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二 発覚
side作之助12
しおりを挟むえ、なんか、藤沢さんの地雷だった……?
「いや、ごめん。違うんならそれで――」
「どうしてわたしが玲くんを好きなように見えたんですか? もう絶対にそんな素振りしないって決めてたのに……」
誤魔化そうとした俺を遮って、藤沢さんが一気に言った。
……その言い方は、過去に玲哉にそういう気持ちがあったってことの肯定に思えた。
「……なんとなく」
「なんとなく? ですか?」
藤沢さんはうつむいたままだ。
「うん。仲いいのはわかったけど、なんとなく距離をお互いに置いてるなってまず思った。それが藤沢さんの乙女心ゆえかと」
「ぶふっ」
え、いきなり噴き出した……? 肩を震わせる藤沢さん。……もしかして笑ってる?
「ごめ、ごめん。コガサクくんから乙女心って言葉出てきて笑っちゃった」
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