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四 うーに謝らせてくださいっ!

side羽咲7

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「……失礼ですけど、怪我とか火傷でも……?」

痕が残ってしまったのかな……。

少し迷ったけど、絶対に触れてほしくないことを自分から言わない、かな……? と思って、千波さんに訊き返していた。

「ううん、生まれつきなの。で、那也のことだよね? んーと、那也はねえ……」

「はい……っ」

お兄ちゃんの好きな人ってことは、私の姉にもなる人だ。ドキドキしながら続きを待っていると――

「剣道が強い」

「武道の話で盛り上がれそうですっ」

「カッコいい系美人」

「憧れます!」

「姉気質」

「お姉さん!」

「あと――」

「はいっ」

「にぶい」

「に――ぶい?」

鈍い、かな?

「うん。恋愛関係には疎くて、おう――司くんに好かれてるのもわかってないと思う」

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