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婚約破棄からはっぴーらいふ★
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婚約破棄? 本当に本当に?
そもそも私、第二王子の婚約者とか無理だと思ってたのよね!
いや、でも私が妹をいじめていたとかそんなのはまったくないんだけど。
腹違いの妹に、もうちょっと静かに歩いたら、とか。食事の時に音を立てちゃだめよとか入ったけれど。
もしや、それ?
もしそれだとしたら淑女としてはアウトよ!
と、思いつつ。
まぁ、やってくれたのだ。
ここは夜会。人が集まる場所。
私はそこで、婚約破棄だ! と言われた。
しかし、私の人となりをしる人たちはそんなことするわけがないと知っている。
特に、お母様とか。お父様は信じちゃってるけれど。
でも、私もそんな、婚約破棄と言われてちょっとは傷ついてるのよ、ちょっとは。
なのでそれを受け入れた。私の変わりは妹がするらしいけど、そのこ馬鹿だから無理だと思うのよね。
お母様は頭を抱えているし。
そして私は、王子から婚約破棄を受けたということで。
傷心留学という事で他国に! きました!
やったー!!
傷心留学という呼び名にめちゃくちゃ笑ったのだけれども。
友人たちは、アレはちょっとどうかと思う。貴方が正しいのはわかっているのだから、復讐しないの? と言うのだけれど。
復讐したって何にもならないじゃない。お目出度い方達なんだから。
第一王子はごめんねと謝ってくれたし。そもそも私は第一王子とのほうが仲が良かった。
そういうのも、第二王子の彼にとっては気に入らなかったんだと思う。
彼は、自分の後ろを三歩引いてあるくような女の子が好きだったから。私の妹、そんなことまったくないわよ。
猫被ってるわよ、とは言わない。
それがむしろ復讐じゃないかしら。
違約金もたくさんもらったし。
そうそう、私がいじめてるとかいうのも第二王子の勘違いってことでちゃーんと話をつけてきた。
そもそも証拠がないのだから。
そして彼がちょっとね、うーんという性格なのも皆さんはご存知だし。話半分にしか聞いてなかったのです。
それでも、私の体面が悪いのも事実。ゆえの、傷心留学。
私がやってきた帝国は世界の中で一番発達して素敵な国。私たちの知らない物を沢山生み出している。
お母様は、傷心留学だけどあちらに住みたければそうしていいのよ。ただし相手は自分で見つけなさいと言っている。
相手? なにそれいらないわよ。自分で自分の食い扶持くらいは! ま、今は勉強したいからそっちのほうが重要だけど。
お母様のお付きの人が帝国の出で。私はその人にもたくさんかわいがってもらった。武術を叩きこんでもらったのだ。
で、その方の縁者がこちらにいて私はその方を頼ってこっちにきた。
超絶、変わり者と聞いているその縁者さんを。
目の前にあるのは緑色の御家。緑色なのは、植物が絡まった家だからだ。
街の中のこじんまりとした一軒家。
その扉をノックすると、侍従さんが出てきた。お話は聞いていますと私を見て言ってくれて。
この家には侍従さんとその奥様しかいないらしい。それで、全部できるの? と思ったのだけれど問題ないのだとか。
へー、と思いながら話を聞いていると、どたばたとした足音が聞こえ、次に階段を落ちるような音。
侍従さんは主ですね、と別段慌ててはいない。
え!? だ、大丈夫なの!?
よくある事ですと微笑まれた後に、ばんと扉が開いて。
私は一目ぼれをした。
まさかそんな、私の理想のお顔を持っている人がこの世にいるなんて。
思ってもみなかった。
とかいう。
年上の転生者縁者に一目惚れして押せ押せアタックしつつ、お前面白いなって他のイケメンからつつかれる話とかかいてみたいけど設定考えるの面倒だなと思う。
主人公が楽しいはぴはぴらいふ!
そもそも私、第二王子の婚約者とか無理だと思ってたのよね!
いや、でも私が妹をいじめていたとかそんなのはまったくないんだけど。
腹違いの妹に、もうちょっと静かに歩いたら、とか。食事の時に音を立てちゃだめよとか入ったけれど。
もしや、それ?
もしそれだとしたら淑女としてはアウトよ!
と、思いつつ。
まぁ、やってくれたのだ。
ここは夜会。人が集まる場所。
私はそこで、婚約破棄だ! と言われた。
しかし、私の人となりをしる人たちはそんなことするわけがないと知っている。
特に、お母様とか。お父様は信じちゃってるけれど。
でも、私もそんな、婚約破棄と言われてちょっとは傷ついてるのよ、ちょっとは。
なのでそれを受け入れた。私の変わりは妹がするらしいけど、そのこ馬鹿だから無理だと思うのよね。
お母様は頭を抱えているし。
そして私は、王子から婚約破棄を受けたということで。
傷心留学という事で他国に! きました!
やったー!!
傷心留学という呼び名にめちゃくちゃ笑ったのだけれども。
友人たちは、アレはちょっとどうかと思う。貴方が正しいのはわかっているのだから、復讐しないの? と言うのだけれど。
復讐したって何にもならないじゃない。お目出度い方達なんだから。
第一王子はごめんねと謝ってくれたし。そもそも私は第一王子とのほうが仲が良かった。
そういうのも、第二王子の彼にとっては気に入らなかったんだと思う。
彼は、自分の後ろを三歩引いてあるくような女の子が好きだったから。私の妹、そんなことまったくないわよ。
猫被ってるわよ、とは言わない。
それがむしろ復讐じゃないかしら。
違約金もたくさんもらったし。
そうそう、私がいじめてるとかいうのも第二王子の勘違いってことでちゃーんと話をつけてきた。
そもそも証拠がないのだから。
そして彼がちょっとね、うーんという性格なのも皆さんはご存知だし。話半分にしか聞いてなかったのです。
それでも、私の体面が悪いのも事実。ゆえの、傷心留学。
私がやってきた帝国は世界の中で一番発達して素敵な国。私たちの知らない物を沢山生み出している。
お母様は、傷心留学だけどあちらに住みたければそうしていいのよ。ただし相手は自分で見つけなさいと言っている。
相手? なにそれいらないわよ。自分で自分の食い扶持くらいは! ま、今は勉強したいからそっちのほうが重要だけど。
お母様のお付きの人が帝国の出で。私はその人にもたくさんかわいがってもらった。武術を叩きこんでもらったのだ。
で、その方の縁者がこちらにいて私はその方を頼ってこっちにきた。
超絶、変わり者と聞いているその縁者さんを。
目の前にあるのは緑色の御家。緑色なのは、植物が絡まった家だからだ。
街の中のこじんまりとした一軒家。
その扉をノックすると、侍従さんが出てきた。お話は聞いていますと私を見て言ってくれて。
この家には侍従さんとその奥様しかいないらしい。それで、全部できるの? と思ったのだけれど問題ないのだとか。
へー、と思いながら話を聞いていると、どたばたとした足音が聞こえ、次に階段を落ちるような音。
侍従さんは主ですね、と別段慌ててはいない。
え!? だ、大丈夫なの!?
よくある事ですと微笑まれた後に、ばんと扉が開いて。
私は一目ぼれをした。
まさかそんな、私の理想のお顔を持っている人がこの世にいるなんて。
思ってもみなかった。
とかいう。
年上の転生者縁者に一目惚れして押せ押せアタックしつつ、お前面白いなって他のイケメンからつつかれる話とかかいてみたいけど設定考えるの面倒だなと思う。
主人公が楽しいはぴはぴらいふ!
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