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二 発覚
side作之助4
しおりを挟む「父さんたちが戸建てに移る前は俺もここにいたんだ。コガサクと逢ったことがすごく多かったわけじゃないんだけど、なんか気になる奴でさ。今も付き合いあんの」
「わかるー! コガサクくんって放っておけないんだよね」
「さっすが水都ちゃん幼馴染組! ……って、コガサクと仲良くなってるところにこんなこと言って悪いんだけど、水都ちゃんもうちに来ればよかったのに。羽咲ちゃんと離れて淋しいでしょ?」
「あはは。わたしは総常にいけるレベルないよー」
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……けどなんか藤沢さん、幼馴染に逢ったっていうのにあんまり嬉しそうじゃない……違うな、無理して笑ってるって感じだ。
「玲哉。お前藤沢さんの幼馴染なら止めてくれよ。この人、俺にヤンキーのなりかた聞いてきたんだぞ」
えっ、と玲哉が息を呑んだ。
それからゆっくり藤沢さんを見た。
「水都ちゃん……まさか実行する気だったの?」
「なに言ってるの玲くん。実行する気しかないよ! あ、でもコガサクくんが不良やめたらわたしも止めててもいいよって言ってる」
「コガサク! いますぐ不良やめよう! ってかお前不良だったの?」
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