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王妃様から天使な息子のために王子との結婚を勧められました
第二王子を引き取って育てることにしました
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まあ、考えたら、ダクラスも母親が修道院に入れられて、一人残されたのだ。
世話していた騎士も私が張り倒したし、一人でやけになった面もあったのだろう。
いろいろ陰で言われているのを聞いて思うところもあったに違いない。
まあ、この子の母親を修道院にいれる要因を作ったのは私でもある。
ここは私が責任を取らないといけないのかも。
一人育てるのも二人育てるのも同じだろう。
そう思うほど、私はシャルル様と結婚してから丸くなったのだ。
「判っているのですか。ダグラス。あなたは第2王子なのです。その第二王子が臣下のものに剣を向けるということがどういう事か」
王妃様は泣いているダグラスに更に注意している。
「まあ、王妃様。私は何も被害を受けておりませんから」
私はようやく泣き止みかけたシャルルを抱きながら、王妃様に話しかけた。
「それよりも、第2王子殿下も母親がいなくなって寂しかったのでしょう」
私はダグラスに寄り添うような発言をした。
「そうですか。ジャンヌがそう言ってくれるなら」
王妃様はほっとした顔をした。
「そこで、王家としても第2王子殿下の面倒を見るのがなかかな大変なご様子。何でしたら私が面倒を見ますが」
親切にも私は申し出てあげたのだ。
そう、あくまでも親切心からだ。
「「「えっ」」」
その瞬間皆唖然としてくれたんだけど。まあ、側妃は元々私の敵だったし、その子を育てるなんて普通は思わないよね。
「ジャンヌ、本気ですか」
王妃様が驚いて聞いてきた。
「はい。この子の母親を取り上げてしまったのは私の責任ですから」
「ジャンヌ、お前は今度は何を企んでいるんだ」
そう説明する私にエドが食いついてきたんだけど、えっ、どういう意味?
「何も企んでなんかいないわよ。ダグラスは王宮では後ろ盾なくなったし、いろいろ大変かもしれないじゃない。その点私の元にいたら虐められることはないし生活しやすいんじゃないかなって」
私が言うと
「はああああ、お前の元で生活してどう生活しやすいんだよ。俺等なんて、コブリン退治から盗賊退治、果ては龍退治までつきあわされて、本当に死ぬ思いだったんだぞ。ボンボン育ちのダグラスが耐えられるわけ無いだろう」
エドがなんか言ってくれるんだけど、
「失礼ね。私も天使な息子のシャルルちゃんがいるんだからね。そんな酷いことはしないわよ。多少は魔術訓練とか剣術訓練とかはさせるかもしれないけれど」
私は言い張った。
「その多少が大変なんだろう。ダグラスお前、こんな奴の下にいたら殺されるぞ」
エドが言ってくれたんだけど、
「何言っているのよ。エドあんた私の下にいたから剣術も魔術も少しはマシになったんでしょう」
「生き残るために仕方なしにだ」
エドが言い張るんだけど。
話はとても紛糾した。
「ダグラス、あなたはどうしたいの?」
王妃様が最後にダグラスに聞いて、ダグラスの今後の道が決められた。
「俺はこのおばちゃんと一緒にやっていきたい」
ダグラスはそう言ってくれたのだ。
後で、おばちゃんと言ってくれたことに対して、私は骨身にしみて判るようにお尻ペンペンの刑に処したのだが……
世話していた騎士も私が張り倒したし、一人でやけになった面もあったのだろう。
いろいろ陰で言われているのを聞いて思うところもあったに違いない。
まあ、この子の母親を修道院にいれる要因を作ったのは私でもある。
ここは私が責任を取らないといけないのかも。
一人育てるのも二人育てるのも同じだろう。
そう思うほど、私はシャルル様と結婚してから丸くなったのだ。
「判っているのですか。ダグラス。あなたは第2王子なのです。その第二王子が臣下のものに剣を向けるということがどういう事か」
王妃様は泣いているダグラスに更に注意している。
「まあ、王妃様。私は何も被害を受けておりませんから」
私はようやく泣き止みかけたシャルルを抱きながら、王妃様に話しかけた。
「それよりも、第2王子殿下も母親がいなくなって寂しかったのでしょう」
私はダグラスに寄り添うような発言をした。
「そうですか。ジャンヌがそう言ってくれるなら」
王妃様はほっとした顔をした。
「そこで、王家としても第2王子殿下の面倒を見るのがなかかな大変なご様子。何でしたら私が面倒を見ますが」
親切にも私は申し出てあげたのだ。
そう、あくまでも親切心からだ。
「「「えっ」」」
その瞬間皆唖然としてくれたんだけど。まあ、側妃は元々私の敵だったし、その子を育てるなんて普通は思わないよね。
「ジャンヌ、本気ですか」
王妃様が驚いて聞いてきた。
「はい。この子の母親を取り上げてしまったのは私の責任ですから」
「ジャンヌ、お前は今度は何を企んでいるんだ」
そう説明する私にエドが食いついてきたんだけど、えっ、どういう意味?
「何も企んでなんかいないわよ。ダグラスは王宮では後ろ盾なくなったし、いろいろ大変かもしれないじゃない。その点私の元にいたら虐められることはないし生活しやすいんじゃないかなって」
私が言うと
「はああああ、お前の元で生活してどう生活しやすいんだよ。俺等なんて、コブリン退治から盗賊退治、果ては龍退治までつきあわされて、本当に死ぬ思いだったんだぞ。ボンボン育ちのダグラスが耐えられるわけ無いだろう」
エドがなんか言ってくれるんだけど、
「失礼ね。私も天使な息子のシャルルちゃんがいるんだからね。そんな酷いことはしないわよ。多少は魔術訓練とか剣術訓練とかはさせるかもしれないけれど」
私は言い張った。
「その多少が大変なんだろう。ダグラスお前、こんな奴の下にいたら殺されるぞ」
エドが言ってくれたんだけど、
「何言っているのよ。エドあんた私の下にいたから剣術も魔術も少しはマシになったんでしょう」
「生き残るために仕方なしにだ」
エドが言い張るんだけど。
話はとても紛糾した。
「ダグラス、あなたはどうしたいの?」
王妃様が最後にダグラスに聞いて、ダグラスの今後の道が決められた。
「俺はこのおばちゃんと一緒にやっていきたい」
ダグラスはそう言ってくれたのだ。
後で、おばちゃんと言ってくれたことに対して、私は骨身にしみて判るようにお尻ペンペンの刑に処したのだが……
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