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side咲桜26

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ぐー。

「……う」

「腹減ったのか?」

「ごめんなさい……こんなときに」

「こんなときだからメシ食ってなかったんだろ。お前すごく軽くなってるぞ」

「……ごめんなさい」

「少し横になってろ。倒れたら困る」

「なんで?」

「メシ作るから」

「わ、私も作るっ」

「……少しくらいは出来る」

「じゃなくてっ。~~いいから」

渋る流夜くんの背中を押して、キッチンへ向かう。

――今夜が、恋人としてのリミットだ。

だからせめて、そのぎりぎりまでは傍らにいたい。

もう望めなくなるかもしれないから。

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