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side真紅4
しおりを挟む急に背中に手を当てられてびくりとしてしまった。
冷たっ! 手が滅茶苦茶冷たい! こいつどれだけ外にいたの⁉
「結構深く斬られているな。……いや? これって……」
何やら独り言ちているけれど……何でもいいから早く服を着させてーっ!
「うう……あんまりだよ……何が哀しくてこんな醜態……」
「騒ぐな」
この状況で大人しくしてる余裕なんかない!
「おい。お前……」
「何!? 何してんの今!?」
「……元気だな」
貧血でも、不審者に質問も許さないくらいに叫ぶことは出来た。
「ひぎゃっ!」
「痛っ」
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