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side咲桜18

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「こんにちはー」

「いらっしゃい。絆くんも」

「お、お邪魔しますっ」

うちへ初めて来た絆さん。動作がカクカクしている。

出迎えた在義父さんと私は、二人を中へ導く。

「絆くんはうち、初めてだよね。降渡くん、連れて来ててもよかったのに」

「そんな畏れ多いです! あ、在義様のご自宅にそんな――って言うか在義様、お仕事よろしいのですか?」

「休日だから気にしなくていいよ」

カクカクした絆さんに、在義父さんは笑みを見せた。降渡さんがすまなそうに小さく言って来た。

「すみません、絆まだ緊張してて」

「いや。いきなりこんなおじさんの家呼ばれてもだよねえ」

「そんなこと」

朗らかに笑う在義父さんと降渡さんと違って、ガチガチに緊張している絆さんに声をかけた。

「絆さん、よかったらお料理の味見とかしてもらえませんか?」

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