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4 愛する妻、可愛い子供たち、パパは頑張るよ~! あれ? 僕は何がしたかったんだっけ? 自分を見失いそうになっていた僕の前に現れたのは…
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しおりを挟む何で?
車に行ってみると、いきなりナビがしゃべりだした。
「オ疲レ様デス、和英サン! 平安京ハ イカガデシタカ?」
「何だよ、もう! お前のおかげで大変だったんだから!」
「ソウデスカ。デモ…素晴ラシイ 出会イ ト 体験ガ アッタノデハ ナイデスカ?」
…確かに。
姫と出会って、昔の気持ちを思い出した。
僕が本当にやりたい事に気付かせてもらえた!
「デハ、ソロソロ帰リマショウカ?」
「そうだね…。」
ふと振り向くと、姫君と女房さんがいた。
二人とも目をウルウルさせて僕を見つめていた。
「つくよみの御使い様。お帰りあそばされるのでございますね…。」
「うん。家で妻と子供たちが待ってるからね。」
「お寂しゅうございまするぅぅぅぅ…。」
女房さんは号泣した。
「とても寂しいですが、つくよみの御使い様にも帰らなければならぬ場所がおありですので、お引止めするわけにはいきませんね…。」
姫君はキラキラした目で寂しそうに呟いた。
僕は姫君に僕の使っている物をあげようと思った。
「これ、よかったら使ってください。このブラシはヘッドも大きいしクッション性もあるから、頭皮マッサージの効果があるし、こっちのヘアオイルは、パサついた髪をつやつやにまとめます。痛んだ髪の補修効果もあるしね。」
「なんと貴重なる宝を! よよよよよ…。わらわはこの御恩にいかにして報えばいいものやら…。」
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