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第二章 中学3年

三年⚽・

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駿
涼君と僕は3年生になった。
残念だけど、涼君と僕は同じクラスにはなれなかった。
だから主に涼君と接するのは、サッカー部が主になる。

僕たちも2年の間は、キャンプ場では、涼君に僕を縛ってもらったり、僕が涼君の…おチンチンを弄って射精させたりと凄い事しちゃったんだけど、さすがにこれ以上はまずいかなと、互いにキスをしたり、ユニフォームの上から互いを弄りあったりと、あまり深い性的な事は避けてたんだけど、3年生になってお互いに身体が成長して、僕はますますエッチな事ばかり考えるようになってきちゃいました。
縛ってもらったのは夏休みのキャンプで最後だし。

実は昨日、夢を見ちゃったんだけど、涼君に縛られている夢。
妹と一緒に戦隊ヒーローものを観てたんだけど、一番若いグリーンが敵に捕われて、縛られて拷問されるシーンがあって、グリーンに自分を投影させて、興奮しちゃったんだ。
その夜に夢を観たんだけど、それが僕が戦隊グリーンになり、敵に捕われて、性的な拷問を受ける夢。
またその相手がよりによって涼君。
朝、眼が覚めた時には青ざめちゃったよ。
夢精しちゃったんだ!
こりゃあまずいなあ。凄く欲求不満が溜まってる。
僕たちもいよいよ年頃だし。

学校に行った時には
サッカー部の活動はさらに力を入れてやっている。
涼君がキャプテンだから凄くチームワークも良く、チームのレベルアップも感じる。
強豪中学という事で、サッカー部員も増えたしね。
ただ今日は夢精の一件で恥ずかしくて涼君の顔が見られなかったが。

「駿。今日はこれから時間が有るか?」

自宅で勉強して風呂に入って、自分の部屋でくつろいで、小雪と猫じゃらしで遊んでいる時に、スマホに着信が入った。
見ると涼君からだ。

「どうしたの?涼君。」

「いや…今日の駿って、何か変だったから気になってさ。
だってお前、今日俺を避けてたろう。
俺、何かお前を怒らせる事をしたか?気になってさ。
いやあ、俺は馬鹿だから…さっぱり分からなくて、なあ…俺の何が問題だったか?さっぱり分からないから教えてくれよ。」

えっ…涼君…そんな風に…取ってたの?
さすがにそれは…悪いよなあ!
これは僕も正直に言わなくちゃあ。
でも…恥ずかしいなあ…
僕は猫じゃらしの手を止めて、涼君に答える。
遊びを止められた小雪が、僕を恨めしそうな眼で僕を見るので、僕は小雪を優しく撫でながら、涼君に答えた。
ごめんね。小雪。

「いや…涼君に何か言われた訳じゃないんだ…
う~ん…どう言えばいいのかなあ…実はね…」

僕は赤面しながら、今日、涼君の顔を見られなかった事をしどろもどろになりながら説明した。
涼君は僕の弁明を黙って聞いていたけど、終わるとスマホの向こうから涼君の大爆笑が聞こえて来た。
ええ…さすがにそれだけ笑われるとムカッ!とするなあ!

「ハハハハハハ。笑い悪い。そうかぁ。俺が気を回しすぎたか。
ああっ…良かった。
また夢精なんて…なあ。<笑>」

「な~に、涼君だって夢精くらい経験有るんじゃないの?」

「へっ…!それはないよ。
俺は定期的に自家発電してるもん。」

「自家発電って何さ?」

「ああっ…悪い。オナニーの事だよ。だって俺たち年頃じゃんか。駿だってオナニーくらいするんだろ。」

「まあ…たまにかな。僕は長澤家に引き取られた子だし、妹もいたりして、なかなかオナニーするのは、難しいもんがあってね。」

「はぁ…そりゃ確かに不便だなあ。
なあ…駿。明日はサッカー部も休みだけどお前明日、暇?」

「うん…特別に何かある訳じゃ無いけど。」

「そうかぁ。なあ…それなら明日デートしようぜ!
俺がお前の願いを叶えてやるぜ。」

「ね…願いって…何?」

「俺たちも中3。
そういえば去年のキャンプ以来あんまりお互いエッチな事をして無かったろ。
期待していいぜ。駿。」

涼君にそう言われた途端に、僕は背筋がゾクゾクゾクとして、股間をキュンとした性感が襲ってきた。
いやだな。僕は何を連想しているんだろう?

翌日は土曜日。
涼君が早めに遊びに行こうとの事で、まだ8:00なのに磯佐木モールに着いちゃった。
僕の服装は、暁さんの店の紅のオリジナルTシャツと、これも暁さんの店の茶色のアーガイルオリジナルのパーカーを羽織る。
暁さんの店は古着屋なのに、オリジナル商品も結構作っていて売っているんだよね。
そして足元は、ショートパンツに水色と青色と紺色の縞々模様のハイソックス。そして黄色のスニーカー。
両手首にはグリーンのリストバンド。

涼君はジーンズウェアの上下で、カッコいいキャップを被り、足元はブランド物のハイカットスニーカー。
そして背中には大きめのデイパック。
いったい何が入っているんだろう?
そういえば涼君も今年で15歳。
大人の身体になってきたなあ。

横浪市の繁華街。
磯佐木モールから脇道に入った暁さんの古着屋。
そこには雪彦さんがいた。
そしてもう一人が始めて会う雪彦さんの友達。
恋人なのかな?

「始めまして。君が菊島涼太君。そして梅林駿君だね。
俺の名前は永瀬司。
H大学2年で雪彦の友達だよ。」

うわあ…雪彦さんに負けない有名私大。
今2年だと雪彦さんよりひとつ下か。
涼君に促されて、涼君も僕も司さんに挨拶。
司さんは雪彦さんと違って少し若く見えるから高校生でも通るなあ。

「じゃあ、涼太君。駿君。出かけようか。」

雪彦さんに促されて僕たちは雪彦さんと司さんについていく。
するとパーキングメーターにミニバンの白い車。
雪彦さんに聞いたらホンダのフリードという車種でハイブリッド車らしい。
そして雪彦さんに促されて、僕たちも白いフリードに乗り込んだ。
ドライバーは雪彦さん。
雪彦さんが実家の車を借りて来たらしい。
実家に帰ると必ずフリードを借りて乗っているらしく、滑らかな運転だった。
助手席が司さんで、僕らは後部座席。
そして後部座席には大きな紙袋がひとつ、涼君の足元に置かれていた。

途中コンビニでドリンクと軽い朝食を購入し、フリードがバイパスに乗る。
軽快に走る車の中で、涼君が足元の紙袋をガサガサと開けた。

「駿。これを見な。<笑>」

涼君の手に握られていたのは、久しぶりに見る手枷だった。

司さんが僕に向かい。

「駿君が気に入ってくれたらいいけどね。
実はもうひとつあるんだよ。<笑>」

司さんは、くくっと悪戯っぽく笑い、涼君がもう一対の手枷より太い枷を取り出した。

「それは足枷。見たとおり足首に嵌めるんだよ。」

司さんが涼君と僕に説明してくれる。
そして涼君が僕を見て片目を瞑り笑いながら。

「駿。じゃあ。キャンプ以来の、手首をこの枷で縛ってやるよ。さらに今日は足枷もな❗」

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