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四 うーに謝らせてくださいっ!

side羽咲2

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「咲羽ちゃんは絶対私の味方してくれる!」

「咲羽までお前みたいな変態に出来るか! 汚すな!」

「咲羽ちゃん! お姉ちゃんの方が好きだよねっ!?」

「退け! ど変態!」

お墓に来てまで何をやっているかと言うと、これは姉と兄による熾烈な妹の取り合いだ……!

「たぶん咲羽は困ってるだろうなあ」

「兄と姉が強烈だからねえ」

お父さんとお母さんはいつも通り和やかだった。

お母さんに強烈って言われちゃった……。

「なに照れてんだ。薄気味悪い」

「なにおう!? お兄ちゃんだって咲羽ちゃんにはシスコンじゃん!」

「お前と違っていい子だからな」

「! だよね! 絶対見た目も中身もお母さんに似てるいい子だよね!」

「当然」

「……なんか俺がディスられてないか?」

納得がいかないらしいお父さんの声が聞こえてきて振り返ると――

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