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三 嫉妬
side作之助4
しおりを挟む……見透かされている……。本当に正直に話すしかないな……。
「水都さんは……友達は最近出来たかな……。特に親しくしているのは二人だけど、ほかの人とも話してるとこ見かける。……今は俺が登下校一緒なこと多いからしてないと思うけど、逢った最初の頃は力技でナンパを撃退してたよ」
玲哉の額が椅子の背もたれのへりに落ちた。
「やっぱりか……うん、知ってた……」
知ってたんだ。水都さんの行動はそれほど簡単に予測できるのか。
「んじゃさ」
今度は椅子のへりに顎をついて平坦な目で俺を見て来る。
「コガサクにとっての水都ちゃんってなに?」
……? なに、とは? 戸惑いが顔に出ていたのか、玲哉は軽く手を振って続けた。
「友達?」
あ、そういうこと。
「うん、友達。あと……」
「あと?」
「護衛」
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