溺甘系朧咲夜【完】

高校一年生の咲桜は、幼い頃から知り合いで九歳年上の流夜がずっと好きだけど、流夜からはいいところ妹扱いの日々。


現在ワケありで咲桜の高校の教師をしている流夜に、先輩から告白されたことを相談すると、返って来た返事はなんと「俺を咲桜の男だって言って断って置け」というもの。


びっくりした咲桜はその勢いで告白してしまうけど……。


『偽モノ彼氏』になった流夜は、咲桜を甘やかしまくってやるからと宣言してベタベタしてくるのに、『好き』という言葉だけはくれない。


(……どうしてですか? 先生……)


……流夜には、それを口に出来ない理由があった。


咲桜と流夜を繋ぐ、哀しい糸。


そんなある日咲桜は、流夜が金髪美人と密会しているところを目撃してしまい……!?




※※※注意書き※※※

『朧咲夜』シリーズに溺甘要素追加してみました(^^)

細かい設定が異なっているので(咲桜と流夜が昔から知り合いだったり)、本編5話+付属3話の『朧咲夜』シリーズとは、また別のお話として読んでいただけたらと思いますヽ(^^)

『朧咲夜』シリーズを読んでいただけるとより世界観がわかると思いますが、どちらからお読みになっていただいても大丈夫です。

こちらは『朧咲夜』シリーズのネタバレを多く含みます。


+++

華取咲桜
Katori Sao
高1。
父の仕事の関係で、幼い頃から流夜たち3人と顔見知り。


神宮流夜
Jingu Ryuya
本業犯罪学者。表向きは高校の先生。
咲桜を想っているが、告白出来ない理由があって‥。


雲居降渡
Kumoi Furuto
探偵。割と常識人。


春芽吹雪
Kasuga Fuyuki
警察官。毒舌な咲桜の大親友。


日義頼
Hiyoshi Rai
学年主席。咲桜の幼なじみで親友の男子。


松生笑満
Matsuo Emi
学年次席。咲桜の幼なじみで親友の女子。咲桜が大好きで頼ってもらえないとすねる。


華取在義
Katori Ariyoshi
咲桜の父。男手一つ?で咲桜を育ててきた。
現在県警本部長。


+++

2022.8.20~9.15

Sakuragi presents

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