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本編
共にいつまでも
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「ぼく、ルルーとけっこん、すりゅの!」
月日はあっという間に流れ、城の庭園で開いたプライベートなお茶会という名のプチ夏祭りで息子のブレナンドロス第二王子がルルシャス嬢と手を繋いでわたしの元へと駆け寄って来た。二人とも空いている手にはリンゴ飴を持っている。
「もう、好きな子が出来たのかブレナン」
わたしの隣りで焼きそばを食べておられたロブ様が、驚いてブレナンの顔を覗き込まれる。
「うん! ぼく、ルルーしゅきなの」
「へーか、ブレナンしゃまとこんやくしたいのれす」
舌っ足らずながらも一生懸命に二人は、今は国王陛下になられたロブ様へとお願いをしている。共に三歳。ルルシャス嬢は、伯爵となられたジャスティン殿下とリップル王女の長女だ。
「兄上、申し訳ありません! ルルシャス、まだ婚約は早すぎるよ」
ジャスティン様は両手にたこ焼きの入った器を乗せて幼い二人を追いかけて来た様だ。わたしの向かい側に座っているリップル様の前へ、たこ焼きの器を一つ置いてご自分もリップル様の隣りへと腰掛けられた。
「そうよルルー、婚約はもう少し大きくなってからにしましょうね」
「れったい、れすよ? ブレナンしゃまのおヨメしゃんにしてくれるって、やくそくしてくれましゅか?」
リップル様が返答に迷われて、ジャスティン様とロブ様の方へと視線を泳がせる。
「ルルシャス……それは……」
「そうか、それ程ブレナンの事を好いてくれているのか。では、こうしよう。スフィーリア学園へと入学をする頃まで、互いに今の気持ちが変わっておらねば婚約を認めよう」
ロブ様の提案にブレナンドロスとルルシャスが少しむくれる。
「ちちうえ、そんなにまてましぇん」
「ながすぎれすわー」
「何だ? それまで好きで居る自信がないのか? それなら婚約すら無理な話だな」
「そんなことは、ありましぇん!」
「ずっと、しゅきでしゅわ!」
二人はロブ様と約束を交わし、ようやく満足そうな顔をしながら再び屋台の方へと仲良く歩いて行った。
「ビックリしましたね……もう婚約したいだなんて」
「そうだな。ブレナンのやつ、ちゃっかり手を繋いでいたな……あ、ジャスティン。すまないな勝手に話を進めてしまって」
ロブ様がジャスティン様とリップル様へと顔を向ける。
「いえ、兄上たちが宜しければ私は構いませんが……」
「私もブレナンドロス殿下なら大歓迎です」
そこへカキ氷を両手に持ったプリメラがやって来た。
「アリエッタ様お待たせしました~カキ氷ですよ」
「ありがとう、プリメラ」
わたしはイチゴ味のカキ氷を受け取り、早速その冷たい氷を口へと運ぶ。
「ううっ、冷たくて美味しい~」
「今日も暑いですものねー」
プリメラも近くの椅子へと腰掛けて、同じくイチゴ味のカキ氷を堪能し始める。今日は他にもわたしとロブ様が親しくしている数々のご夫婦とそのご令息・ご令嬢たちを招いて内緒の夏祭りを開催していた。他にもクリス&ココレシア夫婦や、わたしの学生時代の親友マリアージュとミリアナたち家族や、新たに宰相となられたグレン様&お姉さま夫婦といったなかなか賑やかなメンバーが揃っている。
庭園に並べられた屋台は、定食屋メンバーと王宮の料理人たちが担当してくれていて数々の美味しい屋台料理を作ってくれている。夜になったら王宮で働く使用人たちにもこの屋台を楽しんで貰う予定だ。
わたしが王妃となってからまだ一年ほどだがロブ様との間には二人の可愛い王子を儲け、三人目のお子が今お腹の中ですくすくと成長している。婚姻後、定食屋の方へは殆ど顔を出すことは出来なくなってしまったけど……わたし達の私室のすぐ傍に、ロブ殿下が小さな厨房を作ってくれたのでそこで時々手料理を作っては家族にふるまっている。
◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆
夜になって。
私室のテラスから、庭園で開かれている夏祭りの灯りを見下ろしながらゆったりとした時間を過ごしていた。
「昼間は疲れただろう、大丈夫かい」
ロブ様がわたしのお腹を撫でながら、ちゅっと額にキスを落とす。
「いえ、とても楽しかったです。ありがとう御座います、夏祭りを開いて下さって」
「皆も楽しんでる様だし、アリーが笑顔になるならそれだけで俺にとってはご褒美みたいなものだよ」
相変わらずロブ様には甘やかされてばかりだ。
「もうっ……どれだけわたしを夢中にさせるおつもりですか」
「益々惚れたかい?」
「惚れっぱなしですよ」
悔しくてそっぽを向くわたしの顔中に楽しそうに笑いながらキスを落しまくるロブ様。最初はわたしを宥める為に向けられていたキスが、段々と愛おしさを伴って来て……唇へと降ってきた頃には、わたしを翻弄するかの様に甘いものへと変わっていた。
「んっ……。相変わらず色気が駄々漏れです」
「そうさせているのはアリーだけど?」
ただでさえ顔が整いまくっているのだ。そこに大人の色気まで加わっては、もう一生勝てる気がしない。いや、そもそも一度も勝てた事もないとは思うんだけど。
「……愛してます、ロブ様。だから一生、傍に居て下さいね」
「あぁ、勿論傍から離れる気は全くないよ。アリー、愛している。愛しい俺の奥様……」
それからも、わたしとロブ様は沢山の子供に恵まれて賑やかで幸せな日々を過ごし。歴代の王族の中でも非常に仲睦まじい夫婦として、そして庶民に寄り添う気さくな王と王妃として後の世に伝えられる事になるのだった。あの定食屋も王妃監修の店として、何代にも渡って繁盛を続けていくのだった。
《本編・完》
◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆ ◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆
あと数話、番外編が続きます☆
月日はあっという間に流れ、城の庭園で開いたプライベートなお茶会という名のプチ夏祭りで息子のブレナンドロス第二王子がルルシャス嬢と手を繋いでわたしの元へと駆け寄って来た。二人とも空いている手にはリンゴ飴を持っている。
「もう、好きな子が出来たのかブレナン」
わたしの隣りで焼きそばを食べておられたロブ様が、驚いてブレナンの顔を覗き込まれる。
「うん! ぼく、ルルーしゅきなの」
「へーか、ブレナンしゃまとこんやくしたいのれす」
舌っ足らずながらも一生懸命に二人は、今は国王陛下になられたロブ様へとお願いをしている。共に三歳。ルルシャス嬢は、伯爵となられたジャスティン殿下とリップル王女の長女だ。
「兄上、申し訳ありません! ルルシャス、まだ婚約は早すぎるよ」
ジャスティン様は両手にたこ焼きの入った器を乗せて幼い二人を追いかけて来た様だ。わたしの向かい側に座っているリップル様の前へ、たこ焼きの器を一つ置いてご自分もリップル様の隣りへと腰掛けられた。
「そうよルルー、婚約はもう少し大きくなってからにしましょうね」
「れったい、れすよ? ブレナンしゃまのおヨメしゃんにしてくれるって、やくそくしてくれましゅか?」
リップル様が返答に迷われて、ジャスティン様とロブ様の方へと視線を泳がせる。
「ルルシャス……それは……」
「そうか、それ程ブレナンの事を好いてくれているのか。では、こうしよう。スフィーリア学園へと入学をする頃まで、互いに今の気持ちが変わっておらねば婚約を認めよう」
ロブ様の提案にブレナンドロスとルルシャスが少しむくれる。
「ちちうえ、そんなにまてましぇん」
「ながすぎれすわー」
「何だ? それまで好きで居る自信がないのか? それなら婚約すら無理な話だな」
「そんなことは、ありましぇん!」
「ずっと、しゅきでしゅわ!」
二人はロブ様と約束を交わし、ようやく満足そうな顔をしながら再び屋台の方へと仲良く歩いて行った。
「ビックリしましたね……もう婚約したいだなんて」
「そうだな。ブレナンのやつ、ちゃっかり手を繋いでいたな……あ、ジャスティン。すまないな勝手に話を進めてしまって」
ロブ様がジャスティン様とリップル様へと顔を向ける。
「いえ、兄上たちが宜しければ私は構いませんが……」
「私もブレナンドロス殿下なら大歓迎です」
そこへカキ氷を両手に持ったプリメラがやって来た。
「アリエッタ様お待たせしました~カキ氷ですよ」
「ありがとう、プリメラ」
わたしはイチゴ味のカキ氷を受け取り、早速その冷たい氷を口へと運ぶ。
「ううっ、冷たくて美味しい~」
「今日も暑いですものねー」
プリメラも近くの椅子へと腰掛けて、同じくイチゴ味のカキ氷を堪能し始める。今日は他にもわたしとロブ様が親しくしている数々のご夫婦とそのご令息・ご令嬢たちを招いて内緒の夏祭りを開催していた。他にもクリス&ココレシア夫婦や、わたしの学生時代の親友マリアージュとミリアナたち家族や、新たに宰相となられたグレン様&お姉さま夫婦といったなかなか賑やかなメンバーが揃っている。
庭園に並べられた屋台は、定食屋メンバーと王宮の料理人たちが担当してくれていて数々の美味しい屋台料理を作ってくれている。夜になったら王宮で働く使用人たちにもこの屋台を楽しんで貰う予定だ。
わたしが王妃となってからまだ一年ほどだがロブ様との間には二人の可愛い王子を儲け、三人目のお子が今お腹の中ですくすくと成長している。婚姻後、定食屋の方へは殆ど顔を出すことは出来なくなってしまったけど……わたし達の私室のすぐ傍に、ロブ殿下が小さな厨房を作ってくれたのでそこで時々手料理を作っては家族にふるまっている。
◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆
夜になって。
私室のテラスから、庭園で開かれている夏祭りの灯りを見下ろしながらゆったりとした時間を過ごしていた。
「昼間は疲れただろう、大丈夫かい」
ロブ様がわたしのお腹を撫でながら、ちゅっと額にキスを落とす。
「いえ、とても楽しかったです。ありがとう御座います、夏祭りを開いて下さって」
「皆も楽しんでる様だし、アリーが笑顔になるならそれだけで俺にとってはご褒美みたいなものだよ」
相変わらずロブ様には甘やかされてばかりだ。
「もうっ……どれだけわたしを夢中にさせるおつもりですか」
「益々惚れたかい?」
「惚れっぱなしですよ」
悔しくてそっぽを向くわたしの顔中に楽しそうに笑いながらキスを落しまくるロブ様。最初はわたしを宥める為に向けられていたキスが、段々と愛おしさを伴って来て……唇へと降ってきた頃には、わたしを翻弄するかの様に甘いものへと変わっていた。
「んっ……。相変わらず色気が駄々漏れです」
「そうさせているのはアリーだけど?」
ただでさえ顔が整いまくっているのだ。そこに大人の色気まで加わっては、もう一生勝てる気がしない。いや、そもそも一度も勝てた事もないとは思うんだけど。
「……愛してます、ロブ様。だから一生、傍に居て下さいね」
「あぁ、勿論傍から離れる気は全くないよ。アリー、愛している。愛しい俺の奥様……」
それからも、わたしとロブ様は沢山の子供に恵まれて賑やかで幸せな日々を過ごし。歴代の王族の中でも非常に仲睦まじい夫婦として、そして庶民に寄り添う気さくな王と王妃として後の世に伝えられる事になるのだった。あの定食屋も王妃監修の店として、何代にも渡って繁盛を続けていくのだった。
《本編・完》
◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆ ◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆
あと数話、番外編が続きます☆
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