甘い恋をカラメリゼ

うめこ

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gâteau basque~甘いブラックチェリーのジャムを~

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 媚薬でぬるぬるになった乳首を指先でぬりゅぬりゅと転がしながら、片方の手をアソコに伸ばす。乳首の刺激では声を我慢できたけれど、こっちはどうかな。

 アソコを智駿さんに弄られると、俺、ほんとうに喘ぎまくっちゃうから、こっちで我慢できなければ意味ない。つぎは、あのバイブを使ってお尻の練習をしなきゃ。

 指でお尻を軽くならして、ローションも塗りこんでゆく。さすがにメントールの媚薬をお尻に使う勇気はなくて、やめておいた。いつも使っている普通のローションを使ってお尻の穴を広げていって、バイブを準備する。

 このバイブは、変わった形をしている。

 先端がすごく太くて(おそらく女の子の感じるところ用だろうけれど)前立腺に広範囲で刺激を与えられるようになっている。

 そして、根元が少し細くなっているおかげでイっても抜けづらいらしい。それから、メインの穴にいれるバイブとほぼ直角についているもうひとつの小さなローター。こっちも、アソコに広範囲でぶるぶると刺激を与えられるようになっているらしい。

 つまり、お尻の奥の方といりぐち周辺を同時責めできるっぽい。



「……」



 こんな、ほんとうにイかせることを追求したようなバイブを使ってオナニーするなんて……ほんとうに変態だなあって自分でも思うけれど、智駿さんのためだから罪悪感なんて覚えない。

 むしろこれをいっぱい使ってどんどんお尻のほうも開発しなくちゃいけない。俺を抱いたときに智駿さんに喜んで欲しいから。智駿さんの責めで俺が感じまくって、イキまくって、それで智駿さんに喜んで欲しい。



「あっ……」



 先端が極太だからか、挿れるときはすごく圧迫感を覚えた。ぐぐっとそこが押し広げられる感覚に、俺はぎゅっと目を閉じる。ここまで太いものを挿れたがなかったからあんまりスムーズにはいかなくて……ああそうだ、挿れるときって智駿さんは違うところを触ってくれたりしていたかもしれない、そう思って乳首をまた弄ってみる。



「あうっ……」



 さっき弄りまくった乳首はびんびんに勃っていて、すごく敏感になっていた。つまみあげた瞬間に、腰がビクンッと跳ねてしまう。でもそうするとアソコがジーンと熱くなって緊張がとけてきて、バイブを押し入れていっても恐怖感を覚えない。



「んんぁっ……」



 そして、やっと最後まで挿れることができた。俺は嬉しくて、一人でにやけてしまう。太いものを挿れることができれば、智駿さんともっと色んなことができるかも……そう思った。もともとお尻は挿れるところじゃないし広がったところで……って感じだけれど、自分の身体が智駿さんのためにエッチになっていくのは、本当に嬉しい。



「は、ぁっ……!」



 奥まで挿れると、自然と腰が浮き上がった。太い部分が前立腺にぴったりとあたっていて、表にでているローターはお尻とチンコの間に食い込んでいる。なにこれ、挿れているだけですごく気持ちいい……やばいかも。本当にこれ、イかせるための道具だ。

 スイッチを挿れたらほんとうに俺イキまくりそうだな……そう思いつつ、まだ足りないかもって思う。俺は、一人エッチのときは比較的声を抑えられるから、もうちょっと激しいことしないと練習になないかなって思った。智駿さんのすごい責めに耐えられなければなんの意味もないんだから。

 とりあえず俺は、もう一度乳首に媚薬を塗りたくる。乳首責めもまたやろう。お尻と乳首を同時に責めて、自分を追い込んでみよう。このバイブはなかなか抜けないらしいし、乳首を弄りながらバイブでお尻を責めることができる。

 大丈夫かな、こんなオナニーして、俺、ほんとうに声我慢できるかな。ドキドキしながら、俺はバイブのスイッチに手を伸ばす。



「いっ……!」



 バイブを挿れた瞬間。ブゥン、と細かくて大きな振動がアソコに走った。その刺激は強烈で、勝手に下半身が収縮してしまう。前立腺をぐぐっと押し込むようにして太いところが刺激してきて、そして外のローターはどんどん食い込んできて。せりあげてくるような快楽に、俺は悶えて、必死に声を殺した。



「あっ……、う、……ぅあっ……」



 勝手に仰け反っていく身体、開く口。いつもだったらここで声を出しているか、やばいと思って一旦止めるか。でも、ここでやめちゃったら練習にならない。むしろ、もっと自分を虐めて快楽責めしないと、だめだ。

 俺はシーツを掻いていた手を、ゆっくりと胸にもっていく。そして、ぴんっ、ぴんっ、と軽く乳首を弾いてみて、そして……ぎゅうっとつまみあげた。



「うぁあっ……」



 びりびりと下半身が痺れるような感覚。アソコがぎゅうっと締まって、なかにはいっているバイブを締め付けた。ごりごりと前立腺を責められて、目がちかちかとしてくる。やばい、やばいって思うのにバイブはぐいぐいとなかに入り込んできて俺を追い詰めてゆく。



「はっ……ん、くぅっ……」



 なかがヒクヒクヒクヒク痙攣していて、イッてしまった。イッてもこのバイブは抜ける気配はなくて、乳首から手を離して引っこ抜かないと延々と俺を責め立てるだろう。でも、俺は乳首をこりこりとし続けた。智駿さんは、ここで止めてくれないから。智駿さんは俺をイかせまくろうと、責めて責めて責めてくるから、ここでやめたら意味がない。



「はっ……うっ、うぅん……」



 声をこらえるのが辛くて、涙が滲んできた。びくっ、びくっ、と腰が跳ねて、チンコから精液がぴゅっと飛び出してしまう。



「うっ……ん……」



 ぴゅく、ぴゅく、バイブで刺激を与えられ続けてしばらく射精が止まらない。つま先がぎゅっと丸まって、シーツを掻きながら、俺はイク感覚に耐え続ける。なかでイクのは、イってもイってもまだイける。智駿さんもいつも、俺がイっても責めてくる。むしろイけばイクほど激しくしてきて、俺を思いっきり鳴かせてくる。

 だから……まだ、しなきゃ。もっと激しくしなきゃ……。俺はバイブをぐっと掴んで、ぐぐっと強く奥に押し込んだ。


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