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五 今日はお出かけ! です!

side羽咲4

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「は、はいっ!?」

ずっとドクドクしている心臓を握るように胸に手を置いて、総真くんを振り仰いだ。

「うーと二人だけで出かけたことってあったっけ?」

「………」

………総真くんと二人だけで……。

「ないね」

「だよね」

改めて思えば、総真くんを大好きと言って生まれた時からだけど、遊ぶときはいつもお兄ちゃんか玲くんか水都ちゃんか、なゆお姉ちゃんか景お兄ちゃんがいたかも……。

総真くんが、にこぉっと笑った。

「じゃあ今日は本当に二人っきりだね」

ばふんっ!

「うー? 大丈夫?」

「だいじょうぶ……ちょっと軽く噴火しただけだから……」

「それは大丈夫じゃないよね?」

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