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第六章 地獄に落ちた人形たち

貴也の敗北…哀しい服従

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☆貴也
うっうううっ…。頭がガンガンする。あっ僕は床に転がされていた。
僕は汗まみれの身体で首輪と後ろ手手枷。
足枷には鎖を嵌められて倒れていた。
うっ…気持ち悪い…
何があったのかな?僕はゆるゆると身体を起こした。
僕は部屋の中を見回す。
たしか僕は吊るされて戸倉に犯されていたはず…
どうして…そうだ。雪彦が僕を助けにきてくれたんだ。
雪彦はどうしたんだろう?
あれっ…その時僕は気付いた。さっきまで調教室に無かった…十字架?
そして十字架には誰か架けられてる。
僕は十字架に近づくと。
えっ等身大の人形?
そして…人形の姿は…
ゆ…き…彦…

戸倉「ほう。眼が覚めた様だな。どうだ。その人形良く出来ているだろう。
雪彦を寸分の狂いなく再現したのだ。
関節も動かせるからどんな風にも縛る事が出来るのだw」

戸倉はシャワーを浴びていたらしく濡れた髪でガウンを着ていた。

僕は恐ろしいものを見て身体の震えが止まらなくなる。
なんで…雪彦の人形が…

戸倉「フフフフフフ。
ではお前に面白いものを見せてやるぞ。
その人形の牡棒を咥えてみろ。まあ嫌なら別に構わんがwww」

僕は震える身体で人形の牡棒に近づいてよく見る。
そこにはまるでお経の様なさっぱり読めない字が細かく書かれていた。
陰囊にもびっしりと。
驚くのは牡棒も雪彦のモノとは寸分の違いも無い。
僕には良く分かる。
僕は後ろ手縛りの身体でゆっくりと人形の牡棒を咥えていった。

その瞬間!

✟あ…あああ~!うっうううっ…!
くっ苦しい…苦しいよ…

頭の中に雪彦の苦しむ声が…
響いてくる!
なんでなんで!
どうしてこんなっ…?

✟あっあああ~…貴也…か?

✞そう…だよ。雪彦っ僕の声が…?

✟ああっ聞こえる!うっうううっ…!

✞雪彦!雪彦!しっかりして!

僕は心で雪彦に必死で語りかける。

✟うっうううっ…貴也。ご…めん
僕に力が無かった…から貴也を救えなかった…うっあああ~うううっ…『涙』

泣いてる雪彦が…哀しそうに…泣いてる…『涙』

✞泣かないで!雪彦。雪彦は僕や優を助けて…くれたんだよ『涙』

僕は辛すぎて人形の牡棒から口を離した。
この縛られた人形は雪彦…なんだ『驚愕』

僕は人形の牡棒から口を離す。
もう雪彦の声は…聞こえない。
これはどういう事?
僕は戸倉に尋ねた?

戸倉「フフフ。哀れな雪彦はこの縛られ人形に封印されてしまったのだ。
お前を助けるためにな。
お前のせいで雪彦は封じられてしまったんだぞ。
お前のせいだw」

貴也「ぼっぼっ…僕のせい…どうして…」

戸倉「お前に憑依した雪彦はお前を見捨ててお前の身体から逃げる事も出来たんだ。
ただそうなればお前に凄まじい苦痛が襲いお前は狂ってしまうか、ショックで死んでしまう事すらあり得た。
だが雪彦は優しい奴だったらしいなw
お前を助ける為に苦しみながら呪術の淫具に封印される事をえらんだのさw
自分の魂が永遠に苦しむ事になるのにな。
泣かせる話じゃないかwww
雪彦に感謝しろよ。」

そ…ん…な。
僕のせいで雪彦の…魂が…永遠に…
苦しむなんて!
嫌だ!
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…

貴也「お願いします。お願いします。戸倉様。御主人様様。
僕を殺して雪彦を助けて下さい!
雪彦が僕の為に…
駄目駄目…そんな事…
お願いします。お願いします。お願いします。
僕の身体も心も全て全て全て!
戸倉様に…ごっ御主人様に捧げます。
白薔薇に捧げます。
どんな辛い調教をされても喜んでお受けいたします。ですからお願いです。
雪彦を開放して…くださいませ…
『号泣』」

戸倉「そうか。しかし私も封印は上海での呪術師から学んで行っただけで、封印の解き方なんぞは知らんw
まあ、お前が心を入れ替えて奴隷人形として振る舞うのならまあその呪術師に相談してやらん事もないw
だから今からお前はその事をこれからの態度で証明するのだ。
分かったか。
分かったならまずは私の足に服従のキスをするのだ。」

戸倉…いや戸倉…様は僕の前に足を差し出した。

僕はなんのためらいもなく…
戸倉様の足の甲に服従のキスを…
あああ~この方は本物の悪魔なんだ…
僕みたいな奴隷人形が悪魔に勝てる訳なんか無い。
ごめんなさい…戸倉様。
いつか雪彦を…助けて…下さいませ。
『哀泣』

ひとつ!僕たちは御主人様に尽くす人形です…❗️


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