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7 卒業式 朧咲夜

side咲桜5

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「~~~なんてことすんの! バカめ!」

「……在義さんに聞いてはいたけど、口悪くなったなあ」

「誰の所為だと! ってか父さんとは普通に連絡取ってたのか!」

「……それはまあ」

「うわーん! 父さんまでグルだったあー!」

本気で騒ぐ私の頭に手が置かれたので、恨みがましい瞳で睨んでやった。

硬直している間に流夜くんに攫われて、駐車場に停めてあった車に放り込まれた。

硬直が融けたのは今さっき叫ぶ直前で、気づいたらしっかりシートベルトもしめてあった。

「もう、いいかな」

「………なにが」

流夜くんの声は穏やかなのに、私の心は収まりきらない。

迎えに来てくれるくらいなら……。

「勝手にいなくなっちゃう人のになんかならない」

ふいっとそっぽを向く。

「……また気が強くなったな」

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