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第五章
💜慎也と瑞穂❗
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💜慎也
瑞穂に連絡を入れた週の土曜日。
明日土曜日は練習試合があり、隣のA県N市の強豪校との試合だった。
N市は慎也の出身地Y市の様な大都会で学校数も多く練習試合の相手は尾栄高校は20回以上も全国に出ている強豪校だ。
地元A県のJリーグのチームに結構な数のJリーガーを排出している強豪校だ。
最近S県西部エリアではかなりの強豪と認識されてきた宇連高サッカー部をわざわざ招待してきてくれたらしい。
尾栄高校か。練習試合でも相手にとって不足はないぜ。
試合会場はN市の大きなサッカー競技場。
先発出場の俺はしっかりと身体をアップしておく。
すると綾人が俺のアップを手伝ってくれた。
高瀬綾人はこの前の…浅間君だったっけ?
遊びに来た時に皆で話して親しくなったんだよな。同学年だし。気さくな奴だしね。
まあ俺は身分が低いマゾ也にされちゃってるから基本敬語で話すんだけどな『苦笑』
綾人「よう。慎也も先発出場か?」
慎也「ええ。トップ下っすよ。
ヒカル先輩がボランチにまわりましたからね。
FWが翔さんとトモ先輩ですからね。
どっちに回してもいいし。いざとなれば俺が攻めるし。やりがいがありますよ。
ボランチとしてはヒカル先輩の冷静なゲームメイクは抜群ですからね。
綾人さんはウィングでしょ。」
綾人「だから敬語はいいってw
まあ俺は走り回って引っ掻き回すのが仕事だからな。
身体は小さいけど体力は部でも誰にも負けない自信があるぜw」
慎也「頼もしいっすねw」
さあもうすぐ試合が始まるな。
やっぱり試合は凄く燃えるぜ!
さてここはなかなか立派な設備だな。
観客席も大きいし。
「慎也ー!」
えっ今。誰か呼んだ?
女の声だったが、まさか村瀬と柊の悪魔のマネージャーコンビ?
違うな。二人で談笑してる。
「慎也ー!こっちよw」
えっ、俺は声のする方へ顔を向けるとそこには
みっ…瑞穂。どうして…このN市に?
俺は観客席にいた瑞穂に近寄った。
まっずいなあ。久しぶりの瑞穂。
さらにきれいになってる。
元々いい女だったし。俺より2歳年上だしさらに大人っぽくなってるなあ。
瑞穂「久しぶり。慎也。レギュラーなのにw
なにその背番号93番って。」
慎也「ああっこれなっ。
底辺からやり直すつもりでこんな番号にしたんだ。」
瑞穂「あらあらw
私はてっきり慎也は女癖が悪いからクズの93かと思っちゃったわw」
慎也「なっなんだよ。それっ…
そんな訳ね~だろw」
いっや~冷や汗冷や汗。
なんで分かんだよ。
マゾ也に堕とされて、お前の番号は最下層の番号だと93をあてがわれて、屈辱のクズ番号をつけさせられたが、まあ番号などにはこだわらないからいいんだけど。
しかし瑞穂に言われるとさすがに傷つくな。
慎也「瑞穂はなんでここにいるんだよ?」
瑞穂「この前の電話で週末に練習試合があるって言ってたじゃん。
だからネットで宇連高校のホームページを覗いたらサッカー部がN市で試合があるって見たからさ。
新幹線に乗って来てみたのよ。」
へえ、わざわざ新幹線で俺に会いに来たのか。
慎也「でも新幹線ってY市からN市はかなり遠いぜ。」
瑞穂「そんな事ないわよ。
1時間半くらいだし。それより今日の相手、尾西高校って相当強いんでしょ?
慎也たち勝てるのw?」
慎也「問題ねーよ。俺たちも相当強いからな。
ましてやトップ下は宇連高に来て始めてだしな。
楽しみにしてなw」
練習試合が始まった。今日のフォーメーションは間柴が選手権予選を見据えて考えたオーダー。
尾西は確かに強かった。
堅牢な守備を持ち翔とトモ先輩へのガードが固くなかなかボールを廻せない。
さらにボールを奪うと速攻のカウンターで一気に攻め込んでくる。
しかし司令塔のヒカル先輩はさすが的確な指示で味方陣の突破は許さない。
ゴール前が空いてもGKのマモルは鉄壁だ。
元気な綾人はひたすらボールを追い体力が無尽蔵だな。
やっるー!
しかし点が取れねー!
こりゃ俺とトモ先輩と翔の責任が問われちまうな。
どうするかな?二人のマークがキツすぎる。
さすがT地方でも屈指の実力を持つ尾西高。
しかし俺たちもサッカーが取り柄で集められた集団。
なんとかするぜ!
ハーフタイムで俺は二人にある相談を。
慎也「翔さん。トモ先輩。俺に考えがあるんだ。任せてもらっていいか。」
トモ「ああっ頼むよw」
翔「はあはあはあ!分かった。トップ下はマゾ也だからな。」
この場でも俺をマゾ也って呼ぶか~w
ピッチに戻る時に俺は綾人に耳打ちする。
慎也「綾人さん。綾人さんが切り込んできてくれ。トモ先輩と翔さんに徹底マークをつけさせる。
二人を囮にする。
合図したら一気に切り込んでくれ。
最高のパスを送ってみせる!」
綾人「ああっ任せとけ慎也!風の様なスピードで切り込んでやるぜ!」
後半戦。俺は必死にトモ先輩や翔さんにパスを送る!何度も何度も。
まるでそれしか手が無いか!と思わせるため。
そして相手がこの作戦で正しいと思い込ませたと思われた瞬間。
合図を見た綾人が疾風の様に敵陣前に駆け抜け、俺は綾人にまるでJリーガーばりの最高のパスを送ってみせた。
綾人のシュートがゴールに突き刺さる!
どうだ!これが元ユースの実力だぜ!『快笑』
ゲームが終わり2対0で勝利。
1点取られて流れが良くなり、俺は今度は自分でゴール前に切り込み、翔のマークが外れた瞬間に的確なパス。
翔はうまく合わせて2ゴール目。
へえ。さすがにうまいもんだw
試合が終わり尾栄高イレブンと握手をしてスタンドの瑞穂を見る。
瑞穂は笑って手を上げた。
ああっやっぱりいい女だよな。
瑞穂は。
いけねいけね!もう瑞穂とは別れたんだぜ。
住んでる所も遠いし。
でも瑞穂は。
俺が唯一マジで好きになった相手だからな💜
瑞穂に連絡を入れた週の土曜日。
明日土曜日は練習試合があり、隣のA県N市の強豪校との試合だった。
N市は慎也の出身地Y市の様な大都会で学校数も多く練習試合の相手は尾栄高校は20回以上も全国に出ている強豪校だ。
地元A県のJリーグのチームに結構な数のJリーガーを排出している強豪校だ。
最近S県西部エリアではかなりの強豪と認識されてきた宇連高サッカー部をわざわざ招待してきてくれたらしい。
尾栄高校か。練習試合でも相手にとって不足はないぜ。
試合会場はN市の大きなサッカー競技場。
先発出場の俺はしっかりと身体をアップしておく。
すると綾人が俺のアップを手伝ってくれた。
高瀬綾人はこの前の…浅間君だったっけ?
遊びに来た時に皆で話して親しくなったんだよな。同学年だし。気さくな奴だしね。
まあ俺は身分が低いマゾ也にされちゃってるから基本敬語で話すんだけどな『苦笑』
綾人「よう。慎也も先発出場か?」
慎也「ええ。トップ下っすよ。
ヒカル先輩がボランチにまわりましたからね。
FWが翔さんとトモ先輩ですからね。
どっちに回してもいいし。いざとなれば俺が攻めるし。やりがいがありますよ。
ボランチとしてはヒカル先輩の冷静なゲームメイクは抜群ですからね。
綾人さんはウィングでしょ。」
綾人「だから敬語はいいってw
まあ俺は走り回って引っ掻き回すのが仕事だからな。
身体は小さいけど体力は部でも誰にも負けない自信があるぜw」
慎也「頼もしいっすねw」
さあもうすぐ試合が始まるな。
やっぱり試合は凄く燃えるぜ!
さてここはなかなか立派な設備だな。
観客席も大きいし。
「慎也ー!」
えっ今。誰か呼んだ?
女の声だったが、まさか村瀬と柊の悪魔のマネージャーコンビ?
違うな。二人で談笑してる。
「慎也ー!こっちよw」
えっ、俺は声のする方へ顔を向けるとそこには
みっ…瑞穂。どうして…このN市に?
俺は観客席にいた瑞穂に近寄った。
まっずいなあ。久しぶりの瑞穂。
さらにきれいになってる。
元々いい女だったし。俺より2歳年上だしさらに大人っぽくなってるなあ。
瑞穂「久しぶり。慎也。レギュラーなのにw
なにその背番号93番って。」
慎也「ああっこれなっ。
底辺からやり直すつもりでこんな番号にしたんだ。」
瑞穂「あらあらw
私はてっきり慎也は女癖が悪いからクズの93かと思っちゃったわw」
慎也「なっなんだよ。それっ…
そんな訳ね~だろw」
いっや~冷や汗冷や汗。
なんで分かんだよ。
マゾ也に堕とされて、お前の番号は最下層の番号だと93をあてがわれて、屈辱のクズ番号をつけさせられたが、まあ番号などにはこだわらないからいいんだけど。
しかし瑞穂に言われるとさすがに傷つくな。
慎也「瑞穂はなんでここにいるんだよ?」
瑞穂「この前の電話で週末に練習試合があるって言ってたじゃん。
だからネットで宇連高校のホームページを覗いたらサッカー部がN市で試合があるって見たからさ。
新幹線に乗って来てみたのよ。」
へえ、わざわざ新幹線で俺に会いに来たのか。
慎也「でも新幹線ってY市からN市はかなり遠いぜ。」
瑞穂「そんな事ないわよ。
1時間半くらいだし。それより今日の相手、尾西高校って相当強いんでしょ?
慎也たち勝てるのw?」
慎也「問題ねーよ。俺たちも相当強いからな。
ましてやトップ下は宇連高に来て始めてだしな。
楽しみにしてなw」
練習試合が始まった。今日のフォーメーションは間柴が選手権予選を見据えて考えたオーダー。
尾西は確かに強かった。
堅牢な守備を持ち翔とトモ先輩へのガードが固くなかなかボールを廻せない。
さらにボールを奪うと速攻のカウンターで一気に攻め込んでくる。
しかし司令塔のヒカル先輩はさすが的確な指示で味方陣の突破は許さない。
ゴール前が空いてもGKのマモルは鉄壁だ。
元気な綾人はひたすらボールを追い体力が無尽蔵だな。
やっるー!
しかし点が取れねー!
こりゃ俺とトモ先輩と翔の責任が問われちまうな。
どうするかな?二人のマークがキツすぎる。
さすがT地方でも屈指の実力を持つ尾西高。
しかし俺たちもサッカーが取り柄で集められた集団。
なんとかするぜ!
ハーフタイムで俺は二人にある相談を。
慎也「翔さん。トモ先輩。俺に考えがあるんだ。任せてもらっていいか。」
トモ「ああっ頼むよw」
翔「はあはあはあ!分かった。トップ下はマゾ也だからな。」
この場でも俺をマゾ也って呼ぶか~w
ピッチに戻る時に俺は綾人に耳打ちする。
慎也「綾人さん。綾人さんが切り込んできてくれ。トモ先輩と翔さんに徹底マークをつけさせる。
二人を囮にする。
合図したら一気に切り込んでくれ。
最高のパスを送ってみせる!」
綾人「ああっ任せとけ慎也!風の様なスピードで切り込んでやるぜ!」
後半戦。俺は必死にトモ先輩や翔さんにパスを送る!何度も何度も。
まるでそれしか手が無いか!と思わせるため。
そして相手がこの作戦で正しいと思い込ませたと思われた瞬間。
合図を見た綾人が疾風の様に敵陣前に駆け抜け、俺は綾人にまるでJリーガーばりの最高のパスを送ってみせた。
綾人のシュートがゴールに突き刺さる!
どうだ!これが元ユースの実力だぜ!『快笑』
ゲームが終わり2対0で勝利。
1点取られて流れが良くなり、俺は今度は自分でゴール前に切り込み、翔のマークが外れた瞬間に的確なパス。
翔はうまく合わせて2ゴール目。
へえ。さすがにうまいもんだw
試合が終わり尾栄高イレブンと握手をしてスタンドの瑞穂を見る。
瑞穂は笑って手を上げた。
ああっやっぱりいい女だよな。
瑞穂は。
いけねいけね!もう瑞穂とは別れたんだぜ。
住んでる所も遠いし。
でも瑞穂は。
俺が唯一マジで好きになった相手だからな💜
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