ベルガモットの空言

小春佳代

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自身のユーモアよ

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詮索すると歪ひずみが生しょうじ
要求すると崩れ出す

余計な一歩を踏み出さないで

私がこの世に生を受けたのは
あの人を楽しませるためでしょう

読み進める度にぽろぽろ零れ落ちる小説の感想から
鶏肉を呪われたように食べている努力系の話
知人の呟きから広げられたちょっぴりエロい話題まで

あの手が私の頭を撫でている限り
楽しい話はやめないわ

自身のユーモアよ
総動員して事に取り掛かりなさい

あの人の心を和ませられたのなら
私は今日も深く生きたに値する

だから

好きな人のことを知りたくなる自然の摂理よ

消えてなくなれ
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