刹那の愛～永遠に時よ止まれ～

始まりは…3

ｶﾞﾁｬｯ

   「おかえり、」
夫「ただいま。」


はい。会話が終わりました。笑笑
刺激が足りないんだよ。もっともっと
欲しくてたまらないんだよ笑笑


『今ならまだ引き返せる』

そうまだ…


    「ねぇ…」
夫「ん？」


最後のチャンスだ。
ここでダメなら私は…
本能のまま行動する。理性なんて捨ててやる。


    「抱いて？ダメ？」
夫「いきなり何言い出すと思ったら」
    「…」
夫「俺は疲れてるんだよ。そうゆうのは辞めてくれないか？」
    「…」


あーあ終わちゃった。
どうなっても知らないんだから。

でもなんで、なんで涙が出る出てきているんだろう？こんな時に涙なんて出るはずが無いのに…


ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ℡

   「もしもし…-？」
重「あっ、蘭？チケット取れたでー」
   「ほんとに？やったー…」
重「なんか…元気ないみたいだけど」
    「そんなこと無いよ！ちょっと疲れてるだけだよ、」
重「ならいいんだけど。」
    「そんなことよりさ、チケット…」
重「今度さご飯行こ！そん時渡すから」
   「うん。分かった、じゃあまた。」
重「うん、お休み」
   「おやすみ」



このくらいなら不倫とは言わないだろう
なんて言ったって一線は超えないはず。
私が求めているものを彼はくれるだろうか？それともあとから後悔するのだろうか？


～次の日～

夫「おはよ」
   「おはよ…」

気まづい…イヤだ…

夫「そういえば」
   「？？？」
夫「こんどあ〇しのコンサートあるらしいけど…」
   「それならもうチケット取ったから気にしないで」
夫「あんまり金を使い過ぎるんじゃないぞ。そんなのに使うなんて、バカバカしい」
    「ごめんなさい…」


なにもそこまで言わなくたって…
イヤだ…ほんとに。