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side咲桜46

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「――神宮」

「あ?」

「俺も同席させてくれ」

「………」

「お願い、します」

「……どうしてだ?」

私の耳にも、流夜くんの声は冷えて聞こえる。

「お前らが俺の親代わりって立場でいてくれるなら、頼むのは俺からあることも筋だと思う」

「「………」」

流夜くんと降渡さんは同じ顔で黙然としている。

先輩は真っ直ぐに二人を見上げる。

私は、これが答えなんだと気づいた。

先輩の進路は、先輩のもの。

先輩の人生は先輩が決めるもの。

だから、私や笑満が何をするというわけではなく。

本人の問題なのだと。

本人が動かないと、何も変わらないということ。

降渡さんは言った。「お膳立てはいくらでもする」。その意味。

その思考を肯定するような声が響いた。

「いーんじゃない?」

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