悲哀人形日記 

龍賀ツルギ

文字の大きさ
上 下
27 / 51
第二部 蘭と蠍(サソリ)篇 一章

可愛い悪魔♡・

しおりを挟む
◈和希は寅雄に身体の血液が逆流するほどの悔しさに耐えながら、ツカサの為にアナルをイボ付きのバイブで穿って頂けるように哀願した。
寅雄の哄笑が大広間内に響き、和希は敗北感の悔しさから号泣する。
二人は一旦、使用人頭の康弘や彦丸たちにより縄を解かれて、今度は2メートル程の距離を置いて、再び手首を麻縄で縛られて、縄尻を天井からの鎖付きの金属フックに繋がれて両手首を高く吊るされてしまう。
さらに白いハイソックスを履いた足首には青竹の足枷を掛けられて、大股開きにされた。
和希もツカサも人の字縛りにされた互いの姿から眼を反らしていた。
ツカサは和希に自分が寅雄に屈伏した事が申し訳無く、和希はツカサが苦しむのを見たくなかった。
そして和希には寅雄が、ツカサには真央がそれぞれついていた。
真央がツカサにだけ猿ぐつわ用のボールギャグを咥えさせてうなじの部分をベルトを止める。
堪え性のないツカサが痒さからのおねだりで、ギャンギャン吠えてうるさいからと、寅雄が嵌めさせたのだ。
ツカサは痒みが辛くても、もはやあ~とかう~とかの声しか出せない。
人の字型に縛られて吊るされているツカサはムクインの痒みから気を紛らわせる為に、全身を紅潮させて汗まみれになり哀泣を流し続けて、必死に悶え喘ぎながら身体を揺さぶっていた。
まるで滑稽なダンスを踊るように。
哀れなマゾダンスを踊り続ける惨めな奴隷人形ツカサ。
その哀れな姿を見て太蔵、弥子の他、使用人たちの康弘、房江、彦丸、真央たちが手を叩きながら笑いツカサに侮蔑言葉を投げつける。
まさに言葉のリンチ。
しかしマゾのツカサはその言葉ひとつひとつを受け入れて、マゾ性感に火がつき激しく肉棒を勃起させる。
肉棒の先端の割れ目からカウパー液が泉のように溢れて、床まで垂れていた。
和希はその哀れなツカサを見て涙を流す。奴隷である自分にはツカサを助けてやる事が出来ないのだ。


康弘と彦丸も太蔵に促されて、寅雄と真央を手伝う事にする。
太蔵と弥子、弥子についている房江も二人のそばに座布団を持って移動してきて座っていた。
すると弥子が寅雄に和希の尻穴をバイブで穿るのを私にやらせて?と願い出た。
義妹の弥子に責め苛まれれば、和希にはかなりの苦痛を与える事が出来ると考えたのだ。
寅雄は喜んでその残酷な申し出を迎え入れる。
今度は寅雄が見学にまわる事になった。

弥子
「フフフ!ムクインの痒みに苦しんで悶えるお兄様ってとってもキュート♡
お兄様、可愛い♡
今度は私がお兄様を可愛がって差し上げるわ。
感謝の言葉を述べなさい。
お兄様♡」

和希はうつむきながら澄んだ形の良い瞳に涙を浮かべて、妹の弥子に対し奴隷としての感謝を口にする。
凄まじい肛門内の痒みに身悶えしながら。
ああ…哀しみから涙が止まらない…

「あああ…弥子…。情けない変態の愚兄である和希の…お尻にバイブ責めをして頂いて…まことに…感謝いたします。
和希は肛門の中が…たまらなく…痒くて…お尻の穴を…ホジホジして頂きたくて…」

ホジホジと言う台詞はサディストたちのツボに見事にはまり、一同がワッと湧いて、大笑いになった。
さらに和希のマゾ淫語は続く。

「あん…こっ…肛門を穿って欲しいのです…弥子…。
マゾ兄を…助けて…下さい…♡」

和希に弥子と呼び捨てを許しているのは、太蔵が和希に妹に責められる屈辱を味あわせて苦しめる為。
使用人たちも和希の事は坊ちゃまとか和希様と呼ばせている。
様付けで呼ばれながら奴隷として責められるのは、和希の被虐感を増幅させた。
和希を呼び捨てでいいのは、義父であり屋敷の主人の太蔵と調教師の寅雄だけだ。

弥子
「マゾ兄?そうねお兄様はマゾ兄。良く自分が分かってるじゃない。
いい子だからいよいよお兄様の肛門をホジホジしてあげるね。
ただしもう少し面白いモノが見たいなあ。
ねえ、お兄様。今ツカサがお兄様の前で恥ずかしいマゾダンスを踊っているけど、お兄様も踊って<笑>
ツカサとお見合いしながらみっともなく恥ずかしく腰を振り合うの。おチンチンを勃起させながらね<大笑>」

妹の弥子は14歳だが寅雄に負けない程のサディストだった。
和希は残忍な妹の命令で浅ましいマゾダンスを踊り始める。
ツカサと互いに哀泣を流してお見合いしながら…
ハイソックス裸の惨めな緊縛姿で…
肛門内のバイブ責めをおねだりする為に…

マゾダンスを踊り続けた❗
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

催眠調教師キモおじ名井の記録 〜野郎どもを淫欲の世界に引き摺り込んでえろえろワールドを創造する〜

かいじゅ
BL
どこから読んでいただいても全く問題ない作品です。 キモおじに催眠で特殊性癖植えつけられてあれこれされます。 即落ち喘ぎ度MAXのマニアックプレイです。 予告無しのやりたい放題ですので、危険を察した方は避難してください笑

【短編集】エア・ポケット・ゾーン!

ジャン・幸田
ホラー
 いままで小生が投稿した作品のうち、短編を連作にしたものです。  長編で書きたい構想による備忘録的なものです。  ホラーテイストの作品が多いですが、どちらかといえば小生の嗜好が反映されています。  どちらかといえば読者を選ぶかもしれません。

【完結】愛する人にはいつだって捨てられる運命だから

SKYTRICK
BL
凶悪自由人豪商攻め×苦労人猫化貧乏受け ※一言でも感想嬉しいです! 孤児のミカはヒルトマン男爵家のローレンツ子息に拾われ彼の使用人として十年を過ごしていた。ローレンツの愛を受け止め、秘密の恋人関係を結んだミカだが、十八歳の誕生日に彼に告げられる。 ——「ルイーザと腹の子をお前は殺そうとしたのか?」 ローレンツの新しい恋人であるルイーザは妊娠していた上に、彼女を毒殺しようとした罪まで着せられてしまうミカ。愛した男に裏切られ、屋敷からも追い出されてしまうミカだが、行く当てはない。 ただの人間ではなく、弱ったら黒猫に変化する体質のミカは雪の吹き荒れる冬を駆けていく。狩猟区に迷い込んだ黒猫のミカに、突然矢が放たれる。 ——あぁ、ここで死ぬんだ……。 ——『黒猫、死ぬのか?』 安堵にも似た諦念に包まれながら意識を失いかけるミカを抱いたのは、凶悪と名高い豪商のライハルトだった。 ☆3/10J庭で同人誌にしました。通販しています。

せっかく異世界から帰ってきたのに、これじゃあ意味がない

乙藤 詩
BL
男ばかりの異世界で、7年間も勇者として活躍した冬馬。 任期を終えてこの先の事を聞かれ、迷わず元の世界に帰る事を選択した。 それなのに〜 異世界から戻ってきたのに、異世界の住人に愛される話。 眉目秀麗執着攻め×負けん気強い男前受け

ポチは今日から社長秘書です

ムーン
BL
御曹司に性的なペットとして飼われポチと名付けられた男は、その御曹司が会社を継ぐと同時に社長秘書の役目を任された。 十代でペットになった彼には学歴も知識も経験も何一つとしてない。彼は何年も犬として過ごしており、人間の社会生活から切り離されていた。 これはそんなポチという名の男が凄腕社長秘書になるまでの物語──などではなく、性的にもてあそばれる場所が豪邸からオフィスへと変わったペットの日常を綴ったものである。 サディスト若社長の椅子となりマットとなり昼夜を問わず性的なご奉仕! 仕事の合間を縫って一途な先代社長との甘い恋人生活を堪能! 先々代様からの無茶振り、知り合いからの恋愛相談、従弟の問題もサラッと解決! 社長のスケジュール・体調・機嫌・性欲などの管理、全てポチのお仕事です! ※「俺の名前は今日からポチです」の続編ですが、前作を知らなくても楽しめる作りになっています。 ※前作にはほぼ皆無のオカルト要素が加わっています、ホラー演出はありませんのでご安心ください。 ※主人公は社長に対しては受け、先代社長に対しては攻めになります。 ※一話目だけ三人称、それ以降は主人公の一人称となります。 ※ぷろろーぐの後は過去回想が始まり、ゆっくりとぷろろーぐの時間に戻っていきます。 ※タイトルがひらがな以外の話は主人公以外のキャラの視点です。 ※拙作「俺の名前は今日からポチです」「ストーカー気質な青年の恋は実るのか」「とある大学生の遅過ぎた初恋」「いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました」の世界の未来となっており、その作品のキャラも一部出ますが、もちろんこれ単体でお楽しみいただけます。 含まれる要素 ※主人公以外のカプ描写 ※攻めの女装、コスプレ。 ※義弟、義父との円満二股。3Pも稀に。 ※鞭、蝋燭、尿道ブジー、その他諸々の玩具を使ったSMプレイ。 ※野外、人前、見せつけ諸々の恥辱プレイ。 ※暴力的なプレイを口でしか嫌がらない真性ドM。

愛されていないはずの婚約者に「貴方に愛されることなど望んでいませんわ」と申し上げたら溺愛されました

海咲雪
恋愛
「セレア、もう一度言う。私はセレアを愛している」 「どうやら、私の愛は伝わっていなかったらしい。これからは思う存分セレアを愛でることにしよう」 「他の男を愛することは婚約者の私が一切認めない。君が愛を注いでいいのも愛を注がれていいのも私だけだ」 貴方が愛しているのはあの男爵令嬢でしょう・・・? 何故、私を愛するふりをするのですか? [登場人物] セレア・シャルロット・・・伯爵令嬢。ノア・ヴィアーズの婚約者。ノアのことを建前ではなく本当に愛している。  × ノア・ヴィアーズ・・・王族。セレア・シャルロットの婚約者。 リア・セルナード・・・男爵令嬢。ノア・ヴィアーズと恋仲であると噂が立っている。 アレン・シールベルト・・・伯爵家の一人息子。セレアとは幼い頃から仲が良い友達。実はセレアのことを・・・?

逆襲妻~二股夫を追い出し若き社長を食らう

青の雀
恋愛
人形作家で主婦の美和子は、ある早朝奇妙な夢で目が覚める 顔はよくわからないが、体つきから明らかに若い男からの愛撫に身を蕩けさせられている夢 近頃、旦那とご無沙汰だからか、変な夢を見てしまったのだと思っていた 旦那の和男とは、いわゆる職場結婚で子供ができたことをきっかけとして、美和子は、人形作家としてデビューする 人形作りは、娘時代に趣味でやっていただけだったが、いわゆるプロはだしで当時から大勢のファンがいた 専業主婦にならず、家で仕事をする美和子は、子供を育てながら、和男の帰りを待っている ある時、和男のワイシャツに口紅が付いていることに気づく 問い詰めると喧嘩に発展し、髪の毛を掴んでひっ張られる暴行を受ける 売り言葉に買い言葉で、和男はそのまま家を出ていってしまう 言いすぎたことを反省した美和子は、和男を迎えに行くべき、探しに行くが…和男が美和子の同期入社の女子社員と浮気している現場を目撃してしまう 悲しくて、つらくて、つい自分を慰める行為に夢中になる そんなとき、偶然出会った若い男性に和男の不満をついこぼしてしまったことから急接近 その男性に手マンでイカされ、女としての自信を取り戻す 夫に復讐すべくある行動を起こす… よくある話です 初夢にこんなストーリー性のある夢を見たことから書きます

拾った子犬がケルベロスでした~実は古代魔法の使い手だった少年、本気出すとコワい(?)愛犬と楽しく暮らします~

荒井竜馬
ファンタジー
旧題: ケルベロスを拾った少年、パーティ追放されたけど実は絶滅した古代魔法の使い手だったので、愛犬と共に成り上がります。 ========================= <<<<第4回次世代ファンタジーカップ参加中>>>> 参加時325位 → 現在5位! 応援よろしくお願いします!(´▽`) =========================  S級パーティに所属していたソータは、ある日依頼最中に仲間に崖から突き落とされる。  ソータは基礎的な魔法しか使えないことを理由に、仲間に裏切られたのだった。  崖から落とされたソータが死を覚悟したとき、ソータは地獄を追放されたというケルベロスに偶然命を助けられる。  そして、どう見ても可愛らしい子犬しか見えない自称ケルベロスは、ソータの従魔になりたいと言い出すだけでなく、ソータが使っている魔法が古代魔であることに気づく。  今まで自分が規格外の古代魔法でパーティを守っていたことを知ったソータは、古代魔法を扱って冒険者として成長していく。  そして、ソータを崖から突き落とした本当の理由も徐々に判明していくのだった。  それと同時に、ソータを追放したパーティは、本当の力が明るみになっていってしまう。  ソータの支援魔法に頼り切っていたパーティは、C級ダンジョンにも苦戦するのだった……。  他サイトでも掲載しています。

処理中です...