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本編
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三人で茶会の真似事をした翌日、ミヒャエルから手紙が来ました。
一通は、セレンファーレさん宛で。
もう一通はわたくしに。
まず、託された手紙と土産は渡したことから手紙は始まっていました。
そして、会う機会をつくった事への礼。
彼女から、彼女の素性は聞いていないのだがお前と知り合いならば、そこそこ高位の家の者なのだろう。
どこのだれか、手紙で尋ねてはいるが教えて欲しい、と。
わたくしは手紙に、知っていたのだろう、どうして早く教えてくれなかったなどの言葉があるのかと思ったのですが、そういったものは全くありませんでした。
実際、どちらにいらっしゃるかは知りませんでしたし、彼女と会ったのはミヒャエルと顔を合わせた後でしたし。
そういった事を問わないのは、彼が大人になった印でもあるのでしょう。
しかし、この問いはわたくしの手に余る事ねと思い、ディートリヒ様にお伺いを立てることにしました。
勝手に教えて、また叱られてはたまりませんもの。
セレンファーレさん宛のお手紙は、ジークに託して届けてきてもらいました。お返事を書いて持ってきてくだされば、わたくしからお送りしますよ、言付けて。
わたくしはその間に、お仕事中のディートリヒ様の元に向かい、お手紙の内容についてお伝えしました。
すると、今はまだ返答できないとでもしておけと仰られます。
「今は、ですか?」
「まだ中途半端に浮いた状態だからな……」
国王と王妃には、すでに話したとディートリヒ様は教えてくださいました。
セレンファーレが好きな相手の事、その思いは通じ合っている事。
それが、ミヒャエルである事も。
国から出してしまうのは寂しい事だが彼女がそれを望むなら、できる限り手は尽くそうとお二人も仰っているそうです。
王弟の実子なのだからその下に名を連ねるのが妥当だ。しかし、王弟の状況を考えると後見としては不安がある。一度、王弟の子としたのちに、国王夫妻の子として養子にする手が一番良いだろうというのがお二人の見解です。
しかし、これから王太子妃となる勉強をするというのはかなりの負担というのはお二人も理解してらっしゃるとの事。
貴族の令嬢としての振る舞い、考え方は問題ないが王太子妃となればその一段階上でなければならないのですから。
「セレンファーレさんはお勉強、できますの?」
「この国の事ならわかるだろうが……他国の歴史などとなると真っ白だ。最初から勉強だな」
「最低一年は必要でしょうね、準備に」
ミヒャエルは、18歳です。今はまだ王子ですが、20歳になれば立太子式が行われるでしょう。
おそらくそれまでにどうにかして婚約、既成事実作りなどが行われるはず。セレンファーレさんがいらっしゃいますから、そういったものにはまるとは思えませんが。
立太子式までにセレンファーレさんをどうにか、横に並びたてるレベルまで仕上げなければなりません。
「お前のように、本を与えておけば勝手に勉強するタイプではないからな」
「え?」
「俺が与えた本を暇潰しと読んでいただろう? それから、時折識者を送って話をさせた」
そういえば、そのようなこともありました。
わたくしをあの屋敷に閉じ込めている間、わたくしはこの国のための知識の大まかなところを学ぶ機会を与えられていたのでした。
今もまだ細々としたことは勉強していますが、絶対に必要な事はあそこで叩き込まれたのです。
「ディートリヒ様は、いつ、どのタイミングで私を王太子妃に据えようと思いましたの?」
「何故そんなことを聞く」
「本を与えていただいたり、識者の方が来たりというのは早い段階でしたでしょう?」
わたくしは、貴方に見つかって、捕まって。
それから一週間は一緒に過ごしましたけれど、とディートリヒ様に投げかけました。
馬車に乗せられ、郊外の邸宅に連れていかれ。
そちらで一週間ほど一緒に過ごしました。大体は、何があったのかを問われ続けていて。わたくしはなにもしておりませんのよとつらつらと並べ立てたのを覚えています。
本当に、彼女に対して悪意を持って何か、なんてことしていませんもの。
そしてディートリヒ様はしばらく姿を消され、その間に犬達がわたくしを見つけ。
再度、やってこられた時に彼らを側に置くことを許していただいたのでした。
その後くらいだったかしら、本やらなにやら、いただき始めたのは。絵姿も、この頃。
「知りたいのか?」
「知って特にどう、ということはありませんけれど」
「お前に本や識者を与えて、その様子を聞いてからくらいだな……最初は、あそこに隔離してよからぬことをされるよりは気を引くものを与えてとどめ置くべきだと思った」
すると、識者たちがあの方は素晴らしいと褒めるものだから、なるほどこれは使えると思ったとのこと。評価していただいた、ということでしょうか。
それから半年程して、わたくしに王太子妃にならないかと、そうしたらここから出そうとディートリヒ様は仰ったのです。
「まぁ、わたくしは面倒な事が少ない女でしたからね。こちらの国の令嬢の誰を選ぶか、貴族の皆様は水面下で争っていらっしゃったのでしょうし」
何かあるごとにうちの娘は、だったなとディートリヒ様は苦笑されます。まぁ、きっとそのお話も楽しんでいらっしゃったのでしょうけど。
「話が逸れたな……何にせよ、セレンファーレには足りないことが多い。お前にも、手伝ってもらうことになるだろう」
「それは、高くつきますわよ?」
だろうな、とディートリヒ様は笑われます。まぁ、代償など払う気はこれっぽっちもないのでしょうが。
それはツケにしておいて差し上げますわと、わたくしは思うのです。
ミヒャエルに送る手紙には、彼女が教えるならと。それと簡単に言い表せる立場ではないのという事を綴りました。
それについてはわたくしよりも、わたくしの夫、ディートリヒ様にお伺いして欲しいとも書き足しました。これだけで王族の関係者であることは察することができるでしょうが。
彼女をどうこうするのは、最終的にはディートリヒ様なのでしょうから。
ミヒャエルへのお手紙は、セレンファーレさんからのお返事と一緒に国へ。
彼女と直接やりとりすれば良いのでしょうが、彼は王族ですし。今はその立ち位置が無いセレンファーレさんと直接やりとりをして、貴族たちに気取られたくはないのでしょう。
わたくしやディートリヒ様宛でしたら、遠慮なく手紙を出せるのでしょうが。
そして、手紙を送って数日後、とうとう茶会の日がやってまいりました。
一通は、セレンファーレさん宛で。
もう一通はわたくしに。
まず、託された手紙と土産は渡したことから手紙は始まっていました。
そして、会う機会をつくった事への礼。
彼女から、彼女の素性は聞いていないのだがお前と知り合いならば、そこそこ高位の家の者なのだろう。
どこのだれか、手紙で尋ねてはいるが教えて欲しい、と。
わたくしは手紙に、知っていたのだろう、どうして早く教えてくれなかったなどの言葉があるのかと思ったのですが、そういったものは全くありませんでした。
実際、どちらにいらっしゃるかは知りませんでしたし、彼女と会ったのはミヒャエルと顔を合わせた後でしたし。
そういった事を問わないのは、彼が大人になった印でもあるのでしょう。
しかし、この問いはわたくしの手に余る事ねと思い、ディートリヒ様にお伺いを立てることにしました。
勝手に教えて、また叱られてはたまりませんもの。
セレンファーレさん宛のお手紙は、ジークに託して届けてきてもらいました。お返事を書いて持ってきてくだされば、わたくしからお送りしますよ、言付けて。
わたくしはその間に、お仕事中のディートリヒ様の元に向かい、お手紙の内容についてお伝えしました。
すると、今はまだ返答できないとでもしておけと仰られます。
「今は、ですか?」
「まだ中途半端に浮いた状態だからな……」
国王と王妃には、すでに話したとディートリヒ様は教えてくださいました。
セレンファーレが好きな相手の事、その思いは通じ合っている事。
それが、ミヒャエルである事も。
国から出してしまうのは寂しい事だが彼女がそれを望むなら、できる限り手は尽くそうとお二人も仰っているそうです。
王弟の実子なのだからその下に名を連ねるのが妥当だ。しかし、王弟の状況を考えると後見としては不安がある。一度、王弟の子としたのちに、国王夫妻の子として養子にする手が一番良いだろうというのがお二人の見解です。
しかし、これから王太子妃となる勉強をするというのはかなりの負担というのはお二人も理解してらっしゃるとの事。
貴族の令嬢としての振る舞い、考え方は問題ないが王太子妃となればその一段階上でなければならないのですから。
「セレンファーレさんはお勉強、できますの?」
「この国の事ならわかるだろうが……他国の歴史などとなると真っ白だ。最初から勉強だな」
「最低一年は必要でしょうね、準備に」
ミヒャエルは、18歳です。今はまだ王子ですが、20歳になれば立太子式が行われるでしょう。
おそらくそれまでにどうにかして婚約、既成事実作りなどが行われるはず。セレンファーレさんがいらっしゃいますから、そういったものにはまるとは思えませんが。
立太子式までにセレンファーレさんをどうにか、横に並びたてるレベルまで仕上げなければなりません。
「お前のように、本を与えておけば勝手に勉強するタイプではないからな」
「え?」
「俺が与えた本を暇潰しと読んでいただろう? それから、時折識者を送って話をさせた」
そういえば、そのようなこともありました。
わたくしをあの屋敷に閉じ込めている間、わたくしはこの国のための知識の大まかなところを学ぶ機会を与えられていたのでした。
今もまだ細々としたことは勉強していますが、絶対に必要な事はあそこで叩き込まれたのです。
「ディートリヒ様は、いつ、どのタイミングで私を王太子妃に据えようと思いましたの?」
「何故そんなことを聞く」
「本を与えていただいたり、識者の方が来たりというのは早い段階でしたでしょう?」
わたくしは、貴方に見つかって、捕まって。
それから一週間は一緒に過ごしましたけれど、とディートリヒ様に投げかけました。
馬車に乗せられ、郊外の邸宅に連れていかれ。
そちらで一週間ほど一緒に過ごしました。大体は、何があったのかを問われ続けていて。わたくしはなにもしておりませんのよとつらつらと並べ立てたのを覚えています。
本当に、彼女に対して悪意を持って何か、なんてことしていませんもの。
そしてディートリヒ様はしばらく姿を消され、その間に犬達がわたくしを見つけ。
再度、やってこられた時に彼らを側に置くことを許していただいたのでした。
その後くらいだったかしら、本やらなにやら、いただき始めたのは。絵姿も、この頃。
「知りたいのか?」
「知って特にどう、ということはありませんけれど」
「お前に本や識者を与えて、その様子を聞いてからくらいだな……最初は、あそこに隔離してよからぬことをされるよりは気を引くものを与えてとどめ置くべきだと思った」
すると、識者たちがあの方は素晴らしいと褒めるものだから、なるほどこれは使えると思ったとのこと。評価していただいた、ということでしょうか。
それから半年程して、わたくしに王太子妃にならないかと、そうしたらここから出そうとディートリヒ様は仰ったのです。
「まぁ、わたくしは面倒な事が少ない女でしたからね。こちらの国の令嬢の誰を選ぶか、貴族の皆様は水面下で争っていらっしゃったのでしょうし」
何かあるごとにうちの娘は、だったなとディートリヒ様は苦笑されます。まぁ、きっとそのお話も楽しんでいらっしゃったのでしょうけど。
「話が逸れたな……何にせよ、セレンファーレには足りないことが多い。お前にも、手伝ってもらうことになるだろう」
「それは、高くつきますわよ?」
だろうな、とディートリヒ様は笑われます。まぁ、代償など払う気はこれっぽっちもないのでしょうが。
それはツケにしておいて差し上げますわと、わたくしは思うのです。
ミヒャエルに送る手紙には、彼女が教えるならと。それと簡単に言い表せる立場ではないのという事を綴りました。
それについてはわたくしよりも、わたくしの夫、ディートリヒ様にお伺いして欲しいとも書き足しました。これだけで王族の関係者であることは察することができるでしょうが。
彼女をどうこうするのは、最終的にはディートリヒ様なのでしょうから。
ミヒャエルへのお手紙は、セレンファーレさんからのお返事と一緒に国へ。
彼女と直接やりとりすれば良いのでしょうが、彼は王族ですし。今はその立ち位置が無いセレンファーレさんと直接やりとりをして、貴族たちに気取られたくはないのでしょう。
わたくしやディートリヒ様宛でしたら、遠慮なく手紙を出せるのでしょうが。
そして、手紙を送って数日後、とうとう茶会の日がやってまいりました。
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