あの頃に戻ることができれば…

６

僕は今、憂鬱な気持ちでいっぱいだ。
なぜならば、今から席替えをするらしい。
お気に入りの席から離れてしまう…
「はぁ( ´Д｀)=3やだな…」
てか、誰だよ!席替えしようって言ったやつは!

内心乱れすぎて情緒不安定中……ｗ

そうしているうちに、席替えの決め方が決まったらしい。[くじ引き]だそうだ。

今だけでも僕に最強の運を!!

結果は…微妙な位置だ。
前までは、窓側の一番うしろの席だった。
今回決まった席も窓側だが、前から３番めと微妙な位置だった。
運がいいんだか悪いんだか…

席替えの余った時間は自由時間らしい。
僕は空を見ながらボケーとしていたら、急に隣から話しかけられた。
「ねぇねぇ!これからよろしく!名前は、長谷川　湊。隣同士になるのは初めてだね。」
「僕は斎藤優。こちらこそよろしく。」

久しぶりに春輝意外とまともな会話をした。
面倒くなく普通な人っぽいから、仲良くできたらいいな。そう考えていると、湊が
「君が春輝さんのお気に入りの人だよね?春輝さんは何でもできて非の打ち所がないところもカッコいいよね!僕、ホモだから狙っちゃおっかな…」
「見た目はカッコいいと思うよ。…いいんじゃない?何で僕に狙う了承を聞くの?」
「なんとなく!ｗ」

普通の人かな?自分からホモ言ったで!ｗ
少し変わってる人かな?うるさそうだけど、楽しくなりそうな予感がする。