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7歳

14ページ目:魔王だとか神だとか

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 私の魔力値が異常であること。
レベルが異常に高いこと。
 そのあたりは、たとえ家族相手でも秘密である。

 私のことを溺愛してくれている家族が、そんなことで私を異端視するとは思えないけど、逆を言えば、彼らに今までと違う目で見られたら、私の心が凹む。めっちゃ、凹む。

 なので、秘密だ。
黙っていることは、別に悪ではない。うん。そういうことにしておこう。

 しかし、レベルってどこまで上がるんだろう。
 魔石を集めるために魔物を散々倒したら、気付いたらレベルが599になっていた。

 ああ。ちなみに魔物は、理性とかなくて人を襲うので、倒すことは悪いことではない。

 命ある者だから、無闇に倒すことが正しいといえないと言う人もいるけど、私はそんな出来た人間ではないから、必要なら倒す。

 ただ、必要もないのに楽しみで殺すほど、私は殺戮マニアではないので、今は魔物を倒していない。

 あ。でも、お父様やお母様、アル兄様やエミリーの分の魔法具も作りたい。
お守りだと言って渡せば、受け取ってくれるだろう。

 防御の魔法具の作り方も、本に載っていたはず。
 私には必要ないものだと思ったから、よく見てなかったけど。

 私よりロイ叔父様の方がレベルが高ければ、認識障害の魔法は見抜かれてしまうけど、その場合は諦めるしかないと思う。

 レベルが500を超えてから、無魔法の関連なのか、何なのかわからないが、人のレベルや使える魔法の属性が、色?と数字で見えるようになった。

 なにコレ。
RPGゲームのステータスバー?
 おかしくない?そんなのが見えるって。
私って、分類、人だよね?神とか魔王だとか言わないよね?

 それはともかく、お父様は風属性魔法で、レベルは199。お母様は水属性魔法で、レベルは180。
 そして、アル兄様は炎属性でレベルが150だった。

 私の年齢だと、どのくらいが普通なのかわからなかったけど、その点でこのステータスバーが役に立った。

 王宮には子供はいないから、比較のしようがない。
 だけど、街に降りればたくさんの子供たちがいる。

 転移魔法とステルス魔法を併用して、たくさんの子供たちのステータスを確認していく。

 結果ー
私は自分のレベルを35に偽装した。
 シエルと同年代の子供たちのレベルは、平均で20~30くらいだった。
 そして、大人で100くらい。
ということは、アル兄様はもちろん、お父様たちも高レベルということだ。

 そのお父様たちの子供なんだから、平均より少し高いくらいの方が違和感がない。

 ちなみに、レベルは学校に通うようになるとポンと跳ね上がる。
 制御の方法や使い方を学ぶせいだろう。

 私は、教会やロイ叔父様に良いように使われるつもりはない。
 私の力はあくまでも、私の大切な人たちを守るためにあるものだ。

 ということでいいんだよね?私を転生させた神様?






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