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ハルウルの意味
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「これが俺!」
タイチの声が洞窟内に木霊する。
残ったプールの水面に映った、頭をすっぽり覆う如何にもな鎧のメット。
それだけではない、ガチャリと金属音を鳴らすのは全身を覆うミスリル製のプレートアマーだ!
これぞ、スライムパシーの奇跡。
スライムスキル鑑定士によると、スライムパシー2thからは思念だけではなくイメージを伝えることができるようになるようだ。
今まではマント一枚形成されるのにも多大な時間とボディーランゲージを用いてきたがこれからはイメージさえ出来ればスラオに伝えられる!
試しにフルプレートアーマーを伝えたところ、スラオがきっちり再現させてくれた!
これでまともな服を着れる!
まぁ、プレートアマーの中はあいからわず裸なんだけどね。
早速アウに見せよう!とタイチは近くにあった太くて長いそれを担いで洞窟を後にした。
美少女ちゃん銅像も他のものが入れられなくなったがなんとか納める事ができた。
これでここに通わなくても良さそうだ。
洞窟を元来た道を歩きながら、スキル情報を精査する。
こんな感じだ。
タイチ保持スキル
・スライムスキル鑑定士
スライムスキルの詳細を知ることが出来る。
・スライム精製th2
ノーマルスライムまで精製することが出来る。
・スライムパシーth2
スライムへと意思やイメージを伝えることが出来る。
・スライム合成
支配下にあるスライムに素材を合成することが出来る。
・スライムタッチエナジー
スライム精製の派生スキル、スライムを精製するマナを用いて回復や成長を促すことが出来る。
・スライム図鑑
スライム鑑定を行ったスライムの情報を保管できる。
・スライム鑑定3th
スライム、スライムに関連する情報を鑑定することが出来る。
スライム合成は後で試してみようと新種が作れるかもしれない。
そんなことを考えているとすぐに洞窟入り口にたどり着いた。
「アウ、お待たせ!」
入り口で佇むアウに声をかけると、槍の穂先をこちらに向けて来た!
WHY!?
「ダレダ!」
えっ?と一瞬呆けるがタイチはああっと思ってメットを解くようにスラオに念を飛ばす。
「オマエカ、ナンダコレハ?」
アウが警戒を解いて、興味津々と行った感じでペタペタとアーマーに触ってくる。
スラオがにゅうと顔を出すと、慌てて手を引っ込めた。
「スライム?!」
スラオがミスリルに変化してフルプレートアーマーになっていることを伝えるとアウは驚愕に目を見開いた。
「ホントカ」
確かめるようにコンコンと鎧を叩くが金属音がしている。
「スゴイ」とアウは感嘆したように言った。
それに気分を良くしたタイチは、ついでにここで渡してしまうと抱えているそれをアウに見せる。
「これプレゼント!」
太く長いそれは、件の鍾乳石だった。
美少女ちゃん銅像を仕舞ったことで入れられなくなったので渡してしまうと思ったのだ。
どうだ!
「コレ、ナンダ?」
うん?
「えっ、鍾乳石。いや違うか、ユミル結晶石だよ!」
「コ、コンナ、オオキイ」
ああっ、驚いて声も出ないということか。
「たまたまデカイのを見つけたんだ、はい」
とタイチはアウに渡す。
するとアウは両腕で受け取るがあまりのデカさに取り落としそうになる。
「どうよ?」
「ハドウ、カンジル、ホンモノ」
アウは未だに信じらないといった面持ちで鍾乳石もといユミル結晶石を眺めている。
ある程度感触を確かめたところでアウが返そうとするのをタイチは手で制した。
「だからあげるよ、プレゼントフォーユー!」
アウが驚愕のあまり目が左右に泳ぐ。
まぁ、なにせあんなボール大ですら金貨クラスの値段だ。
この大きさなら、数千枚は優にくだらないだろう。
気にせず受け取ってくれ。
なにせこちらは洞窟に行けば何本でも生えてるんだから!
「コレ、ウケトレナイ」
えっ?
「なんでよ!」
「アウモラウ、リユウナイ」
「君の喜ぶ顔が報酬さ!」
くっー、言っちまったぜ!
舞い上がるタイチであったが、アウは顔を左右に振る。
「アウノイチゾク、ホドコシ、ウケナイ!」
琥珀色の瞳が猛禽類のように鋭く細められる。
「ソレハ、ブジョク」
返答を間違えたら、切る!とでも言いたげな剣呑さだ。
さて、どうするか?タイチはアウに受け取らせる算段を頭の中で構築する。
うん、コレで行こう。
「じゃあハルを買うよ!」
ピクンとアウの眉根が跳ね、唇がすぼめられる。
「オマエ、カワナイ。ソレニ」
「それに?」とタイチがおうむ返しで聴くと、アウは自信なさげに下を向く。
「アウノハル、カチナイ」
大きな結晶石を抱えながら下唇噛んでいうアウはとても可愛かった!
思わず抱きしめたいほどで、そんなことないよ。
その結晶石みたいに両手で掴んでさすってくれくれるだけでいいんだよって伝えてあげたい。
だが健気で真面目なアウはそれでは納得しないだろうことはタイチにもわかる。
「確かにそうかも」
シュンとするアウにタイチは続けた。
「だからアウのハルを一生分くれ!」
「イッショウ?」
「そう、生まれてから死ぬまでの分」
「、、ーっ!?
キョトンと小首を傾げていたアウだが、意味が分かったのか、褐色肌でも分かるぐらいに肌が赤みを増した。
「フ、フザケ」
「ふざけてないよ!」
なんだが思ってのと違い、プロローズみたいになってしまっているがまぁいい!
責任は取る!
「ツガイ、カウイウヤツ、ハジメテ」
心なしかアウがモジモジとしている気がする。
ツガイ、この場合番いで間違えないだろう。ようは夫婦か、まぁそれも悪くない。
「デモ、オマエダメ」
「な、なんで?!」
嘘だろ?!ふられた!!
タイチは足元の地面が砕け散り、奈落に落ちていく感覚を覚えた。
「オマエ、ハルシナイ。ソレダメ」
琥珀色の瞳が真剣にタイチを見つめている。
「ハルウル、タイカダケジャナイ」
そう語るアウ、どうやら他にも意味があるみたいだ。
「ハルウルノイミ」
ハルウルの意味とは?!
「コダネダ」
こだねだ?
「コヲハラム。ソレノタメ」
子を孕む?!
「た、確かに今は諸事情があって出来ないけど、こちらはコダネダ満々よ!」
「イツダ?」
「いつ?」
「ソウ、イツ。ハラマス。ナマゴロシ、ダメ」
生殺しなんて言葉何処で覚えたのかしらこの子は!?
むしろこっちが生殺しなんだが!
スラオ!
きっと睨むが涼しげにミスリルプレートアマーが太陽光に光るだけだった。
「コタエナイ。ハナシ、オワリ」
「ちょ、ちょっと待って!」
結晶石を返そうとするアウを手で制する。
「分かった!ええっーと、いちいや、その3、ご、5年でどうでしょう!!」
「ゴネン? ナンダソレハ。イマ、シロイツキイロカワル。マタシロイツキニナル。ナンカイダ?」
白い月が色が変わって、また白い月になる。
月の色が変わるのか、だがタイチはまだ白い月しか見たことかがなかったが、確かトゥーゼルのところで習った気がする。
確か一色間が一年のはずだ。
「さんじゅう?」
アウが無言で結晶石を持ちあげる。
「じゅう、いや、ゴ、サンでどうでしょう!」
「サン、イインダナ?」
「は、はい」
アウの顔色を伺いながら、答えたら〝3〟と答えてしまった。
つまり三年。
タイチとしては、スラオをさえどうにかできればすぐにでもしたいぐらいのだから。
まぁなんとなるか!と開き直ることにした。
そんなタイチを知ってか知らずか、険しかったアウの表情が晴れやかになっていく。
「ワカッタ。アウノハルウル、タイチノモノ」
そして、チュッと頬に柔らかな感触。
こ、これはまさか!
KISSという奴では?!?!?!?!?!?
「コダネ、マッテル」
結晶石をぎゅうと両腕抱きかかえながら、アウがはにかみ気味にとんでもなことを言う。
それにタイチの脳内は一気に沸騰する。
「スラオ、俺を解放してくれぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」
ジャングルにタイチのシャウトが響き渡るのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スラオ保持スキル
・スライム喰極
・擬態(砂、石、皮装備、葉、ミスリル鋼)・形成(砂、石、ミスリル鋼)限界+突破
・吸収
・ストーンバレット、ミスリルバレット、ウォーターバレット、ウォーターカッター
・スライムポケット、ポケット(中)、ウォーターポケット(パイント、クォーター、ガロン)
タイチ保持スキル
・スライム精製th2
・スライムスキル鑑定士
・スライムパシーth2
・スライム合成
・スライムタッチエナジー
・スライム図鑑
・スライム鑑定3th
アウGET???
スライム図鑑 10/151
美少女ちゃん封印解除まであと141種。
タイチの声が洞窟内に木霊する。
残ったプールの水面に映った、頭をすっぽり覆う如何にもな鎧のメット。
それだけではない、ガチャリと金属音を鳴らすのは全身を覆うミスリル製のプレートアマーだ!
これぞ、スライムパシーの奇跡。
スライムスキル鑑定士によると、スライムパシー2thからは思念だけではなくイメージを伝えることができるようになるようだ。
今まではマント一枚形成されるのにも多大な時間とボディーランゲージを用いてきたがこれからはイメージさえ出来ればスラオに伝えられる!
試しにフルプレートアーマーを伝えたところ、スラオがきっちり再現させてくれた!
これでまともな服を着れる!
まぁ、プレートアマーの中はあいからわず裸なんだけどね。
早速アウに見せよう!とタイチは近くにあった太くて長いそれを担いで洞窟を後にした。
美少女ちゃん銅像も他のものが入れられなくなったがなんとか納める事ができた。
これでここに通わなくても良さそうだ。
洞窟を元来た道を歩きながら、スキル情報を精査する。
こんな感じだ。
タイチ保持スキル
・スライムスキル鑑定士
スライムスキルの詳細を知ることが出来る。
・スライム精製th2
ノーマルスライムまで精製することが出来る。
・スライムパシーth2
スライムへと意思やイメージを伝えることが出来る。
・スライム合成
支配下にあるスライムに素材を合成することが出来る。
・スライムタッチエナジー
スライム精製の派生スキル、スライムを精製するマナを用いて回復や成長を促すことが出来る。
・スライム図鑑
スライム鑑定を行ったスライムの情報を保管できる。
・スライム鑑定3th
スライム、スライムに関連する情報を鑑定することが出来る。
スライム合成は後で試してみようと新種が作れるかもしれない。
そんなことを考えているとすぐに洞窟入り口にたどり着いた。
「アウ、お待たせ!」
入り口で佇むアウに声をかけると、槍の穂先をこちらに向けて来た!
WHY!?
「ダレダ!」
えっ?と一瞬呆けるがタイチはああっと思ってメットを解くようにスラオに念を飛ばす。
「オマエカ、ナンダコレハ?」
アウが警戒を解いて、興味津々と行った感じでペタペタとアーマーに触ってくる。
スラオがにゅうと顔を出すと、慌てて手を引っ込めた。
「スライム?!」
スラオがミスリルに変化してフルプレートアーマーになっていることを伝えるとアウは驚愕に目を見開いた。
「ホントカ」
確かめるようにコンコンと鎧を叩くが金属音がしている。
「スゴイ」とアウは感嘆したように言った。
それに気分を良くしたタイチは、ついでにここで渡してしまうと抱えているそれをアウに見せる。
「これプレゼント!」
太く長いそれは、件の鍾乳石だった。
美少女ちゃん銅像を仕舞ったことで入れられなくなったので渡してしまうと思ったのだ。
どうだ!
「コレ、ナンダ?」
うん?
「えっ、鍾乳石。いや違うか、ユミル結晶石だよ!」
「コ、コンナ、オオキイ」
ああっ、驚いて声も出ないということか。
「たまたまデカイのを見つけたんだ、はい」
とタイチはアウに渡す。
するとアウは両腕で受け取るがあまりのデカさに取り落としそうになる。
「どうよ?」
「ハドウ、カンジル、ホンモノ」
アウは未だに信じらないといった面持ちで鍾乳石もといユミル結晶石を眺めている。
ある程度感触を確かめたところでアウが返そうとするのをタイチは手で制した。
「だからあげるよ、プレゼントフォーユー!」
アウが驚愕のあまり目が左右に泳ぐ。
まぁ、なにせあんなボール大ですら金貨クラスの値段だ。
この大きさなら、数千枚は優にくだらないだろう。
気にせず受け取ってくれ。
なにせこちらは洞窟に行けば何本でも生えてるんだから!
「コレ、ウケトレナイ」
えっ?
「なんでよ!」
「アウモラウ、リユウナイ」
「君の喜ぶ顔が報酬さ!」
くっー、言っちまったぜ!
舞い上がるタイチであったが、アウは顔を左右に振る。
「アウノイチゾク、ホドコシ、ウケナイ!」
琥珀色の瞳が猛禽類のように鋭く細められる。
「ソレハ、ブジョク」
返答を間違えたら、切る!とでも言いたげな剣呑さだ。
さて、どうするか?タイチはアウに受け取らせる算段を頭の中で構築する。
うん、コレで行こう。
「じゃあハルを買うよ!」
ピクンとアウの眉根が跳ね、唇がすぼめられる。
「オマエ、カワナイ。ソレニ」
「それに?」とタイチがおうむ返しで聴くと、アウは自信なさげに下を向く。
「アウノハル、カチナイ」
大きな結晶石を抱えながら下唇噛んでいうアウはとても可愛かった!
思わず抱きしめたいほどで、そんなことないよ。
その結晶石みたいに両手で掴んでさすってくれくれるだけでいいんだよって伝えてあげたい。
だが健気で真面目なアウはそれでは納得しないだろうことはタイチにもわかる。
「確かにそうかも」
シュンとするアウにタイチは続けた。
「だからアウのハルを一生分くれ!」
「イッショウ?」
「そう、生まれてから死ぬまでの分」
「、、ーっ!?
キョトンと小首を傾げていたアウだが、意味が分かったのか、褐色肌でも分かるぐらいに肌が赤みを増した。
「フ、フザケ」
「ふざけてないよ!」
なんだが思ってのと違い、プロローズみたいになってしまっているがまぁいい!
責任は取る!
「ツガイ、カウイウヤツ、ハジメテ」
心なしかアウがモジモジとしている気がする。
ツガイ、この場合番いで間違えないだろう。ようは夫婦か、まぁそれも悪くない。
「デモ、オマエダメ」
「な、なんで?!」
嘘だろ?!ふられた!!
タイチは足元の地面が砕け散り、奈落に落ちていく感覚を覚えた。
「オマエ、ハルシナイ。ソレダメ」
琥珀色の瞳が真剣にタイチを見つめている。
「ハルウル、タイカダケジャナイ」
そう語るアウ、どうやら他にも意味があるみたいだ。
「ハルウルノイミ」
ハルウルの意味とは?!
「コダネダ」
こだねだ?
「コヲハラム。ソレノタメ」
子を孕む?!
「た、確かに今は諸事情があって出来ないけど、こちらはコダネダ満々よ!」
「イツダ?」
「いつ?」
「ソウ、イツ。ハラマス。ナマゴロシ、ダメ」
生殺しなんて言葉何処で覚えたのかしらこの子は!?
むしろこっちが生殺しなんだが!
スラオ!
きっと睨むが涼しげにミスリルプレートアマーが太陽光に光るだけだった。
「コタエナイ。ハナシ、オワリ」
「ちょ、ちょっと待って!」
結晶石を返そうとするアウを手で制する。
「分かった!ええっーと、いちいや、その3、ご、5年でどうでしょう!!」
「ゴネン? ナンダソレハ。イマ、シロイツキイロカワル。マタシロイツキニナル。ナンカイダ?」
白い月が色が変わって、また白い月になる。
月の色が変わるのか、だがタイチはまだ白い月しか見たことかがなかったが、確かトゥーゼルのところで習った気がする。
確か一色間が一年のはずだ。
「さんじゅう?」
アウが無言で結晶石を持ちあげる。
「じゅう、いや、ゴ、サンでどうでしょう!」
「サン、イインダナ?」
「は、はい」
アウの顔色を伺いながら、答えたら〝3〟と答えてしまった。
つまり三年。
タイチとしては、スラオをさえどうにかできればすぐにでもしたいぐらいのだから。
まぁなんとなるか!と開き直ることにした。
そんなタイチを知ってか知らずか、険しかったアウの表情が晴れやかになっていく。
「ワカッタ。アウノハルウル、タイチノモノ」
そして、チュッと頬に柔らかな感触。
こ、これはまさか!
KISSという奴では?!?!?!?!?!?
「コダネ、マッテル」
結晶石をぎゅうと両腕抱きかかえながら、アウがはにかみ気味にとんでもなことを言う。
それにタイチの脳内は一気に沸騰する。
「スラオ、俺を解放してくれぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」
ジャングルにタイチのシャウトが響き渡るのだった。
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スラオ保持スキル
・スライム喰極
・擬態(砂、石、皮装備、葉、ミスリル鋼)・形成(砂、石、ミスリル鋼)限界+突破
・吸収
・ストーンバレット、ミスリルバレット、ウォーターバレット、ウォーターカッター
・スライムポケット、ポケット(中)、ウォーターポケット(パイント、クォーター、ガロン)
タイチ保持スキル
・スライム精製th2
・スライムスキル鑑定士
・スライムパシーth2
・スライム合成
・スライムタッチエナジー
・スライム図鑑
・スライム鑑定3th
アウGET???
スライム図鑑 10/151
美少女ちゃん封印解除まであと141種。
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