23 / 54
23.口を開けて
しおりを挟む
ペイマーンは、店先で仕入れたスパイスの棚卸しをしていた。
「お久しぶりです。ペイマーンさん」
ペイマーンは作業をしていた手を止めて、振り返り自分に呼びかけたのが誰か気がついたら、目を大きくした。
「ファルリンじゃないか。……その格好は、陛下に王の痣と認められなかったのか?あんなに凄い力で、助けてくれたのに」
ファルリンの姿が王都を目指していた頃とまったく変わっていなかったので、ペイマーンは心配している。
「ち、違います!陛下には王の痣と認められて、近衛騎士を勤めてます。その……お恥ずかしながら、忙しくて服装を整えている時間がなくて」
ファルリンの恐縮しきった表情を見て、ペイマーンは安心したように笑った。自分と商隊の仲間達を助けてくれた恩人が、無事に願いを叶えたことを知って嬉しくなった。
「てっきり、良い人でもできて連れて帰るのかと思ったよ」
ペイマーンは、ファルリンの背後に立ってファルリンの手を未だに握っているピルーズに視線を向けた。ピルーズは、それに黙礼で答えるだけで否定をしない。慌てて答えたのは、ファルリンだ。
「違います。ピルーズは同じ近衛騎士の仲間です」
「そうかね」
ペイマーンは信じていない表情だ。ファルリンは気がついていないが、ピルーズはがっちりとファルリンの手を握ったままなのだ。ペイマーンはすべてを悟ったような顔つきで、ピルーズに向かって頷いた。
「隣が古着屋なんだ。ついておいで」
大方の人々は、衣服を古着を手に入れることが多い。新品の服はオーダーメイドなので、貴族や一部の大商人しか着ることはない。
古着を手に入れ自分の好みや体型に合うように作り替えるのが一般的だ。
ペイマーンは隣の店の主人に、命の恩人を連れてきたと紹介している。ファルリンはその後に続いて、気恥ずかしそうにしている。古着屋の主人は、普通の騎士に比べ華奢なファルリンがペイマーンの命の恩人であるということに驚いていた。
「うちの古着は良い品が多いんだ。じっくりみていってくれ」
古着屋の主人がファルリンを店内に招き入れた。店先から色とりどりの古着が所狭しと並んでいる。ファルリンはどれを選んで良いのか、目移りしながら店内に入っていった。
「ファルリンはこういうのが似合うんじゃないか?」
ピルーズは、棚に並べられた貫頭衣の中から空色に染め上げられた品物をファルリンに手渡した。ファルリンが受け取った貫頭衣は、手触りが良い。広げてみると、肩の辺りから腰の辺りまで流れるように、大輪の花の刺繍が施されている。繊細な模様で地の生地と同じ糸を使っての刺繍だ。遠くから見れば無地だが近くで見ると刺繍が施されているのがわかる。
ファルリンは、貫頭衣を体にあて、ピルーズの方を向いた。
ファルリンの赤毛がゆるりと弧を描き肩の上に毛先が当たる。ファルリンの赤毛が空色の貫頭衣に映える。彼女の黒い瞳に貫頭衣の空色が映り込んでいた。
健康的で愛らしい顔立ちのファルリンの様子にピルーズの頬が緩む。
ファルリンは、こうして見せる相手がメフルダードだったら、とふと思った。
(メフルダードだったら、なんと言ってくれるのでしょう。どうせだったら、彼に……)
「やっぱり、よく似合っているよ」
ピルーズの褒め言葉にファルリンは、頬を赤く染める。ピルーズは顔立ちが整っているので、何気ない褒め言葉でもファルリンの心を揺さぶるのに充分な威力があった。
(彼に褒めて欲しかった……)
「えっと……そのじゃ、これと」
ファルリンは、ピルーズが選んだ空色の貫頭衣の他に、帯やスカーフ、何点かの貫頭衣を購入した。
購入品は、近衛騎士団の寮へ配達されることになった。
「次はどこに行きたい?」
「果物を買いに行きたいです。茘枝を探しています」
「茘枝なら、どこでも売っているよ。茘枝好きなの?」
「食べたことはありません。アナーヒター様に差し上げます」
ピルーズは、近くの果物を売っている店に連れて行った。店舗は、ザルに果物を盛って売っている。茘枝の他にも石榴やデーツなどが並んでいた。
ピルーズは、茘枝のザルを二皿手に取った。茘枝は枝付きのまま売られていて、茶色の鱗状の堅い皮の丸い実だ。アナーヒターが「龍の鱗」と言ったのも頷ける見た目だ。とても美味しそうな食べ物には見えない。
「二皿買っていこう。ひとつはアナーヒター様に、もう一つは俺たちで食べよう」
「良い考えですね!味がわからないとアナーヒター様に強く勧められません」
ファルリンとピルーズは二人で仲良く一皿づつ茘枝を購入した。
二人は、広場のベンチに並んで座った。ピルーズが買ったばかりの茘枝をひとつとりだし、皮を剥いた。中から果汁が滴り落ち真っ白な実が姿を見せる。甘い良い匂いが辺りに広がった。
「はい、あーん」
ピルーズは照れた様子もなくファルリンの口元に茘枝の実を近づける。ファルリンは、自然な動作で口元に持ってこられたので、普通に口をあけて茘枝にかぶりついた。
口の中に甘い果汁と、柔らかい果肉が広がる。甘いだけではなく少しの酸味を感じる。何個でも食べられそうなジューシーな果物だ。
「もう一つ」
ピルーズは、同じように皮を剥いてファルリンの口元に茘枝を差し出す。もう一つ食べようとして、ファルリンは食べさせてもらっていることに気がついて、口をあけたまま固まった。
徐々にファルリンの頬が赤く染まっていく。
「ん?どうしたの?」
ピルーズは明らかに判っているのに、とぼけた振りをしてファルリンの瞳を覗き込んだ。
「お久しぶりです。ペイマーンさん」
ペイマーンは作業をしていた手を止めて、振り返り自分に呼びかけたのが誰か気がついたら、目を大きくした。
「ファルリンじゃないか。……その格好は、陛下に王の痣と認められなかったのか?あんなに凄い力で、助けてくれたのに」
ファルリンの姿が王都を目指していた頃とまったく変わっていなかったので、ペイマーンは心配している。
「ち、違います!陛下には王の痣と認められて、近衛騎士を勤めてます。その……お恥ずかしながら、忙しくて服装を整えている時間がなくて」
ファルリンの恐縮しきった表情を見て、ペイマーンは安心したように笑った。自分と商隊の仲間達を助けてくれた恩人が、無事に願いを叶えたことを知って嬉しくなった。
「てっきり、良い人でもできて連れて帰るのかと思ったよ」
ペイマーンは、ファルリンの背後に立ってファルリンの手を未だに握っているピルーズに視線を向けた。ピルーズは、それに黙礼で答えるだけで否定をしない。慌てて答えたのは、ファルリンだ。
「違います。ピルーズは同じ近衛騎士の仲間です」
「そうかね」
ペイマーンは信じていない表情だ。ファルリンは気がついていないが、ピルーズはがっちりとファルリンの手を握ったままなのだ。ペイマーンはすべてを悟ったような顔つきで、ピルーズに向かって頷いた。
「隣が古着屋なんだ。ついておいで」
大方の人々は、衣服を古着を手に入れることが多い。新品の服はオーダーメイドなので、貴族や一部の大商人しか着ることはない。
古着を手に入れ自分の好みや体型に合うように作り替えるのが一般的だ。
ペイマーンは隣の店の主人に、命の恩人を連れてきたと紹介している。ファルリンはその後に続いて、気恥ずかしそうにしている。古着屋の主人は、普通の騎士に比べ華奢なファルリンがペイマーンの命の恩人であるということに驚いていた。
「うちの古着は良い品が多いんだ。じっくりみていってくれ」
古着屋の主人がファルリンを店内に招き入れた。店先から色とりどりの古着が所狭しと並んでいる。ファルリンはどれを選んで良いのか、目移りしながら店内に入っていった。
「ファルリンはこういうのが似合うんじゃないか?」
ピルーズは、棚に並べられた貫頭衣の中から空色に染め上げられた品物をファルリンに手渡した。ファルリンが受け取った貫頭衣は、手触りが良い。広げてみると、肩の辺りから腰の辺りまで流れるように、大輪の花の刺繍が施されている。繊細な模様で地の生地と同じ糸を使っての刺繍だ。遠くから見れば無地だが近くで見ると刺繍が施されているのがわかる。
ファルリンは、貫頭衣を体にあて、ピルーズの方を向いた。
ファルリンの赤毛がゆるりと弧を描き肩の上に毛先が当たる。ファルリンの赤毛が空色の貫頭衣に映える。彼女の黒い瞳に貫頭衣の空色が映り込んでいた。
健康的で愛らしい顔立ちのファルリンの様子にピルーズの頬が緩む。
ファルリンは、こうして見せる相手がメフルダードだったら、とふと思った。
(メフルダードだったら、なんと言ってくれるのでしょう。どうせだったら、彼に……)
「やっぱり、よく似合っているよ」
ピルーズの褒め言葉にファルリンは、頬を赤く染める。ピルーズは顔立ちが整っているので、何気ない褒め言葉でもファルリンの心を揺さぶるのに充分な威力があった。
(彼に褒めて欲しかった……)
「えっと……そのじゃ、これと」
ファルリンは、ピルーズが選んだ空色の貫頭衣の他に、帯やスカーフ、何点かの貫頭衣を購入した。
購入品は、近衛騎士団の寮へ配達されることになった。
「次はどこに行きたい?」
「果物を買いに行きたいです。茘枝を探しています」
「茘枝なら、どこでも売っているよ。茘枝好きなの?」
「食べたことはありません。アナーヒター様に差し上げます」
ピルーズは、近くの果物を売っている店に連れて行った。店舗は、ザルに果物を盛って売っている。茘枝の他にも石榴やデーツなどが並んでいた。
ピルーズは、茘枝のザルを二皿手に取った。茘枝は枝付きのまま売られていて、茶色の鱗状の堅い皮の丸い実だ。アナーヒターが「龍の鱗」と言ったのも頷ける見た目だ。とても美味しそうな食べ物には見えない。
「二皿買っていこう。ひとつはアナーヒター様に、もう一つは俺たちで食べよう」
「良い考えですね!味がわからないとアナーヒター様に強く勧められません」
ファルリンとピルーズは二人で仲良く一皿づつ茘枝を購入した。
二人は、広場のベンチに並んで座った。ピルーズが買ったばかりの茘枝をひとつとりだし、皮を剥いた。中から果汁が滴り落ち真っ白な実が姿を見せる。甘い良い匂いが辺りに広がった。
「はい、あーん」
ピルーズは照れた様子もなくファルリンの口元に茘枝の実を近づける。ファルリンは、自然な動作で口元に持ってこられたので、普通に口をあけて茘枝にかぶりついた。
口の中に甘い果汁と、柔らかい果肉が広がる。甘いだけではなく少しの酸味を感じる。何個でも食べられそうなジューシーな果物だ。
「もう一つ」
ピルーズは、同じように皮を剥いてファルリンの口元に茘枝を差し出す。もう一つ食べようとして、ファルリンは食べさせてもらっていることに気がついて、口をあけたまま固まった。
徐々にファルリンの頬が赤く染まっていく。
「ん?どうしたの?」
ピルーズは明らかに判っているのに、とぼけた振りをしてファルリンの瞳を覗き込んだ。
0
お気に入りに追加
1,009
あなたにおすすめの小説
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
ハズレ嫁は最強の天才公爵様と再婚しました。
光子
恋愛
ーーー両親の愛情は、全て、可愛い妹の物だった。
昔から、私のモノは、妹が欲しがれば、全て妹のモノになった。お菓子も、玩具も、友人も、恋人も、何もかも。
逆らえば、頬を叩かれ、食事を取り上げられ、何日も部屋に閉じ込められる。
でも、私は不幸じゃなかった。
私には、幼馴染である、カインがいたから。同じ伯爵爵位を持つ、私の大好きな幼馴染、《カイン=マルクス》。彼だけは、いつも私の傍にいてくれた。
彼からのプロポーズを受けた時は、本当に嬉しかった。私を、あの家から救い出してくれたと思った。
私は貴方と結婚出来て、本当に幸せだったーーー
例え、私に子供が出来ず、義母からハズレ嫁と罵られようとも、義父から、マルクス伯爵家の事業全般を丸投げされようとも、私は、貴方さえいてくれれば、それで幸せだったのにーーー。
「《ルエル》お姉様、ごめんなさぁい。私、カイン様との子供を授かったんです」
「すまない、ルエル。君の事は愛しているんだ……でも、僕はマルクス伯爵家の跡取りとして、どうしても世継ぎが必要なんだ!だから、君と離婚し、僕の子供を宿してくれた《エレノア》と、再婚する!」
夫と妹から告げられたのは、地獄に叩き落とされるような、残酷な言葉だった。
カインも結局、私を裏切るのね。
エレノアは、結局、私から全てを奪うのね。
それなら、もういいわ。全部、要らない。
絶対に許さないわ。
私が味わった苦しみを、悲しみを、怒りを、全部返さないと気がすまないーー!
覚悟していてね?
私は、絶対に貴方達を許さないから。
「私、貴方と離婚出来て、幸せよ。
私、あんな男の子供を産まなくて、幸せよ。
ざまぁみろ」
不定期更新。
この世界は私の考えた世界の話です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
王子殿下の慕う人
夕香里
恋愛
エレーナ・ルイスは小さい頃から兄のように慕っていた王子殿下が好きだった。
しかし、ある噂と事実を聞いたことで恋心を捨てることにしたエレーナは、断ってきていた他の人との縁談を受けることにするのだが──?
「どうして!? 殿下には好きな人がいるはずなのに!!」
好きな人がいるはずの殿下が距離を縮めてくることに戸惑う彼女と、我慢をやめた王子のお話。
※小説家になろうでも投稿してます
病弱な幼馴染と婚約者の目の前で私は攫われました。
鍋
恋愛
フィオナ・ローレラは、ローレラ伯爵家の長女。
キリアン・ライアット侯爵令息と婚約中。
けれど、夜会ではいつもキリアンは美しく儚げな女性をエスコートし、仲睦まじくダンスを踊っている。キリアンがエスコートしている女性の名はセレニティー・トマンティノ伯爵令嬢。
セレニティーとキリアンとフィオナは幼馴染。
キリアンはセレニティーが好きだったが、セレニティーは病弱で婚約出来ず、キリアンの両親は健康なフィオナを婚約者に選んだ。
『ごめん。セレニティーの身体が心配だから……。』
キリアンはそう言って、夜会ではいつもセレニティーをエスコートしていた。
そんなある日、フィオナはキリアンとセレニティーが濃厚な口づけを交わしているのを目撃してしまう。
※ゆるふわ設定
※ご都合主義
※一話の長さがバラバラになりがち。
※お人好しヒロインと俺様ヒーローです。
※感想欄ネタバレ配慮ないのでお気をつけくださいませ。
【完結】不誠実な旦那様、目が覚めたのでさよならです。
完菜
恋愛
王都の端にある森の中に、ひっそりと誰かから隠れるようにしてログハウスが建っていた。
そこには素朴な雰囲気を持つ女性リリーと、金髪で天使のように愛らしい子供、そして中年の女性の三人が暮らしている。この三人どうやら訳ありだ。
ある日リリーは、ケガをした男性を森で見つける。本当は困るのだが、見捨てることもできずに手当をするために自分の家に連れて行くことに……。
その日を境に、何も変わらない日常に少しの変化が生まれる。その森で暮らしていたリリーには、大好きな人から言われる「愛している」という言葉が全てだった。
しかし、あることがきっかけで一瞬にしてその言葉が恐ろしいものに変わってしまう。人を愛するって何なのか? 愛されるって何なのか? リリーが紆余曲折を経て辿り着く愛の形。(全50話)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる