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第二話 終末へと至る日々。(7)
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7.
携帯の操作に没頭するアテナが次に顔を上げたのは二時間以上経過してからだった。
申し訳なさそうに頭を下げ続けるアテナを宥めながら遅い昼食にと目についたパスタ屋に入ったのは二時を少し回った頃。
「結構うまかったな」
「長針の目は確かだったようです」
感心するアテナには悪いが長針がパスタ屋を選んだのは単なる消去法だった。いざ昼食を摂ろうとアーケード内をうろつき始めたのはいいが、目につくのは牛丼のチェーン店やラーメン屋の看板ばかりで女の子を連れて入るような気の利いた店は長針のボキャブラリーの完全に外だった。
行先に困った長針の目に偶然入ったのがたった今出たパスタ屋だったというだけの話。
腹も膨れウィンドウショッピングでも楽しみつつデートを満喫するか、と長針がプランというには程遠い行き当たりばったり作戦を構想していた時だった。隣を歩いていたアテナが急に足を止め、一点に釘付けになった。
「なんだ? プリクラに興味あるのか?」
「――はい、多少」
多少気になった程度で地面に突き立った矢のように止まったりするだろうか? と思いつつ長針はアテナの手を引くとプリクラに連れ込んだ……しかし、
「……アテナさんや、どうにかならないのか」
「私のことはアテナと呼んでください。敬称は不要です。そして、どうにもなりません」
長針は過去に覚えのあるやり取りしつつ、撮影された写真を手に頭を抱えた。
笑顔でブイサインする自分。子供っぽいかと思ったが、いざ現像してみると悪い気はしなかった。
問題はその隣、真正面を向いて仏頂面をするアテナ。
これでは証明写真だ。長針の写った部分を切りとって使えば履歴書に張る写真として使えるかもしれない。傍目から見れば結婚式場と葬儀場で撮った写真を合成したのではと勘違いされそうなほどの温度差が発生している。
「アテナ、笑え」
「――?……何か面白いことがあったのですか?」
長針の言葉の意図を理解していないアテナは狭い撮影スペースの中をキョロキョロと見回し、首を傾げた。
長針はもう一度お金を入れると素早く機械を操作して撮影ボタンを押す。
「もう一枚撮るのですか?」
「ああ、今度は面白く撮るぞ」
「そうですか。分かりました」
アテナはそう言うと先ほどと同じように姿勢を正し、カメラに顔を向けた。長針は「はぁ~」と心の中でため息をつきながら、企てを実行に移す。
長針はアテナの顔に手を伸ばすと頬をムニムニと引っ張る。
「――っ! ふぉっぺふぁにさふぁららいてくらふぁい」
恐らく「ほっぺたに触らないでください」と言っているのだろうが構うことなく強制笑顔矯正訓練を続行する。
そうこうしているうちにシャッターは下り、笑いながら頬を引っ張る長針と変な顔で抵抗するアテナのツーショットプリクラが完成した。
「長針、まだ頬が少し痛むのですが?」
無事に面白い(?)プリクラを撮り終えた二人はあの後二時間ほどアーケード内をうろついたのち、帰途に就くことにした。今は待ち合わせに使った駅の正面入り口のそばで休息をとっている。
「気のせい気のせい。ところでアテナの家って遠いのか?」
アテナの訴えを軽く受け流すと長針は尋ねた。アテナは恨めしそうに頬を触りながら長針を睨む。
「私の家は駅から西に十五分程度の場所です」
長針の実家とは逆方向だったが送れない距離ではなかった。
「良かったら送るぞ?」
「では、せっかくなのでお願いします」
駅前から離れて歩くこと数分。民家の立ち並ぶに区画に入ったとこで長針は切り出した。
「今日気付いたことだけど、アテナって妙な面白さがあるよな?」
「私は面白くありません」
長針の指摘を真っ向から否定する。すでにそれが面白い、と称される一端になっているとは知りもせずに。そんな姿に思わず笑いがこぼれてしまう。
「世の中には普通に振る舞っているだけで面白さを放出する人種もいるんだよ」
「バカにしていますね。でも不思議と悪い気はしません」
言葉とは裏腹にアテナの表情は穏やかだった。
気付くと民家がまばらになり周囲の雰囲気が少し変わり始めていた。郊外と言うより辺境にという方が近い。道路は緩やかな上り坂になり始め、遠くには山が見え始めていた。
「……ところで長針」
機嫌が直った様子のアテナが少し声色を変えて妙なことを口にした。
「あの、手を繋いでもいいですか?」
その言葉に長針は目をむいて驚きをあらわにした。
一瞬、携帯の機種と一緒にキャラも変えてしまったのかと思い、口から出そうになった言葉を仕舞う。また無言で睨まれたらたまらない。それにこれと言って断る理由もなかったので長針は黙って軽く手を差し出した。
アテナは逡巡した後、恐る恐る指を絡めてきた。頬を桜色に染めたアテナがこちらを見上げていた。
「「あ、」」
二人は同じように声を漏らすと不意に交差した視線をそれぞれ泳がせた。そんな安っぽい恋愛映画のような展開に長針は言い様のない心地よさを感じてしまった。
やり場のない視線がもどかしく彷徨い――それを捉えた。
(――っ!!!)
通りすがりの景色のように目に入った物に長針は声を失った。
あの日以降、今の今まで見えなかった物。アテナと手を繋ぎ、能力を共有することで目に映りこんでしまった胸の奥に浮かぶ自分の死の運命を示す時計。
一昨日見たときは十一時五十九分……三十秒。
秒針は文字盤の『十』の上に差し掛かろうとしていた。
着実に進んでいる秒針に恐怖を覚えたのと同時、夢から覚めた気分だった。
「どうかしましたか?」
敏感に異変を察知したアテナは長針の顔を覗き込んだ。
「いや、なんでもない」
「なんでもない、という顔には見えません」
アテナはあっさり看破し、気遣わしげな眼を向ける。
アテナが胸中の時計に気付いているのか、気付いていて普通に振る舞っているのかはわからなかった。
いずれにせよ、むず痒さと嬉しさが入り混じったこの居心地のいい時間を壊したくなかった。だから、長針は何でもないことを言って場をやり過ごそう、そう思い至り口を開いた。
「帰ったら休み明けに提出する宿題やらねーと。そう思っただけだよ」
本当に下らない呟きだった。デートのさなかに口に出す言葉としては余りにムードを欠いた酷いセリフだった。
「あの、」
アテナは何か言いづらそうに口を開く。長針は自分の時計を極力見ないようにしながらアテナの方に顔を向け、続きの言葉を待った。
「時計の指針を見る限りあなたは明日死ぬ予定です。だから月曜日のことを考える必要ないと思います」
「……」
アテナの心無い一言に長針の浮かれていた感情が一気に冷めた。
確かにそうだ。
アテナが言う通り長針の時間はもうじき終わりを迎える。
それにしてもあんまりではないか。終わりを承知した上にできた関係だ。それでも寂しいと思うことはわがままなのだろうか? この数日を共に過ごしておきながらアテナはなに一つ感じなかったというのか。
もう、頬を桜色に染めて恥ずかしがるアテナは目の前にはいなかった。事実だけを語る冷徹な少女でしかなかった。
この容赦のない物言いは出会った日のアテナだった。
〝あの〟葉書坂アテナだった。
長針が無言で絡め合っていた指を解いて引きはがすとアテナは「あっ」と短く声を漏らした。アテナの切ない声を聴いても何一つ発する気力がなくなった。
傾いてきた日を浴びて徐々に赤みを増していく道をとぼとぼと力なく歩くことしかできなかった。
「……長針」
「なんだよ?」
アテナの控え目な呼びかけに気の抜けた声で返事をする。
「着きました」
言われてアテナの方を見ると道路と山道の境目、山の裾に位置する場所に葉書坂家の屋敷は門を構えていた。予想を遥かに上回る規模の大きさに息を呑んだ。
「お嬢、お帰りなさいませ」
門扉から出てきた白い着物に青い帯を締めた侍女装束の時雨が主人であるアテナを手厚く出迎える。
「ただいま。何か変わったことはありましたか?」
アテナは聞きながら手荷物を時雨に預ける。
「いえ、ご報告するようなことはありませんでした」
時雨の返事に「そう」と短く答えると屋敷を見上げたまま硬直している長針の方に向き直った。
「長針、一つ頼みごとがあるのですが」
「――え? 頼み?」
「明日私の家に来てくれませんか?」
その申し出に一瞬ドキリとしてしまった長針だったが、それが恋人としての誘いではないことはすぐにわかった。
盲目的にカップルごっこをしていられる時間はもう終わってしまったのだ。
「――ああ、構わないぞ」
それを知った上で長針はそう答えた。
「ありがとうございます。時刻はまた連絡します」
「……?」
最後にそれだけ言い残すとアテナは門扉の向こうに消えていった。
そのあとを守るように時雨も門扉を潜り、長針を一瞥すると何も言わずに扉を閉めた。
(ありがとう……か)
携帯の操作に没頭するアテナが次に顔を上げたのは二時間以上経過してからだった。
申し訳なさそうに頭を下げ続けるアテナを宥めながら遅い昼食にと目についたパスタ屋に入ったのは二時を少し回った頃。
「結構うまかったな」
「長針の目は確かだったようです」
感心するアテナには悪いが長針がパスタ屋を選んだのは単なる消去法だった。いざ昼食を摂ろうとアーケード内をうろつき始めたのはいいが、目につくのは牛丼のチェーン店やラーメン屋の看板ばかりで女の子を連れて入るような気の利いた店は長針のボキャブラリーの完全に外だった。
行先に困った長針の目に偶然入ったのがたった今出たパスタ屋だったというだけの話。
腹も膨れウィンドウショッピングでも楽しみつつデートを満喫するか、と長針がプランというには程遠い行き当たりばったり作戦を構想していた時だった。隣を歩いていたアテナが急に足を止め、一点に釘付けになった。
「なんだ? プリクラに興味あるのか?」
「――はい、多少」
多少気になった程度で地面に突き立った矢のように止まったりするだろうか? と思いつつ長針はアテナの手を引くとプリクラに連れ込んだ……しかし、
「……アテナさんや、どうにかならないのか」
「私のことはアテナと呼んでください。敬称は不要です。そして、どうにもなりません」
長針は過去に覚えのあるやり取りしつつ、撮影された写真を手に頭を抱えた。
笑顔でブイサインする自分。子供っぽいかと思ったが、いざ現像してみると悪い気はしなかった。
問題はその隣、真正面を向いて仏頂面をするアテナ。
これでは証明写真だ。長針の写った部分を切りとって使えば履歴書に張る写真として使えるかもしれない。傍目から見れば結婚式場と葬儀場で撮った写真を合成したのではと勘違いされそうなほどの温度差が発生している。
「アテナ、笑え」
「――?……何か面白いことがあったのですか?」
長針の言葉の意図を理解していないアテナは狭い撮影スペースの中をキョロキョロと見回し、首を傾げた。
長針はもう一度お金を入れると素早く機械を操作して撮影ボタンを押す。
「もう一枚撮るのですか?」
「ああ、今度は面白く撮るぞ」
「そうですか。分かりました」
アテナはそう言うと先ほどと同じように姿勢を正し、カメラに顔を向けた。長針は「はぁ~」と心の中でため息をつきながら、企てを実行に移す。
長針はアテナの顔に手を伸ばすと頬をムニムニと引っ張る。
「――っ! ふぉっぺふぁにさふぁららいてくらふぁい」
恐らく「ほっぺたに触らないでください」と言っているのだろうが構うことなく強制笑顔矯正訓練を続行する。
そうこうしているうちにシャッターは下り、笑いながら頬を引っ張る長針と変な顔で抵抗するアテナのツーショットプリクラが完成した。
「長針、まだ頬が少し痛むのですが?」
無事に面白い(?)プリクラを撮り終えた二人はあの後二時間ほどアーケード内をうろついたのち、帰途に就くことにした。今は待ち合わせに使った駅の正面入り口のそばで休息をとっている。
「気のせい気のせい。ところでアテナの家って遠いのか?」
アテナの訴えを軽く受け流すと長針は尋ねた。アテナは恨めしそうに頬を触りながら長針を睨む。
「私の家は駅から西に十五分程度の場所です」
長針の実家とは逆方向だったが送れない距離ではなかった。
「良かったら送るぞ?」
「では、せっかくなのでお願いします」
駅前から離れて歩くこと数分。民家の立ち並ぶに区画に入ったとこで長針は切り出した。
「今日気付いたことだけど、アテナって妙な面白さがあるよな?」
「私は面白くありません」
長針の指摘を真っ向から否定する。すでにそれが面白い、と称される一端になっているとは知りもせずに。そんな姿に思わず笑いがこぼれてしまう。
「世の中には普通に振る舞っているだけで面白さを放出する人種もいるんだよ」
「バカにしていますね。でも不思議と悪い気はしません」
言葉とは裏腹にアテナの表情は穏やかだった。
気付くと民家がまばらになり周囲の雰囲気が少し変わり始めていた。郊外と言うより辺境にという方が近い。道路は緩やかな上り坂になり始め、遠くには山が見え始めていた。
「……ところで長針」
機嫌が直った様子のアテナが少し声色を変えて妙なことを口にした。
「あの、手を繋いでもいいですか?」
その言葉に長針は目をむいて驚きをあらわにした。
一瞬、携帯の機種と一緒にキャラも変えてしまったのかと思い、口から出そうになった言葉を仕舞う。また無言で睨まれたらたまらない。それにこれと言って断る理由もなかったので長針は黙って軽く手を差し出した。
アテナは逡巡した後、恐る恐る指を絡めてきた。頬を桜色に染めたアテナがこちらを見上げていた。
「「あ、」」
二人は同じように声を漏らすと不意に交差した視線をそれぞれ泳がせた。そんな安っぽい恋愛映画のような展開に長針は言い様のない心地よさを感じてしまった。
やり場のない視線がもどかしく彷徨い――それを捉えた。
(――っ!!!)
通りすがりの景色のように目に入った物に長針は声を失った。
あの日以降、今の今まで見えなかった物。アテナと手を繋ぎ、能力を共有することで目に映りこんでしまった胸の奥に浮かぶ自分の死の運命を示す時計。
一昨日見たときは十一時五十九分……三十秒。
秒針は文字盤の『十』の上に差し掛かろうとしていた。
着実に進んでいる秒針に恐怖を覚えたのと同時、夢から覚めた気分だった。
「どうかしましたか?」
敏感に異変を察知したアテナは長針の顔を覗き込んだ。
「いや、なんでもない」
「なんでもない、という顔には見えません」
アテナはあっさり看破し、気遣わしげな眼を向ける。
アテナが胸中の時計に気付いているのか、気付いていて普通に振る舞っているのかはわからなかった。
いずれにせよ、むず痒さと嬉しさが入り混じったこの居心地のいい時間を壊したくなかった。だから、長針は何でもないことを言って場をやり過ごそう、そう思い至り口を開いた。
「帰ったら休み明けに提出する宿題やらねーと。そう思っただけだよ」
本当に下らない呟きだった。デートのさなかに口に出す言葉としては余りにムードを欠いた酷いセリフだった。
「あの、」
アテナは何か言いづらそうに口を開く。長針は自分の時計を極力見ないようにしながらアテナの方に顔を向け、続きの言葉を待った。
「時計の指針を見る限りあなたは明日死ぬ予定です。だから月曜日のことを考える必要ないと思います」
「……」
アテナの心無い一言に長針の浮かれていた感情が一気に冷めた。
確かにそうだ。
アテナが言う通り長針の時間はもうじき終わりを迎える。
それにしてもあんまりではないか。終わりを承知した上にできた関係だ。それでも寂しいと思うことはわがままなのだろうか? この数日を共に過ごしておきながらアテナはなに一つ感じなかったというのか。
もう、頬を桜色に染めて恥ずかしがるアテナは目の前にはいなかった。事実だけを語る冷徹な少女でしかなかった。
この容赦のない物言いは出会った日のアテナだった。
〝あの〟葉書坂アテナだった。
長針が無言で絡め合っていた指を解いて引きはがすとアテナは「あっ」と短く声を漏らした。アテナの切ない声を聴いても何一つ発する気力がなくなった。
傾いてきた日を浴びて徐々に赤みを増していく道をとぼとぼと力なく歩くことしかできなかった。
「……長針」
「なんだよ?」
アテナの控え目な呼びかけに気の抜けた声で返事をする。
「着きました」
言われてアテナの方を見ると道路と山道の境目、山の裾に位置する場所に葉書坂家の屋敷は門を構えていた。予想を遥かに上回る規模の大きさに息を呑んだ。
「お嬢、お帰りなさいませ」
門扉から出てきた白い着物に青い帯を締めた侍女装束の時雨が主人であるアテナを手厚く出迎える。
「ただいま。何か変わったことはありましたか?」
アテナは聞きながら手荷物を時雨に預ける。
「いえ、ご報告するようなことはありませんでした」
時雨の返事に「そう」と短く答えると屋敷を見上げたまま硬直している長針の方に向き直った。
「長針、一つ頼みごとがあるのですが」
「――え? 頼み?」
「明日私の家に来てくれませんか?」
その申し出に一瞬ドキリとしてしまった長針だったが、それが恋人としての誘いではないことはすぐにわかった。
盲目的にカップルごっこをしていられる時間はもう終わってしまったのだ。
「――ああ、構わないぞ」
それを知った上で長針はそう答えた。
「ありがとうございます。時刻はまた連絡します」
「……?」
最後にそれだけ言い残すとアテナは門扉の向こうに消えていった。
そのあとを守るように時雨も門扉を潜り、長針を一瞥すると何も言わずに扉を閉めた。
(ありがとう……か)
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