【完結】どうか私を思い出さないで

コーデリアとアルバートは相思相愛の婚約者同士だった。
一年後には学園を卒業し、正式に婚姻を結ぶはずだったのだが……。
ある事件が原因で、二人を取り巻く状況が大きく変化してしまう。
コーデリアはアルバートの足手まといになりたくなくて、身を切る思いで別れを決意した。

「貴方に触れるのは、きっとこれが最後になるのね」

それなのに、運命は二人を再び引き寄せる。

「たとえ記憶を失ったとしても、きっと僕は、何度でも君に恋をする」
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