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王妃様から天使な息子のために王子との結婚を勧められました
天使な息子を助けに向かいました
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「しかし、お嬢様。お体の調子が悪いのでは。生理が復活したのですよね」
アリスが真実をついてきた。
そう、妊娠中と出産後しばらくなかった生理が復活したのだった。
そして、生理期間中は私の魔力も弱くなり、体に変調を来すのだ。
そんな事も全く知らなかった子供の時に、ダンジョン内でいきなり生理が来て、死ぬ思いをした。その時はエドたちに助けてもらって、なんとか助かったけれど。
それ以来生理期間中は、極力無理はしないようにしてきたのだ。
生理の間は魔力も波があるが弱まり、体も変調を来すのだ。人によって違うそうだが、私は極端にその影響が大きいみたいだった。魔力はいつもの十分の一以下になり、威力も十分の一になった。
障壁の強度も落ちて、その展開のスピードも落ちるのだ。体の体幹強化も下手したら間に合わずに今回のような無様な結果になるのだ。
皆には極力誤魔化してきた。あの最初の時は、エドたちには風邪で体調不良だったと言い訳して誤魔化した。それ以来、極力生理期間中はダンジョン攻略や盗賊退治はしない様にしていたのだ。
どうしてもの時は、訓練と称して、エドたちを前面に出して、対処してきた。
今まではそれで誤魔化せてきたのだ。
でも、最近は妊娠期間中から生理が無かったから、完全に忘れていた。
そんな油断していたところに生理が始まってしまったのだ。
それも敵が襲って来た今日復活するなんて本当に最悪だった。
私としては授乳期間中は生理は来ないものだと思っていたのだが、そんなことは無かったらしい。
私ですら知らなかったのだから、敵が察知したとは思わないが、最悪の時に重なってしまったのだ。
私は忸怩たるものがあった。
そんな体調不良の最悪な時に私が出るなんて無茶かもしれない。
でも、天使な息子のシャルルちゃんは私の息子なのだ。そして、今私を求めて泣いているのだ。
ひょっとして、今日、私に抱かれて泣いていたのは、敏感な赤ちゃんの感覚が私の体調の変化を読み取ってくれて私に忠告してくれていたのかもしれない。
シャルルちゃんがわざわざ教えてくれていたのに、泣き出したシャルルちゃんにムカついてシャルルちゃんを置いて屋敷を出るなんて、なんて私は馬鹿だったんだろう。
私は自分を許せなかった。
「体調不良なんて関係ないわ。天使な息子のシャルルちゃんが泣いて待っているんだから私が行きます」
私はそう宣言したのだ。
アリスは私をじっと見て来たが、私の決心が固いのを見て取ると、諦めて戦闘服を出してくれた。
戦闘服に着替えて、宝剣を腰に差すと私はドラゴンの龍之介の背中に乗ったのだ。
「行くわよ。龍之介。私の天使な息子のシャルルちゃんに手を出したこと、死ぬほど後悔させてあげるわ」
そう叫ぶと私は龍之介の背中を叩いた。
ガォーーーー
龍之介は咆哮すると空に飛びあがったのだ。
そして、一路泣いている天使なシャルルちゃんの所に向かって飛んで行ったのだ。
アリスが真実をついてきた。
そう、妊娠中と出産後しばらくなかった生理が復活したのだった。
そして、生理期間中は私の魔力も弱くなり、体に変調を来すのだ。
そんな事も全く知らなかった子供の時に、ダンジョン内でいきなり生理が来て、死ぬ思いをした。その時はエドたちに助けてもらって、なんとか助かったけれど。
それ以来生理期間中は、極力無理はしないようにしてきたのだ。
生理の間は魔力も波があるが弱まり、体も変調を来すのだ。人によって違うそうだが、私は極端にその影響が大きいみたいだった。魔力はいつもの十分の一以下になり、威力も十分の一になった。
障壁の強度も落ちて、その展開のスピードも落ちるのだ。体の体幹強化も下手したら間に合わずに今回のような無様な結果になるのだ。
皆には極力誤魔化してきた。あの最初の時は、エドたちには風邪で体調不良だったと言い訳して誤魔化した。それ以来、極力生理期間中はダンジョン攻略や盗賊退治はしない様にしていたのだ。
どうしてもの時は、訓練と称して、エドたちを前面に出して、対処してきた。
今まではそれで誤魔化せてきたのだ。
でも、最近は妊娠期間中から生理が無かったから、完全に忘れていた。
そんな油断していたところに生理が始まってしまったのだ。
それも敵が襲って来た今日復活するなんて本当に最悪だった。
私としては授乳期間中は生理は来ないものだと思っていたのだが、そんなことは無かったらしい。
私ですら知らなかったのだから、敵が察知したとは思わないが、最悪の時に重なってしまったのだ。
私は忸怩たるものがあった。
そんな体調不良の最悪な時に私が出るなんて無茶かもしれない。
でも、天使な息子のシャルルちゃんは私の息子なのだ。そして、今私を求めて泣いているのだ。
ひょっとして、今日、私に抱かれて泣いていたのは、敏感な赤ちゃんの感覚が私の体調の変化を読み取ってくれて私に忠告してくれていたのかもしれない。
シャルルちゃんがわざわざ教えてくれていたのに、泣き出したシャルルちゃんにムカついてシャルルちゃんを置いて屋敷を出るなんて、なんて私は馬鹿だったんだろう。
私は自分を許せなかった。
「体調不良なんて関係ないわ。天使な息子のシャルルちゃんが泣いて待っているんだから私が行きます」
私はそう宣言したのだ。
アリスは私をじっと見て来たが、私の決心が固いのを見て取ると、諦めて戦闘服を出してくれた。
戦闘服に着替えて、宝剣を腰に差すと私はドラゴンの龍之介の背中に乗ったのだ。
「行くわよ。龍之介。私の天使な息子のシャルルちゃんに手を出したこと、死ぬほど後悔させてあげるわ」
そう叫ぶと私は龍之介の背中を叩いた。
ガォーーーー
龍之介は咆哮すると空に飛びあがったのだ。
そして、一路泣いている天使なシャルルちゃんの所に向かって飛んで行ったのだ。
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