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3 男を惹きつけてやまないミステリアスな女。なってやろうじゃないか! ミステリアスラビュリンス大暴走の私が行きつく先は…

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「…その髪型、すごくお洒落でカッコいいと思うんだけど、モデルさんとかやってる人多いしね。でも一般的には難しいような気もするんだよね…。それにね…一度真っ黒にすると、元に戻すのけっこう大変だよ…。」

「そうなんですか…。」

「とりあえず、カツラとかで感じ見てみて、やっぱりそれがいいってなったらそうしたらいいんじゃないかな?」

「カツラか…。そうですね。ちょっとそれで様子見てみます。」

私がそう言うと、カズさんは心底ホッとしている様子だった。

私の顔じゃ、そんなに似合わないのかな…。

私はさっそくカツラを手に入れた。

被ってみると…やっぱり美容師さんが止めるだけある。

全然似合わない…。

でもミステリアス感は半端ない! 

きっと違和感があるのは最初だけで、しばらくしたら似合ってくるさ! 

私はミステリアスを一気に加速するべく、メイクも変えた。

実際の目がわからなくなるくらい黒のアイラインを思いっきり太く入れた。

そして目じりを思い切り斜め上にはねさせた。

そして真っ赤な口紅。

今まではベージュやピンクだったけど、ミステリアスな私ともなれば、このくらい思い切った色でなくてはならない。


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