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第1章
20話―こんな時こそ出番です。
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最悪の状況だった。
死者こそ出なかったものの、家屋の半数以上が被害にあい、収穫間近だった農作物はほぼ全滅。数少ない家畜は全て持ち去られてしまっていた。
知らせを受けてアーワルドさんはすぐに現地へ向かうと言った。
もちろんアルクさんとレンくんも一緒だ。
ハインヘルトさんは王都への連絡係をかって出てくれて同行することになった。
私も行かせて欲しいとお願いした。
アルクさんもナシュリーさんも危険だから駄目だと言ったが、私が譲らなかったのと、ソラが魔物の再来を抑制するという案から、アーワルドさんが許可してくれた。
私が行くならとナシュリーさんも一緒に行くことになった。
私は乗馬が出来ないため、アルクさんの馬に一緒に乗せてもらった。
こうして村へやって来たが、そんな状況に私は酷く衝撃を受けたのだ。
村を見て回るという男性陣と別れ、私とナシュリーさんとソラは、怪我をした人や家に戻れない人々が避難しているという教会へと足を運んだ。
村の外れにある教会へ続く短い道のりまでにも、壊されて焼けた家やその臭い、荒らされてめちゃくちゃになった畑などの悲惨な状況を目の当たりにした。
凄惨な現状に何と言っていいかわからず、教会に辿り着くまで一言も言葉を発することが出来なかった。
教会へ着くと神父様が出迎えてくれた。
怪我人がいるという部屋を訪れると、狭い部屋にところ狭しと敷物が並び、たくさんの人が治療を受けていた。
ナシュリーさんと一緒に治療のお手伝いをするが、状況はおもわしくない。
それもそうだ。
住む家も食べる物も失った人々は魔物の再来の恐怖にまで怯えながら過ごさなければならないのだ。
私のしている事は気休めにもならない。
そう思ったら心が潰れそうだった。
「大丈夫ですよ。壊れた家は直せば良い。荒れた畑は耕せば良い。アーワルドが必ず皆さんの力になりますわ! せっかく助かった命ですもの。大切に、今は傷をしっかり治すことに専念しましょう」
ナシュリーさんの励ましの言葉に、その場が拍手と歓声で沸いた。泣いてる人もいる。不安と絶望に包まれていた空気が一変したのだ。
おっとりしたナシュリーさんからは想像が出来なかっただけに驚いた。と、同時にナシュリーさんの人柄の成せる業なのだと感じた。
さすが、領主の奥様は肝っ玉が座っている。
「えみ! 皆と炊き出しをしましょう!あなたのご飯で皆を元気にして欲しいの」
私にも、いや私にしか出来ない事があった。心が沸き立つ。
「はい! それなら私の出番ですね!」
教会の外へ出た私は、まずワサビちゃんに畑の様子を見てもらうことにした。
荒らされてしまった畑の中に、少しでも使える作物が残っていないか見てもらう。村の人達が丹精込めて育てた作物だもの。ひとつだって無駄にしたくない。
建物の入り口付近はちょっとした広場になっていて、今教会にいる人数くらいなら過ごせそうな広さがあった。
すぐ側に石で出来た釜戸もあり、大鍋を借りて、ひとつはそこで作ることにした。
普段から村人が集まるような時は、ここで炊き出しをしているようだ。
「えみ。何を作るの? 私も手伝うわ」
ナシュリーさんが腕捲りをしながらやってくる。
その後ろを四~五人の女性たちがついてきた。こちらに避難している村の奥様方だ。一緒に手伝うと言ってくれている。
「炊き出しと言えば、豚汁とおむすびです」
具沢山の塩味の効いたスープと塩むすびを沢山作るという案に、皆賛成してくれたので、早速準備に取りかかる。
ワサビちゃんが帰って来た。
「ええっ!?」
沢山の仲間を引き連れて。
着いたばかりの時は気が付かなかったけど、この村には実に様々な精霊がいたのだ。
ワサビちゃんは風の属性を持っているが、火、水、土と他の属性を持つ精霊がわらわらと。
「魔の物が押し寄せた理由はこれかも知れんな」
ソラがボソッと呟いたそれが私の耳に引っ掛かった。
ワサビちゃん達精霊の働きによって集められた作物は思っていたより沢山あった。
村の人達の食料でもあるので、許可をもらって根菜を中心に使用させてもらう。
調味料やお肉はポーチ頼みだ。
危うく野菜の出汁が染み出たスープを捨てられそうになって、こちらの汁物の作り方が出汁を捨てて作るのだったと思い出した。
不信な顔をする奥様方をなんとか説得し、ほっと胸を撫で下ろす。
皆が元気になりますように。
早く傷が癒えて、笑顔が戻りますように。
そんな願いを込めて黙々とひたすらに調理に没頭した。
大鍋で煮込んでいるうちに、慣れてきた子供達がソラを遊具代わりに遊び出す。
魔物に襲撃されたこともあり、ソラの姿を恐がる子供達が多かったが、私がソラは味方だよと説明すると、恐る恐る近付いてきて触り心地抜群の毛並みに声を上げていた。
当然です!毎日それはそれは丁寧にブラッシングしてますから!!
そのうちに背中に乗ったり、尻尾に抱きついたりと始まった。
最初はホルケウという存在にハラハラしていた大人達も、ソラが全然気にする素振りを見せないので、子供達を叱らなくなった。
時々鼻がピクピク動いていたから、きっと楽しんではいないなと思ったが、今日だけなので我慢してもらう。
そのうちにご飯がふっくら炊き上がると、女性陣によって真っ白なおむすびが握られていった。
鍋に味噌が入り、良い匂いが立ち込めると、次第に村の人達が集まり、偵察に行っていたアーワルドさん達も戻ってくる。
「ナシュリー、えみ、これは……」
教会前の広場には、豚汁とおむすびを持った人々の笑顔が溢れていたのだ。驚くのも無理はない。
「村の人達に元気を出して欲しくて、えみと皆で作ったのよ。さぁ、あなたもこっちに座って」
ナシュリーさんが笑顔で迎えると、アーワルドさんは村の人と同じように豚汁とおむすびを受け取った。
アルクさんとレンくんにも手渡した。
皆が美味しそうに嬉しそうに私たちが作った料理を楽しんでくれている。
それだけで心が温かくなった。
「ハインヘルトさんもよかったら」
端の方でこの様子を眺めていた彼にも持っていくと、僅かに表情を動かした後、受け取ってくれた。
「ありがとうございます」
「お口に合えばいいですが…」
王宮で生活している人がこういう庶民的なものを口にする機会などないだろう。
貴族にこれらを薦めるのはひょっとして不敬罪にあたるだろうかと、渡してしまってから考えた。
が、そんな心配を他所に彼が口を付けてくれた。
その様子をドキドキしながら見てしまう。
一瞬表情を動かすと、一口また一口と食べ進めてくれている。
「どうですか?」
きっと不安そうな顔をしていたと思う。
ハインヘルトさんは今までで一番表情を緩めて「美味しいです」と言ってくれた。
良かったぁと安堵の笑みがこぼれた。
「えみ様。精霊達が呼んでいるのです」
「え?」
ワサビちゃんに呼ばれてソラの元へ行くと、さすが大皿はすでに空だった。
「精霊達が騒いでおる。えみも共に来い」
いつの間にかソラにまとわりついている精霊達に案内されて、建物の裏手に面した森を少し進んだ。
突然ぽっかりとそこだけ切り取ったように空間が広がっており、小さな泉が湧いているようだ。
その泉の前に丸太が置かれ、子供が一人腰掛けていた。
こちらに背を向けるように座っていて、顔は見えないが、金髪が差し込む陽射しを受けてキラキラと輝いている。
しかし、驚いたのはそれではなかった。
その子の周りにはふよふよと沢山の精霊がまとわりつくように飛んでいたのだ。
「せっ、精霊まみれ……」
「!?」
ハッとこちらを振り向き立ち上がったその子と目があった。
驚きに開かれた瞳は、宝石かと思うほど綺麗なブルーで、容姿もアルクさんやレンくんに引けを取らない美男子だった。
少年の方も初めて見る黒髪の女に驚いたのか固まっている。
私達はお互いに言葉を発せず、しばらくの間見つめ合っていた。
死者こそ出なかったものの、家屋の半数以上が被害にあい、収穫間近だった農作物はほぼ全滅。数少ない家畜は全て持ち去られてしまっていた。
知らせを受けてアーワルドさんはすぐに現地へ向かうと言った。
もちろんアルクさんとレンくんも一緒だ。
ハインヘルトさんは王都への連絡係をかって出てくれて同行することになった。
私も行かせて欲しいとお願いした。
アルクさんもナシュリーさんも危険だから駄目だと言ったが、私が譲らなかったのと、ソラが魔物の再来を抑制するという案から、アーワルドさんが許可してくれた。
私が行くならとナシュリーさんも一緒に行くことになった。
私は乗馬が出来ないため、アルクさんの馬に一緒に乗せてもらった。
こうして村へやって来たが、そんな状況に私は酷く衝撃を受けたのだ。
村を見て回るという男性陣と別れ、私とナシュリーさんとソラは、怪我をした人や家に戻れない人々が避難しているという教会へと足を運んだ。
村の外れにある教会へ続く短い道のりまでにも、壊されて焼けた家やその臭い、荒らされてめちゃくちゃになった畑などの悲惨な状況を目の当たりにした。
凄惨な現状に何と言っていいかわからず、教会に辿り着くまで一言も言葉を発することが出来なかった。
教会へ着くと神父様が出迎えてくれた。
怪我人がいるという部屋を訪れると、狭い部屋にところ狭しと敷物が並び、たくさんの人が治療を受けていた。
ナシュリーさんと一緒に治療のお手伝いをするが、状況はおもわしくない。
それもそうだ。
住む家も食べる物も失った人々は魔物の再来の恐怖にまで怯えながら過ごさなければならないのだ。
私のしている事は気休めにもならない。
そう思ったら心が潰れそうだった。
「大丈夫ですよ。壊れた家は直せば良い。荒れた畑は耕せば良い。アーワルドが必ず皆さんの力になりますわ! せっかく助かった命ですもの。大切に、今は傷をしっかり治すことに専念しましょう」
ナシュリーさんの励ましの言葉に、その場が拍手と歓声で沸いた。泣いてる人もいる。不安と絶望に包まれていた空気が一変したのだ。
おっとりしたナシュリーさんからは想像が出来なかっただけに驚いた。と、同時にナシュリーさんの人柄の成せる業なのだと感じた。
さすが、領主の奥様は肝っ玉が座っている。
「えみ! 皆と炊き出しをしましょう!あなたのご飯で皆を元気にして欲しいの」
私にも、いや私にしか出来ない事があった。心が沸き立つ。
「はい! それなら私の出番ですね!」
教会の外へ出た私は、まずワサビちゃんに畑の様子を見てもらうことにした。
荒らされてしまった畑の中に、少しでも使える作物が残っていないか見てもらう。村の人達が丹精込めて育てた作物だもの。ひとつだって無駄にしたくない。
建物の入り口付近はちょっとした広場になっていて、今教会にいる人数くらいなら過ごせそうな広さがあった。
すぐ側に石で出来た釜戸もあり、大鍋を借りて、ひとつはそこで作ることにした。
普段から村人が集まるような時は、ここで炊き出しをしているようだ。
「えみ。何を作るの? 私も手伝うわ」
ナシュリーさんが腕捲りをしながらやってくる。
その後ろを四~五人の女性たちがついてきた。こちらに避難している村の奥様方だ。一緒に手伝うと言ってくれている。
「炊き出しと言えば、豚汁とおむすびです」
具沢山の塩味の効いたスープと塩むすびを沢山作るという案に、皆賛成してくれたので、早速準備に取りかかる。
ワサビちゃんが帰って来た。
「ええっ!?」
沢山の仲間を引き連れて。
着いたばかりの時は気が付かなかったけど、この村には実に様々な精霊がいたのだ。
ワサビちゃんは風の属性を持っているが、火、水、土と他の属性を持つ精霊がわらわらと。
「魔の物が押し寄せた理由はこれかも知れんな」
ソラがボソッと呟いたそれが私の耳に引っ掛かった。
ワサビちゃん達精霊の働きによって集められた作物は思っていたより沢山あった。
村の人達の食料でもあるので、許可をもらって根菜を中心に使用させてもらう。
調味料やお肉はポーチ頼みだ。
危うく野菜の出汁が染み出たスープを捨てられそうになって、こちらの汁物の作り方が出汁を捨てて作るのだったと思い出した。
不信な顔をする奥様方をなんとか説得し、ほっと胸を撫で下ろす。
皆が元気になりますように。
早く傷が癒えて、笑顔が戻りますように。
そんな願いを込めて黙々とひたすらに調理に没頭した。
大鍋で煮込んでいるうちに、慣れてきた子供達がソラを遊具代わりに遊び出す。
魔物に襲撃されたこともあり、ソラの姿を恐がる子供達が多かったが、私がソラは味方だよと説明すると、恐る恐る近付いてきて触り心地抜群の毛並みに声を上げていた。
当然です!毎日それはそれは丁寧にブラッシングしてますから!!
そのうちに背中に乗ったり、尻尾に抱きついたりと始まった。
最初はホルケウという存在にハラハラしていた大人達も、ソラが全然気にする素振りを見せないので、子供達を叱らなくなった。
時々鼻がピクピク動いていたから、きっと楽しんではいないなと思ったが、今日だけなので我慢してもらう。
そのうちにご飯がふっくら炊き上がると、女性陣によって真っ白なおむすびが握られていった。
鍋に味噌が入り、良い匂いが立ち込めると、次第に村の人達が集まり、偵察に行っていたアーワルドさん達も戻ってくる。
「ナシュリー、えみ、これは……」
教会前の広場には、豚汁とおむすびを持った人々の笑顔が溢れていたのだ。驚くのも無理はない。
「村の人達に元気を出して欲しくて、えみと皆で作ったのよ。さぁ、あなたもこっちに座って」
ナシュリーさんが笑顔で迎えると、アーワルドさんは村の人と同じように豚汁とおむすびを受け取った。
アルクさんとレンくんにも手渡した。
皆が美味しそうに嬉しそうに私たちが作った料理を楽しんでくれている。
それだけで心が温かくなった。
「ハインヘルトさんもよかったら」
端の方でこの様子を眺めていた彼にも持っていくと、僅かに表情を動かした後、受け取ってくれた。
「ありがとうございます」
「お口に合えばいいですが…」
王宮で生活している人がこういう庶民的なものを口にする機会などないだろう。
貴族にこれらを薦めるのはひょっとして不敬罪にあたるだろうかと、渡してしまってから考えた。
が、そんな心配を他所に彼が口を付けてくれた。
その様子をドキドキしながら見てしまう。
一瞬表情を動かすと、一口また一口と食べ進めてくれている。
「どうですか?」
きっと不安そうな顔をしていたと思う。
ハインヘルトさんは今までで一番表情を緩めて「美味しいです」と言ってくれた。
良かったぁと安堵の笑みがこぼれた。
「えみ様。精霊達が呼んでいるのです」
「え?」
ワサビちゃんに呼ばれてソラの元へ行くと、さすが大皿はすでに空だった。
「精霊達が騒いでおる。えみも共に来い」
いつの間にかソラにまとわりついている精霊達に案内されて、建物の裏手に面した森を少し進んだ。
突然ぽっかりとそこだけ切り取ったように空間が広がっており、小さな泉が湧いているようだ。
その泉の前に丸太が置かれ、子供が一人腰掛けていた。
こちらに背を向けるように座っていて、顔は見えないが、金髪が差し込む陽射しを受けてキラキラと輝いている。
しかし、驚いたのはそれではなかった。
その子の周りにはふよふよと沢山の精霊がまとわりつくように飛んでいたのだ。
「せっ、精霊まみれ……」
「!?」
ハッとこちらを振り向き立ち上がったその子と目があった。
驚きに開かれた瞳は、宝石かと思うほど綺麗なブルーで、容姿もアルクさんやレンくんに引けを取らない美男子だった。
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