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六 めっちゃ仲良しじゃん!
side咲桜1
しおりを挟む「咲桜―! おはよっ」
月曜日になって登校途中、笑満に逢った。
「おはよー、て、え、遙音先輩?」
笑満の後方には遙音先輩がいて、当たり前のように遙音先輩も私に手を振っていた。
「はよ、咲桜」
「おはようございます。……笑満、一緒に来たの?」
「うん。じゃあ、遙音くん。また」
「おー」
生徒が集まりだす道に差し掛かり、遙音先輩は先に歩き出した。
すぐに二年生の男子と一緒になっていた。
「笑満、遙音先輩と家近いの?」
確か流夜くんは、先輩は施設から家出して一人暮らしだと言っていた。
「少し離れてるんだけど、遙音くんが来てくれたんだ」
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