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第一章 中学2年
安堵⚽・
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瞬
雪彦さんと色々と話して、僕は何か気が楽になった。
街からの帰りの電車の中でも、肩の重みが少し取れたみたいな、足取りが軽くなったみたいな。
そうしたら涼君にやたらと話したくなって、地元の駅に着いたら涼君にスマホで電話をしていた。
直ぐに会いたいなって。涼君は会ってくれるかな?
涼君の家の近くまで行き、コンビニのラッキーマートから電話をかける。
涼君が笑いながらやってきた。
涼君は普通のTシャツにシャツを羽織って下はジーンズ。
グリーンのジーンズなのがオシャレだね。
涼太
「ハハハ。駿もすっかり暁のコーディネートが気に入ったみたいだな。
そのファッション似合ってるぜ。
じゃあここで立ち話もなんだから、ラッキーマートで飲み物でも買って近くにいい公園が有るんだけど、そこで話をしようぜ!」
僕と涼君はラッキーマートから歩いて5分の神社横の公園にやってきた。
ここはそこそこ大きい公園で座れるベンチも置いてあり、眼の前には噴水もあり心地いい。
僕は今日、一人で暁さんに会いに行ったと涼君に伝えた。
言わないのは良くない事だと思えたから。
そして涼君に言っておきたい事もあって。
ありのままの僕を知って欲しいから。
駿
「涼君。僕ね…昨日変な事言っちゃったよね。
虐めて…とか。」
涼太
「あっ…ああ、なんかそんな事が聞こえた様な…違うような…
まあ…いいけどよ!
ハハハハハ!」
あっ…やはり涼君は覚えていたんだ…それは…そうだよな…。
もう涼君には正直に言おう。
それで嫌われたら…仕方ないじゃん。
駿
「涼君。実は僕は…そんな性癖が…有るんだ。
虐められると興奮しちゃったり…」
涼太
「へっ…えっ…それってどんな?」
駿
「うん…例えば…縛られたり…されちゃったり…とか。」
涼太
「あっ…それって…お前って、
マゾって奴?」
涼君は口をポカン…と開けて僕を指差した。
あああ…やっぱり言っちゃったらまずいかな?
気持ち悪いって思われちゃったら…
涼太
「あああ…そうかぁ。なーるほど!
駿。その話って、俺以外に誰か話したか?」
駿
「うん…暁さんと…もうひとり…暁さんの紹介してくれた人に相談して…ごめん。その人は大学生だけど名前は言えない。
ごめんね。」
涼太
「そっかあ!うん…なるほどね。暁ならいいや。俺もそれ以上は聞かない。
それは俺以外の誰にも言うなよ。変な誤解を招くしな。」
駿
「……………………ねえ。それだけ?」
涼君は笑いながら、僕にはいつもとおりの対応。
あれっ?涼君の意見は?
駿
「ねえ!涼君は僕が…マゾ…でも平気…なの?
気持ち悪く無いの…?」
涼太
「へっ…なんで?だって駿は駿じゃん。それに俺だってゲイだぜ!
アブノーマルは一緒じゃん。<笑>」
僕は涼君の顔をマジマジと見つめた。
あああ…涼君に取って大した問題じゃ無かったんだ。
涼君はありのままの僕を受け入れてくれてるんだ!
うん…涼君の姿が歪んで見える。
涙が溢れて来ちゃったから。
涼太
「なんだよ。また泣いてるのか?泣き虫な奴だな。
でも…俺にとっては駿は駿なんだ。それに俺は駿が好きになった時に、駿が普通に女の娘が好きで俺が気持ち悪がられたらそっちの方が全然ショックだったぜ。
駿も俺と同じゲイって知った時にはどれだけ嬉しかったか。
だから…俺が駿を嫌いになる事なんか無いんだ。
安心したか?駿。」
僕はもう声も出せずにただしゃくりあげるだけだった。
ああ、今すぐに駿君に抱きついていきたいけど、さすがに公園は人目があるしなあ。
すると駿君が僕の意を読んだのか?手を握ると公園横の神社に連れていかれた。
そして神社の鳥居はくぐらずに、横の脇道に入ると、神社の敷地内だろうけど人気のない林の中に入った。
ここからは全く人目にはつかない。
涼太
「駿!こっちを見ろよ!」
涼君に命令口調で言われた。
あああ…なんかゾクゾクしちゃう…♡
グイッ!涼君は左手で僕を抱きしめて来た。僕は涼君にされるまま。
右手で涼君は僕の顎をつまみ上げて、鋭い瞳で僕を見つめるなり、強引に唇を合わせてきた。
そして涼君の舌が僕の唇を割って入り、涼君の舌が僕の口中に…
僕も涼君の舌に自分の舌を絡め合わせる。
ピチャピチャピチャ!
淫らな音が響く。
あああ…僕たちはとってもいやらしい中学生。
夕陽が木々の間を照らしていた。
鳥の鳴き声がかすかに聞こえる。
ああ…ずっとこのままでいたい❗
雪彦さんと色々と話して、僕は何か気が楽になった。
街からの帰りの電車の中でも、肩の重みが少し取れたみたいな、足取りが軽くなったみたいな。
そうしたら涼君にやたらと話したくなって、地元の駅に着いたら涼君にスマホで電話をしていた。
直ぐに会いたいなって。涼君は会ってくれるかな?
涼君の家の近くまで行き、コンビニのラッキーマートから電話をかける。
涼君が笑いながらやってきた。
涼君は普通のTシャツにシャツを羽織って下はジーンズ。
グリーンのジーンズなのがオシャレだね。
涼太
「ハハハ。駿もすっかり暁のコーディネートが気に入ったみたいだな。
そのファッション似合ってるぜ。
じゃあここで立ち話もなんだから、ラッキーマートで飲み物でも買って近くにいい公園が有るんだけど、そこで話をしようぜ!」
僕と涼君はラッキーマートから歩いて5分の神社横の公園にやってきた。
ここはそこそこ大きい公園で座れるベンチも置いてあり、眼の前には噴水もあり心地いい。
僕は今日、一人で暁さんに会いに行ったと涼君に伝えた。
言わないのは良くない事だと思えたから。
そして涼君に言っておきたい事もあって。
ありのままの僕を知って欲しいから。
駿
「涼君。僕ね…昨日変な事言っちゃったよね。
虐めて…とか。」
涼太
「あっ…ああ、なんかそんな事が聞こえた様な…違うような…
まあ…いいけどよ!
ハハハハハ!」
あっ…やはり涼君は覚えていたんだ…それは…そうだよな…。
もう涼君には正直に言おう。
それで嫌われたら…仕方ないじゃん。
駿
「涼君。実は僕は…そんな性癖が…有るんだ。
虐められると興奮しちゃったり…」
涼太
「へっ…えっ…それってどんな?」
駿
「うん…例えば…縛られたり…されちゃったり…とか。」
涼太
「あっ…それって…お前って、
マゾって奴?」
涼君は口をポカン…と開けて僕を指差した。
あああ…やっぱり言っちゃったらまずいかな?
気持ち悪いって思われちゃったら…
涼太
「あああ…そうかぁ。なーるほど!
駿。その話って、俺以外に誰か話したか?」
駿
「うん…暁さんと…もうひとり…暁さんの紹介してくれた人に相談して…ごめん。その人は大学生だけど名前は言えない。
ごめんね。」
涼太
「そっかあ!うん…なるほどね。暁ならいいや。俺もそれ以上は聞かない。
それは俺以外の誰にも言うなよ。変な誤解を招くしな。」
駿
「……………………ねえ。それだけ?」
涼君は笑いながら、僕にはいつもとおりの対応。
あれっ?涼君の意見は?
駿
「ねえ!涼君は僕が…マゾ…でも平気…なの?
気持ち悪く無いの…?」
涼太
「へっ…なんで?だって駿は駿じゃん。それに俺だってゲイだぜ!
アブノーマルは一緒じゃん。<笑>」
僕は涼君の顔をマジマジと見つめた。
あああ…涼君に取って大した問題じゃ無かったんだ。
涼君はありのままの僕を受け入れてくれてるんだ!
うん…涼君の姿が歪んで見える。
涙が溢れて来ちゃったから。
涼太
「なんだよ。また泣いてるのか?泣き虫な奴だな。
でも…俺にとっては駿は駿なんだ。それに俺は駿が好きになった時に、駿が普通に女の娘が好きで俺が気持ち悪がられたらそっちの方が全然ショックだったぜ。
駿も俺と同じゲイって知った時にはどれだけ嬉しかったか。
だから…俺が駿を嫌いになる事なんか無いんだ。
安心したか?駿。」
僕はもう声も出せずにただしゃくりあげるだけだった。
ああ、今すぐに駿君に抱きついていきたいけど、さすがに公園は人目があるしなあ。
すると駿君が僕の意を読んだのか?手を握ると公園横の神社に連れていかれた。
そして神社の鳥居はくぐらずに、横の脇道に入ると、神社の敷地内だろうけど人気のない林の中に入った。
ここからは全く人目にはつかない。
涼太
「駿!こっちを見ろよ!」
涼君に命令口調で言われた。
あああ…なんかゾクゾクしちゃう…♡
グイッ!涼君は左手で僕を抱きしめて来た。僕は涼君にされるまま。
右手で涼君は僕の顎をつまみ上げて、鋭い瞳で僕を見つめるなり、強引に唇を合わせてきた。
そして涼君の舌が僕の唇を割って入り、涼君の舌が僕の口中に…
僕も涼君の舌に自分の舌を絡め合わせる。
ピチャピチャピチャ!
淫らな音が響く。
あああ…僕たちはとってもいやらしい中学生。
夕陽が木々の間を照らしていた。
鳥の鳴き声がかすかに聞こえる。
ああ…ずっとこのままでいたい❗
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