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第二章
第12話 悪の片棒の担がせ方。(2)
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2.
透哉は教室に充満した動揺を一望した。
そして、喧噪が収まる間もなく続ける。
「今の俺はクラスの窓口として矢面に立ち、権利を行使することが出来る言うなれば立法機関だ。松風の不当な扱いを学園相手に訴え、署名活動を利用して有志を募り徹底的に暴れてやる――つもりだった」
好き勝手に行われる小声の応酬をかき消すほど声を張り上げ、喧噪を塗りつぶし、睨みをきかせる。
完全に悪党の演説である。
「しかし、昨日先生に相談したところ、下手な強行策は松風の立場を危うくするばかりか、その後の学園生活に支障をきたす可能性があると言われて断念した」
「み、御波ぃ」
「だから、学園のルールを遵守しつつ、これを実行する」
透哉はしゅんと肩を落とす松風の方は見ず、黒板に向かうとチョークの側面を使って太字で文字を書き連ねる。
一見胡散臭い論説だが、御波透哉としてのガイドラインを遵守した巧みな揺さぶりだった。少し綺麗事を口にしている部分はあるが、本質はぶれていない。
日頃の行いを悔いて手のひらを返して『協力して下さいお願いします』と媚びているわけではない。
正しい意味は『俺の計画に手を貸せクソ野郎ども』である。
チョークを置き、黒板にデカデカと書かれた文字を背負い、透哉は掲げる不正の有用性を説く。
「クラス全員で松風を秘密裏に七夕祭に参加させる策をここに提案する。題して『お友達大作戦』だ」
内容だけ聞くと松風一匹のために学園に背き、有志を募っている仲間思いな演説だ。
しかし、一同の見解は「顔が怖いっ」この一点に尽き、作戦名も相まって不気味さが際立つ。
瞳の奥に妖しい光を宿し、真横に裂けた口から毒々しい声を吐く。
悪巧みをクラス単位にまで蔓延させ引き込もうとしている。教壇という山頂から噴出した透哉の演説が、火山性ガスのように麓にいるクラスメイトたちを呑み込もうとしている。
実際、クラス全員で口裏と行動を合わせれば犬一匹ぐらいこっそり連れ込むことなど訳ない。
問題はこの毒と言える提案を、謝罪という盃に酌んで全員が飲むかと言うこと。
「さぁ、贖罪の時間だぜ、おまえら」
無茶な演説にもかかわらず反感の声が上がらない。(中には恐れて声を上げられない者や無関心な者も含まれている)好意的かはさておき、松風の扱いに思うところがあるのか、はたまた日常的に見て見ぬふりをしていたことへの背徳感からか、透哉の狙い通りの方向に傾きつつある。
揺さぶり、転がし、引きずり込む、予定通りの流れ。
眼前に置かれた架空の毒入りの盃。
クラス全員がこれに手を伸ばすか躊躇っていた。
「その上で俺が提言する二年五組の催し物、それは野外ステージの建設だ」
急転した話にクラスメイトの意識は一旦松風のことから逸れた。と言うよりも戻っただけなのだが、これも透哉の術中であることには誰も気づけない。彼らに出来るのは透哉の弁に耳を傾け抗いつつも、渦中に引きずり込まれることだけだった。
「七夕祭においては完全な裏方に徹することになるが、松風を秘密裏に参加させるために協力しろ。交換条件として七夕祭当日の自由時間が約束される」
突拍子もなく聞こえた提言も説明を重ねる度に魅力を増していく。準備に手間暇を要するものの、見返りがちゃんと用意されている。
いいかも、悪くないな。などと小声で話す面々がちらほら現れ始めた。実現に向けての前進を感じつつ、実はまだまだ問題点は多い。
「野外ステージって、コンサートやイベントの会場ってことか?」
「そうだ」
「具体的な設備や飾り付けは決まっているのか?」
ここで再び茂部が声を上げる。
透哉としてはありがたいことだった。反感を抱いた者に納得する答えを提示することで、クラス全体の融和を図ることが出来るからだ。
ただ、現時点でははっきりと答えは提示できない。透哉は淀みなく不備を明かすことで透明性をアピールする。
誇大広告やテレビショッピングとは逆。あえて悪いところを前面に押し出し、信頼を得る。こうすれば結果にこぎ着けたときに高い結束力が確約される。
同時に予め担任に相談しているという部分も効いてくる。
「はっきりとは決まっていない。と言うか現時点では決められない」
「どう言うことだ?」
「この野外での舞台案は七夕祭の概要、その根本を覆す案だ。そもそも実行委員会で合意が得られなければ素案としても崩壊する」
丸めた資料片手に壇上で腕組みをして凛然と語る透哉。
さもクラスの決定権を委ねられて相対する茂部だが、誰一人とそう思っていない。
「クラス内で合意が得られればこのあと俺が実行委員長の下に直接交渉に行く。そこで案として拾い上げられ、次の委員会で承認されて始めて決定する。加えて、野外での催しを希望するクラスの数に依存するから決定後に棄却されて不発に終わる可能性もある」
つまりそれはまたクラスの催し物の決め直し。
一番先に決断を迫られるにも関わらず、失敗した際は最も後手に回る可能性を孕んでいる。最悪クラスの希望は全て退けられて残り物のような役割をあてがわれる可能性がある。
一通り説明を受けた後の二年五組一同の反応は芳しくない。
盛り上がりを見せていた教室内から急速に熱が失われるのを感じた。
学園を欺くと言う一種の暴走で得られる背徳的な高揚感。集団行動を利用した罪への意識の鈍化を促す悪魔の囁き。
それらが失敗に伴うリスクの香りに気づくことで、正気を取り戻そうとしていた。
「失敗を恐れているようだけれど、見返りは大きいと思うわ。そうでしょ? 私たちが七夕祭の根本を作り替える。聞こえが悪く言うと裏から牛耳ることになるわね」
いつの間にか壇上に上がっていた草川流耶が、黒板に背を預けながら薄笑みを浮かべて囁く。
担任である矢場など気にもとめず、惜しまず悪の部分を吐き出し、日頃から学園に不満を募らせている者を扇動するように怪しく導く。
その流耶の言葉は消えかけた熱を再燃させるには十分だった。
『やるか?』
『やってやろうぜ!』
『よし、俺たちが七夕祭の歴史を変えてやろうぜ!』
もはや松風のためと言うより、七夕祭の主導権を握る話にすり変わっているがクラスの意思は概ね固まりつつあった。
更に言うと、二年五組が誇る二大巨悪である御波透哉と草川流耶の先導である。敵に回すことは想像もしたくないが、味方のなるなら勝利は約束されているも同然。
椅子に座って傍聴していた矢場が「あちゃー」と頭を抱えているが、今のところ本筋はぶれていないので止めに入る様子はない。
「では、以上を持って七夕祭実行委員会からのお知らせと提案を終わるが、異論はないな?」
爬虫類みたいに目をグリンと回して睨み、低音で一言。
おーっと決起集団のような盛り上がりの後に幕を閉じた。
こうして実行委員、二大巨悪の働きにより二年五組の催しはクラスを上げての野外ステージ建設になった。
裏演目に松風の参加を企む『お友達大作戦』が組み込まれたことも言うまでもない。
透哉は教室に充満した動揺を一望した。
そして、喧噪が収まる間もなく続ける。
「今の俺はクラスの窓口として矢面に立ち、権利を行使することが出来る言うなれば立法機関だ。松風の不当な扱いを学園相手に訴え、署名活動を利用して有志を募り徹底的に暴れてやる――つもりだった」
好き勝手に行われる小声の応酬をかき消すほど声を張り上げ、喧噪を塗りつぶし、睨みをきかせる。
完全に悪党の演説である。
「しかし、昨日先生に相談したところ、下手な強行策は松風の立場を危うくするばかりか、その後の学園生活に支障をきたす可能性があると言われて断念した」
「み、御波ぃ」
「だから、学園のルールを遵守しつつ、これを実行する」
透哉はしゅんと肩を落とす松風の方は見ず、黒板に向かうとチョークの側面を使って太字で文字を書き連ねる。
一見胡散臭い論説だが、御波透哉としてのガイドラインを遵守した巧みな揺さぶりだった。少し綺麗事を口にしている部分はあるが、本質はぶれていない。
日頃の行いを悔いて手のひらを返して『協力して下さいお願いします』と媚びているわけではない。
正しい意味は『俺の計画に手を貸せクソ野郎ども』である。
チョークを置き、黒板にデカデカと書かれた文字を背負い、透哉は掲げる不正の有用性を説く。
「クラス全員で松風を秘密裏に七夕祭に参加させる策をここに提案する。題して『お友達大作戦』だ」
内容だけ聞くと松風一匹のために学園に背き、有志を募っている仲間思いな演説だ。
しかし、一同の見解は「顔が怖いっ」この一点に尽き、作戦名も相まって不気味さが際立つ。
瞳の奥に妖しい光を宿し、真横に裂けた口から毒々しい声を吐く。
悪巧みをクラス単位にまで蔓延させ引き込もうとしている。教壇という山頂から噴出した透哉の演説が、火山性ガスのように麓にいるクラスメイトたちを呑み込もうとしている。
実際、クラス全員で口裏と行動を合わせれば犬一匹ぐらいこっそり連れ込むことなど訳ない。
問題はこの毒と言える提案を、謝罪という盃に酌んで全員が飲むかと言うこと。
「さぁ、贖罪の時間だぜ、おまえら」
無茶な演説にもかかわらず反感の声が上がらない。(中には恐れて声を上げられない者や無関心な者も含まれている)好意的かはさておき、松風の扱いに思うところがあるのか、はたまた日常的に見て見ぬふりをしていたことへの背徳感からか、透哉の狙い通りの方向に傾きつつある。
揺さぶり、転がし、引きずり込む、予定通りの流れ。
眼前に置かれた架空の毒入りの盃。
クラス全員がこれに手を伸ばすか躊躇っていた。
「その上で俺が提言する二年五組の催し物、それは野外ステージの建設だ」
急転した話にクラスメイトの意識は一旦松風のことから逸れた。と言うよりも戻っただけなのだが、これも透哉の術中であることには誰も気づけない。彼らに出来るのは透哉の弁に耳を傾け抗いつつも、渦中に引きずり込まれることだけだった。
「七夕祭においては完全な裏方に徹することになるが、松風を秘密裏に参加させるために協力しろ。交換条件として七夕祭当日の自由時間が約束される」
突拍子もなく聞こえた提言も説明を重ねる度に魅力を増していく。準備に手間暇を要するものの、見返りがちゃんと用意されている。
いいかも、悪くないな。などと小声で話す面々がちらほら現れ始めた。実現に向けての前進を感じつつ、実はまだまだ問題点は多い。
「野外ステージって、コンサートやイベントの会場ってことか?」
「そうだ」
「具体的な設備や飾り付けは決まっているのか?」
ここで再び茂部が声を上げる。
透哉としてはありがたいことだった。反感を抱いた者に納得する答えを提示することで、クラス全体の融和を図ることが出来るからだ。
ただ、現時点でははっきりと答えは提示できない。透哉は淀みなく不備を明かすことで透明性をアピールする。
誇大広告やテレビショッピングとは逆。あえて悪いところを前面に押し出し、信頼を得る。こうすれば結果にこぎ着けたときに高い結束力が確約される。
同時に予め担任に相談しているという部分も効いてくる。
「はっきりとは決まっていない。と言うか現時点では決められない」
「どう言うことだ?」
「この野外での舞台案は七夕祭の概要、その根本を覆す案だ。そもそも実行委員会で合意が得られなければ素案としても崩壊する」
丸めた資料片手に壇上で腕組みをして凛然と語る透哉。
さもクラスの決定権を委ねられて相対する茂部だが、誰一人とそう思っていない。
「クラス内で合意が得られればこのあと俺が実行委員長の下に直接交渉に行く。そこで案として拾い上げられ、次の委員会で承認されて始めて決定する。加えて、野外での催しを希望するクラスの数に依存するから決定後に棄却されて不発に終わる可能性もある」
つまりそれはまたクラスの催し物の決め直し。
一番先に決断を迫られるにも関わらず、失敗した際は最も後手に回る可能性を孕んでいる。最悪クラスの希望は全て退けられて残り物のような役割をあてがわれる可能性がある。
一通り説明を受けた後の二年五組一同の反応は芳しくない。
盛り上がりを見せていた教室内から急速に熱が失われるのを感じた。
学園を欺くと言う一種の暴走で得られる背徳的な高揚感。集団行動を利用した罪への意識の鈍化を促す悪魔の囁き。
それらが失敗に伴うリスクの香りに気づくことで、正気を取り戻そうとしていた。
「失敗を恐れているようだけれど、見返りは大きいと思うわ。そうでしょ? 私たちが七夕祭の根本を作り替える。聞こえが悪く言うと裏から牛耳ることになるわね」
いつの間にか壇上に上がっていた草川流耶が、黒板に背を預けながら薄笑みを浮かべて囁く。
担任である矢場など気にもとめず、惜しまず悪の部分を吐き出し、日頃から学園に不満を募らせている者を扇動するように怪しく導く。
その流耶の言葉は消えかけた熱を再燃させるには十分だった。
『やるか?』
『やってやろうぜ!』
『よし、俺たちが七夕祭の歴史を変えてやろうぜ!』
もはや松風のためと言うより、七夕祭の主導権を握る話にすり変わっているがクラスの意思は概ね固まりつつあった。
更に言うと、二年五組が誇る二大巨悪である御波透哉と草川流耶の先導である。敵に回すことは想像もしたくないが、味方のなるなら勝利は約束されているも同然。
椅子に座って傍聴していた矢場が「あちゃー」と頭を抱えているが、今のところ本筋はぶれていないので止めに入る様子はない。
「では、以上を持って七夕祭実行委員会からのお知らせと提案を終わるが、異論はないな?」
爬虫類みたいに目をグリンと回して睨み、低音で一言。
おーっと決起集団のような盛り上がりの後に幕を閉じた。
こうして実行委員、二大巨悪の働きにより二年五組の催しはクラスを上げての野外ステージ建設になった。
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