだ。
それは決して間違っていなかったと思う。
今度は俺が国王になった時に、その男爵家の娘のエレオノーレが学園に留学してくれた。
我がカッセル王国に婚約者がいるにも関わらず、留学するなど、また問題を起こしてくれたらどうしようと俺は戦々恐々としていたが、何も問題なく、帰国して無事に結婚してくれてホッとした。
相手のアロイスは我が王家の血も引く伯爵家の出身で、ライゼマン公爵家が色々言ってきても、王国としては決して蔑ろにはしていないと言えると思ったのだ。いずれは子爵くらいに戻そうと思っていた。
これで丸く収まると思っていたのだが、まさかそのアロイスが、ハイデックの側室の娘のフリーダと出来ているとは思ってもいなかった。
エレオノーレが流行病でなくなった時、まだ当主の娘であるクラウディアは幼かった。
帝国から来た公爵家の嫡男のオイゲンという若造はエルザ様の弟との事だったが、エルザ様の言葉として、私にその娘のクラウディアが困らないようによろしくと頼んできた。
しかし、私としても帝国との関係があるからあまり大っぴらには支援できない。
一緒に来た帝国の外務卿に聞くと
「まあ、ちゃんと見ていると公爵家には話しておけばよいでしょう」
ととても曖昧な返事をしてくれたのだ。
帝国としてはオイシュタット家のことはまだ許していないと私は受け取ったのだ。
すぐにアロイスが再婚したが、クラウディアのためだとその嫁のフリーダの父のハイデック共々言ってくれた。俺はそれをそのまま信じたのだ。昔から二人ができていて子供までいるとは知らなかったのだ。
俺としてはできる限りの面倒事には近づきたくないと思うのは当然のことだろう。
でも、これが間違いだった。
帝国からクラウディアを留学させるために使者が来るとの事で我が国の外務卿に任せた。
まさか、エルザ様の実の息子が来ているとは思ってもいなかったのだ。
俺は何事もなく、帝国の使者はクラウディアとともに帰られたと聞いてほっとした。
その夜だ。いきなり、エルザ様から直接の使者が来て叩き起こされたのだ。
使者によるとそのクラウディアは男爵家で奴隷のように扱われて、フリーダに鞭打ちされていたというではないか。エルザ様は国王である私に頼んでいたにも関わらず、何故こんな事が起こったのかと激怒されているとのことだった。
帝国の社交界で若手の中心にいらっしゃるエルダ様に睨まれたら、この国が立ち行かなくなるのは火を見るよりも明らかだった。
俺様は焦った。直ちに騎士団を連れて現場に急行したのだ。
その元凶のフリーダとその娘を100叩きの上鉱山送りにしたのだ。
役に立たない外務卿は罷免した。
これだけやれば問題ないだろうと俺は安心したのだ。
なのにだ。
今度は前に来た若造のオイゲンがまたやってきたのだ。
オイゲンはライゼマン公爵家の正式な抗議書を持ってきていた。
この前のエルザ様の抗議書で終わったのではないのか?
後出しで次々に無理難題を言ってくるのは止めてほしいと俺は言いたかった。
「オイゲン様。これはどういうことですか? 一応この国の爵位の任免権は私にあるのであって、いくら帝国の公爵家といえども私に意見するのは良くないのではございませんか」
私は公爵家の若造に丁寧に言ったのだ。
いくら若造といえども帝国のライゼマン家をいずれ継ぐ方だ。失礼があれば後でどんな災が降りかかるか判ったものではなかった。
「まあ、陛下にも申し訳ありませんが、今度は母が激怒しておりまして、『このライゼマン公爵家の血を引くものを奴隷のように扱ったハイデック伯爵家がのうのうとしているのは許せん』ともうしておりまして」
「いや、オイゲン様。ハイデック伯爵は決してそのようなことはしておりませんぞ」
「ほう、何でもクラウディアを虐待していたフリーダはハイデック伯爵の側室の娘だとか。そして、その娘もアロイス殿の娘でエレオノーレ存命中から二人は不倫していたというではありませんか。それをハイデック伯爵も知っていたと」
「いや、そのようなことは」
「フリーダが後妻に入る前の生活費はハイデック伯爵家から出ていたそうですよ」
ニコニコ笑いながら若造は言ってくれるが、私は損得勘定を計算した。
自国の伯爵家と帝国の公爵家のどちらを立てれば良いのか?
言うまでもなかった。
ここは帝国の公爵家を立てたほうが良かろう。
「ハイデック伯爵家を子爵にして、その領地をオイシュタット男爵家に与えて子爵にするでよろしいですか」
俺はそれ以上は譲歩しないと言う決意をもってオイゲンを見た。
「まあ、母もそれで納得させましょう」
俺はオイゲンの言葉を信じたのだった。
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ここまで読んでいただいてありがとうございました。
皆様の応援のおかげで私の小説の第三巻が本日コミックシーモア様から先行発売されました
『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。【シーモア限定特典付き】』
二万字超の新規書下ろし、エリーゼとお義兄様の学園の幽霊竜退治のお話付きです。
シーモア限定SSはエリーゼの護衛騎士セドリックのお話です。
おだやか先生の素晴らしい表紙絵と共に楽しんでいただけたら嬉しいです
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/
帝国の属国といえども一国の国王なのだ。
しかし、最近はとてもついていない。
事の始まりは帝国内での婚約破棄騒動だった。
なんでも、婚約者がいるにも関わらず、ライゼマン公爵家の令嬢が留学していた我が国の伯爵家の令息と恋に落ちて我が国にやってきたというのだ。
その振られた婚約者というのも身分のお高い方で、父の国王も当時の王太子の私もどうしたものかととても悩んだのだ。
帝国と伯爵家の間に挟まれたのだ。
公爵家はその女エデルガルトを勘当したということで、我が国もオイシュタット伯爵家をそのままには出来ずに、若手の優秀な文官ハイデックの言うままに、子爵に降爵したのだ。最終的には帝国に忖度して男爵位まで落とした。
我が国が存続するためには帝国の意向を忖度したのだ。
それは決して間違っていなかったと思う。
今度は俺が国王になった時に、その男爵家の娘のエレオノーレが学園に留学してくれた。
我がカッセル王国に婚約者がいるにも関わらず、留学するなど、また問題を起こしてくれたらどうしようと俺は戦々恐々としていたが、何も問題なく、帰国して無事に結婚してくれてホッとした。
相手のアロイスは我が王家の血も引く伯爵家の出身で、ライゼマン公爵家が色々言ってきても、王国としては決して蔑ろにはしていないと言えると思ったのだ。いずれは子爵くらいに戻そうと思っていた。
これで丸く収まると思っていたのだが、まさかそのアロイスが、ハイデックの側室の娘のフリーダと出来ているとは思ってもいなかった。
エレオノーレが流行病でなくなった時、まだ当主の娘であるクラウディアは幼かった。
帝国から来た公爵家の嫡男のオイゲンという若造はエルザ様の弟との事だったが、エルザ様の言葉として、私にその娘のクラウディアが困らないようによろしくと頼んできた。
しかし、私としても帝国との関係があるからあまり大っぴらには支援できない。
一緒に来た帝国の外務卿に聞くと
「まあ、ちゃんと見ていると公爵家には話しておけばよいでしょう」
ととても曖昧な返事をしてくれたのだ。
帝国としてはオイシュタット家のことはまだ許していないと私は受け取ったのだ。
すぐにアロイスが再婚したが、クラウディアのためだとその嫁のフリーダの父のハイデック共々言ってくれた。俺はそれをそのまま信じたのだ。昔から二人ができていて子供までいるとは知らなかったのだ。
俺としてはできる限りの面倒事には近づきたくないと思うのは当然のことだろう。
でも、これが間違いだった。
帝国からクラウディアを留学させるために使者が来るとの事で我が国の外務卿に任せた。
まさか、エルザ様の実の息子が来ているとは思ってもいなかったのだ。
俺は何事もなく、帝国の使者はクラウディアとともに帰られたと聞いてほっとした。
その夜だ。いきなり、エルザ様から直接の使者が来て叩き起こされたのだ。
使者によるとそのクラウディアは男爵家で奴隷のように扱われて、フリーダに鞭打ちされていたというではないか。エルザ様は国王である私に頼んでいたにも関わらず、何故こんな事が起こったのかと激怒されているとのことだった。
帝国の社交界で若手の中心にいらっしゃるエルダ様に睨まれたら、この国が立ち行かなくなるのは火を見るよりも明らかだった。
俺様は焦った。直ちに騎士団を連れて現場に急行したのだ。
その元凶のフリーダとその娘を100叩きの上鉱山送りにしたのだ。
役に立たない外務卿は罷免した。
これだけやれば問題ないだろうと俺は安心したのだ。
なのにだ。
今度は前に来た若造のオイゲンがまたやってきたのだ。
オイゲンはライゼマン公爵家の正式な抗議書を持ってきていた。
この前のエルザ様の抗議書で終わったのではないのか?
後出しで次々に無理難題を言ってくるのは止めてほしいと俺は言いたかった。
「オイゲン様。これはどういうことですか? 一応この国の爵位の任免権は私にあるのであって、いくら帝国の公爵家といえども私に意見するのは良くないのではございませんか」
私は公爵家の若造に丁寧に言ったのだ。
いくら若造といえども帝国のライゼマン家をいずれ継ぐ方だ。失礼があれば後でどんな災が降りかかるか判ったものではなかった。
「まあ、陛下にも申し訳ありませんが、今度は母が激怒しておりまして、『このライゼマン公爵家の血を引くものを奴隷のように扱ったハイデック伯爵家がのうのうとしているのは許せん』ともうしておりまして」
「いや、オイゲン様。ハイデック伯爵は決してそのようなことはしておりませんぞ」
「ほう、何でもクラウディアを虐待していたフリーダはハイデック伯爵の側室の娘だとか。そして、その娘もアロイス殿の娘でエレオノーレ存命中から二人は不倫していたというではありませんか。それをハイデック伯爵も知っていたと」
「いや、そのようなことは」
「フリーダが後妻に入る前の生活費はハイデック伯爵家から出ていたそうですよ」
ニコニコ笑いながら若造は言ってくれるが、私は損得勘定を計算した。
自国の伯爵家と帝国の公爵家のどちらを立てれば良いのか?
言うまでもなかった。
ここは帝国の公爵家を立てたほうが良かろう。
「ハイデック伯爵家を子爵にして、その領地をオイシュタット男爵家に与えて子爵にするでよろしいですか」
俺はそれ以上は譲歩しないと言う決意をもってオイゲンを見た。
「まあ、母もそれで納得させましょう」
俺はオイゲンの言葉を信じたのだった。
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ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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