ドMボーイズ&ガールズ

サッカー部1年 新藤ナオト

椿高校サッカー部 新藤ナオト💜

(新藤。今日はあのプレーは一体なんだ❓)
ここは試合終了後のH市の市営グラウンドのチームベンチ前。
キャプテンの3年岡宏明はチームのエースの新藤ナオトを叱責する。
ナオトは叱責されて肩を落として俯いてしまう。
今日の相手の宇連高は特待生を5人も抱える強豪チーム。
ましてや宇連高エースの藤宮翔は、ナオトと同じ1年だが、全国レベルのストライカーで有り将来のJリーグ入りが確実視されてる選手。
大里、真木、高瀬、日野といった選手もサッカー特待選手で強さの桁が違った。
またこの5人は恐ろしく意思疎通が出来ていて、次に誰が何をするかを完璧に理解していて椿高が到底勝てる相手ではなかった。
まあ仕方ない。
キャプテンの岡宏明はそう思った。
それに試合に負ける度に、1年エースの新藤ナオトのお仕置きが出来る。
副キャプテンの柳悟と共に。
宏明の口元は残忍に笑っている。

赤を基調とした椿高のユニフォーム。
赤を基本として、肩口には白ラインが入っている。
サカパンは白。横には赤ラインが縦に入る。
サカストも白で折り返しが、太い2本の赤ラインになる。
これが椿高サッカー部ユニフォームだ。

(新藤。今日の夜19∶00に部室に来い！
この前みたいにユニフォームでな！)

ナオトは一人暮らしだ。
母一人子一人。
母は仕事で上海に赴任しており多忙で、多額の生活費が送られてきて、ナオトは自活で暮らしてきた。
中学生時代から母は仕事でほぼ家にはおらず、自活には慣れていた。
高校に上がる頃、母が上海で仕事をする様になったが、ナオトは日本にいたくて、一人暮らしを選んだ。
サッカーは寂しさを紛らわせる為に、小学生からやっていた。
高校もサッカー部に入ったが、まさかそのサッカー部でキャプテンの岡と副キャプテンの柳がGで、Gの味を覚えさせられる様になってしまうとは思わなかったが！
そして、今日の夜19∶00に呼び出されても、一人暮らしの為に怪しまれる事が無かった。

サッカー部の部室は単独の建物で高校とは道を挟んでの別の敷地に建っている。
そこの方が練習用グラウンドが近いためだ。
その為に校内に入る必要が無かった。
だから夜にはサッカー部関係者しか来る人間はいない。
鍵も顧問の教師とキャプテンの岡と副キャプテンの柳が管理している。

ナオトは指定された時刻にサッカー部部室にノックをする。
ガチャッと鍵が空いて、中から副キャプテンの柳が顔を出した。

(♣よう。ナオト。待ってたぜw)

柳に促されてナオトは中に。
そこには岡が待っていた。
二人共にサッカーユニフォーム。
そしてパイプ椅子に座る岡の足元の足元には束ねられた麻縄が何束も置いてあった。

ナオト💜を緊縛する為の麻縄❗