上 下
25 / 146
第二章 奴隷少年達の哀しい宴

哀しみの宴 宴の終わり

しおりを挟む
僕は和希。白薔薇の奴隷少年。
僕は首輪に白ハイソックス裸で、黒い手枷足枷でX字型に縛られている。
口には口枷をされていて話せない。
ペニスとアナルにはローターを装着されて、僕は哀泣を流しながら、ローターの機械的な責めに身体全体をクネクネと悶えさせていた。
そしてそれ以上に辛い責めが僕の眼の前に。
僕の智也お父さんが、僕の眼の前で麻縄で後ろ手緊縛されて、足枷で大股開きにされて、調教師の涼介に背後から…
犯されているんだ!
嫌っ!あああ~お父さん!
実の息子の眼の前で、縛られて犯されるなんて余りにも、残酷すぎる!
お父さんは凄くイケメンだ。
若く見えるから、34になるんだけど、26~27くらいに見える。
お父さんは首輪をされた身体を汗まみれにしながら、哀泣を流して、ああ~、哀しい喘ぎ声を上げていた。
ううう~
聞きたくない!耳を塞ぎたい!
でも縛られているから、耳を防げない!
大好きなお父さんが犯されて喘ぐ声なんか見たくない!
僕は泣いて必死に首を振りながら、眼を瞑り、せめてお父さんの哀しい姿だけからは眼を背けていた。

ギシッギシッギシッギシッ

「ああ~、はあはあはあ、うっ、うっぐっ、はぁ、はっはぁ、あっうっいいっ、
ああ~ああ~ああ~…」

お父さんの…喘ぐ声が…哀しく…聞こえる…
もう許して…
それ以上!
お父さんを辱めないで…『涙』」

「へっ。あんた。マゾ奴隷智也っていったっけか?
いいケツの穴の締りしてるな!
おまけにケツの穴の筋肉を上手く動かすから、俺のチンポにいい刺激が来るぜ!
和希ー!お前の親父のケツマンコ。
最高だぜ!
本当にケツを振るのも上手いし、和希はマゾ奴隷としては全然親父に及ばねえな!
いっぺんしっかりとお前のマゾチンコに、親父のケツマンコを味合わせてやるぜ!
楽しみにしとくんだな。
ケケケケケケケケケ!」

ひい~!そんな事出来る訳ないじゃん!!

僕は思わず、涼介を睨んだ。
涼介は金髪の長髪を振りながら、残酷な眼で僕を睨みつけ。

「よう。和希やっとこっちを見たな。
それが目的の挑発さ。
今からお前の親父のケツに俺の雄汁をぶち込んでやるぜ!
ゆっくりと見て楽しみな。
おらー行くぜー♡)」

ドピュッドピュッドピュッドピュッドピュッドピュッ

お父さんは汗まみれの身体を激しく仰け反らせて涼介の精液が体内に!
ああ~お父さんが涼介に犯されてしまった『涙』

「ああ~。かっ和希…情けない父を…許してくれ…
うっうううう~うっううう~『号泣』」

僕の眼の前でお父さんが泣き続ける!
もう…やめて下さい…お願い…します…
口枷をされて話せない僕は、ただただ泣きながら、う~む~言いながら必死に首をただ振るだけ。

後ろ手緊縛された智也とX字型緊縛された和希は互いの首輪同士を、頬がくっつく程の短い鎖で繫がれて、舞台の照明に晒されたオブジェにされていた。
パーティー終了時間まで涙を流しながら頬を触れさせている父子。
何かを互いに話しているようだが、周りには聞こえない。
哀れなマゾ奴隷の親子。互いに晒し者にされて、それはあまりにも凄惨な図。
パーティーも終わる時間になり、
副支配人の藤井が、パーティー終了のアナウンスを告げる。
和希と智也も舞台から降ろされる。
他の客は帰る者もいれば、指名した少年と個室に行き情事に浸る者もいる。

先に舞台に上がったミチルと綾人。
オブジェのソラ
トルトゥーラの舞台に上がった貴也は今日の務めが終了した。
鉄大人に話が有ると言われた貴也だけは大人のプライベートルームに。
それ以外の3人は居住エリアへと帰宅した。
残りの8人は指名を受け、夜伽の相手をする。

ミチル、綾人、ソラの3人。
皆、白ハイソックス裸に首輪手枷足枷姿で
専用エレベーターで居住エリアの20階へと戻る。
3人共エレベーター内でも、黙ったまま。
もちろん舞台での疲れもあったが、ミチルと綾人は和希の事を心配していた。
ソラはオブジェとして会場の外に晒されていたから詳しい事情は知らない。
だが今日のパーティーが特殊なものであった事は察していた。

「ミチル、綾人。今日、何があったの?」

居住エリアに戻るなりたまらなくなり、ソラは二人に尋ねる。
二人の表情が尋常じゃなかったから。

ミチルと綾人は互いに顔を見合わせ、話すか?どうするか?との顔をしていたが、ソラだけが知らないのはどうか?と思い、ミチルがポツポツと語り始めた。
自分と綾人の舞台。
アクシデント続きだった貴也のトルトゥーラ。
そして和希が実の父親と舞台に上げられてマゾ調教の辱めを受けてしまった事。
そして相当なショックを受けただろうとの事。

ソラは黙ったままミチルの話を聞いていたが、和希と父親との絡みを聞いた時にはまだ幼い顔を真っ赤にして泣き出して怒り出した。

✩僕はソラ。
ミチルの話を聞いて愕然とした。
酷い。父親とマゾ調教を受けるなんて、和希が可哀そうすぎるよ!
正直いえば、僕は親というものを知らない。
家族も知らない。
捨て子だったのか?理由は知らない。
物心ついた時には施設にいて、また施設をたらい回しだったから。
最後の施設は悪徳施設で、ろくに食事もさせて貰えずに半栄養失調状態で、時々殴る蹴るの暴行も受けていた。
いつ死んでもおかしくなかった。
白薔薇に売り飛ばされて来た時に食事が毎日出来る事に喜びを感じたくらい。
ただ特別調教はもうごめんだけど!
そんな僕でも、いやだからこそ家族に凄く憧れを感じていたんだ。
和希とは班が違うから特別親しく話す仲じゃなかったけど、たまたまお父さんの話をしてた事があって、その時に和希は凄く幸せな顔をしていたから。
本当に羨ましかった。
和希のお父さんの様な父が欲しかった。
そんな和希の事を思うと…
悲しくなって…涙が止まらない…❗


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18】溺愛される公爵令嬢は鈍すぎて王子の腹黒に気づかない

かぐや
恋愛
公爵令嬢シャルロットは、まだデビューしていないにも関わらず社交界で噂になる程美しいと評判の娘であった。それは子供の頃からで、本人にはその自覚は全く無いうえ、純真過ぎて幾度も簡単に拐われかけていた。幼少期からの婚約者である幼なじみのマリウス王子を始め、周りの者が シャルロットを護る為いろいろと奮闘する。そんなお話になる予定です。溺愛系えろラブコメです。 女性が少なく子を増やす為、性に寛容で一妻多夫など婚姻の形は多様。女性大事の世界で、体も中身もかなり早熟の為13歳でも16.7歳くらいの感じで、主人公以外の女子がイケイケです。全くもってえっちでけしからん世界です。 設定ゆるいです。 出来るだけ深く考えず気軽〜に読んで頂けたら助かります。コメディなんです。 ちょいR18には※を付けます。 本番R18には☆つけます。 ※直接的な表現や、ちょこっとお下品な時もあります。あとガッツリ近親相姦や、複数プレイがあります。この世界では家族でも親以外は結婚も何でもありなのです。ツッコミ禁止でお願いします。 苦手な方はお戻りください。 基本、溺愛えろコメディなので主人公が辛い事はしません。

【完結】身売りした妖精姫は氷血公爵に溺愛される

鈴木かなえ
恋愛
第17回恋愛小説大賞にエントリーしています。 レティシア・マークスは、『妖精姫』と呼ばれる社交界随一の美少女だが、実際は亡くなった前妻の子として家族からは虐げられていて、過去に起きたある出来事により男嫌いになってしまっていた。 社交界デビューしたレティシアは、家族から逃げるために条件にあう男を必死で探していた。 そんな時に目についたのが、女嫌いで有名な『氷血公爵』ことテオドール・エデルマン公爵だった。 レティシアは、自分自身と生まれた時から一緒にいるメイドと護衛を救うため、テオドールに決死の覚悟で取引をもちかける。 R18シーンがある場合、サブタイトルに※がつけてあります。 ムーンライトで公開してあるものを、少しずつ改稿しながら投稿していきます。

剛柔なお前の為。

pom
BL
〔青年は衝動に苦しむ。葛藤と性欲の渦。快感に呑まれていく身体。心地が良い。〕 「俺を信じて受け止めてくれるのなら、今まで以上の快感を教えてやる。」 「お前はマゾの素質がある。それはサドの奴とセックスすると、とてつもねー快感に変わるんだ。」 「そんなに感じたいなら。さっきの可愛い声を存分に聞かせてくれたら、たっぷり突いてやる。」 「これで分かったか?酷くされるだけじゃ、お前は心から気持ちよくなれねー。」 父親から受け継いだ凛々しく整った顔付き、逞しく雄々しい肉体。 母親から受け継がれた穏やかで温和な、時に冷酷な目付き。 洗練された柔らかいむっちりとした筋肉と澄んだ笑顔は人々を魅了する媚薬かもしれない。 そんな彼は【最強】という名の極地に到達しようとしていた。 柔術の申し子。坂鬼 大河  彼の周りに起こる波乱。 全ては手のひらの上。 徐々に炎上していく、戦いとセックス。 ✳︎BLと言うより、官能小説に近いです。話が進むに連れて、かなりエロくなります。

所詮は他人事と言われたので他人になります!婚約者も親友も見捨てることにした私は好きに生きます!

ユウ
恋愛
辺境伯爵令嬢のリーゼロッテは幼馴染と婚約者に悩まされてきた。 幼馴染で親友であるアグネスは侯爵令嬢であり王太子殿下の婚約者ということもあり幼少期から王命によりサポートを頼まれていた。 婚約者である伯爵家の令息は従妹であるアグネスを大事にするあまり、婚約者であるサリオンも優先するのはアグネスだった。 王太子妃になるアグネスを優先することを了承ていたし、大事な友人と婚約者を愛していたし、尊敬もしていた。 しかしその関係に亀裂が生じたのは一人の女子生徒によるものだった。 貴族でもない平民の少女が特待生としてに入り王太子殿下と懇意だったことでアグネスはきつく当たり、婚約者も同調したのだが、相手は平民の少女。 遠回しに二人を注意するも‥ 「所詮あなたは他人だもの!」 「部外者がしゃしゃりでるな!」 十年以上も尽くしてきた二人の心のない言葉に愛想を尽かしたのだ。 「所詮私は他人でしかないので本当の赤の他人になりましょう」 関係を断ったリーゼロッテは国を出て隣国で生きていくことを決めたのだが… 一方リーゼロッテが学園から姿を消したことで二人は王家からも責められ、孤立してしまうのだった。 なんとか学園に連れ戻そうと試みるのだが…

西谷夫妻の新婚事情~元教え子は元担任教師に溺愛される~

雪宮凛
恋愛
結婚し、西谷明人の姓を名乗り始めて三か月。舞香は今日も、新妻としての役目を果たそうと必死になる。 元高校の担任教師×元不良女子高生の、とある新婚生活の一幕。 ※ムーンライトノベルズ様にも、同じ作品を転載しています。

拝啓、婚約者様。ごきげんよう。そしてさようなら

みおな
恋愛
 子爵令嬢のクロエ・ルーベンスは今日も《おひとり様》で夜会に参加する。 公爵家を継ぐ予定の婚約者がいながら、だ。  クロエの婚約者、クライヴ・コンラッド公爵令息は、婚約が決まった時から一度も婚約者としての義務を果たしていない。  クライヴは、ずっと義妹のファンティーヌを優先するからだ。 「ファンティーヌが熱を出したから、出かけられない」 「ファンティーヌが行きたいと言っているから、エスコートは出来ない」 「ファンティーヌが」 「ファンティーヌが」  だからクロエは、学園卒業式のパーティーで顔を合わせたクライヴに、にっこりと微笑んで伝える。 「私のことはお気になさらず」

噂好きのローレッタ

水谷繭
恋愛
公爵令嬢リディアの婚約者は、レフィオル王国の第一王子アデルバート殿下だ。しかし、彼はリディアに冷たく、最近は小動物のように愛らしい男爵令嬢フィオナのほうばかり気にかけている。 ついには殿下とフィオナがつき合っているのではないかという噂まで耳にしたリディアは、婚約解消を申し出ることに。しかし、アデルバートは全く納得していないようで……。 ※二部以降雰囲気が変わるので、ご注意ください。少し後味悪いかもしれません(主人公はハピエンです) ※小説家になろうにも掲載しています ◆表紙画像はGirly Dropさんからお借りしました (旧題:婚約者は愛らしい男爵令嬢さんのほうがお好きなようなので、婚約解消を申し出てみました)

【R18】両想いでいつもいちゃいちゃしてる幼馴染の勇者と魔王が性魔法の自習をする話

みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。 「両想いでいつもいちゃいちゃしてる幼馴染の勇者と魔王が初めてのエッチをする話」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/575414884/episode/3378453 の続きです。 ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで

処理中です...