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しおりを挟む彼女はドアを開け、僕の手を引っ張って中へ入った。大きな窓から美しい夜景が見えた。
「ちょっと待っ…」
言い終わる前に浜辺は僕に抱き着いてキスしてきた。
いい匂いに包まれた。頭がクラクラしてきた。
そして浜辺に押し倒されるがまま、ベッドに横たわりキスしていた。
もう何も考えられなかった。
彼女の上に追いかぶさって、耳元にキスをした。
その時、頬に固いものが当たった。ダイヤのピアスだった。
その時、思い出してしまった…加奈を。
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