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二 発覚

side水都18

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「山手さん、常盤さん、俺のせいで何かあったら言ってね?」

四人での帰り道、作之助はいつもの心配を口にしていた。

「ああ。遠慮なく言わせてもらうよ」

「コガサクの一人歩きもそのうち終わるんじゃない? コガサクが喧嘩買わなかったら」

「………」

快理ちゃんと露季ちゃんの返事を聞いて押し黙る作之助。

「水都ちゃんを危険な目に遭わせたくなかったら、喧嘩買いますはやめるしかないよね」

「……精進します」

快理ちゃんに念を押されて、しぶしぶといった感じで肯く作之助。

確かに、わたしが一番作之助と関わっているから、作之助を敵視する人たちからしたらわたしはいい人質人材だろう。

羽咲ちゃんにもっと鍛えてもらおう。

例えば誘拐されても一人で逃げることが出来るくらいには。

「あ、母と落ち合うの、この辺りだ」

母様と朝決めた大体の場所についたので、わたしは足を停めた。

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