甘い恋をカラメリゼ

うめこ

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Pithbiers glace~アーモンドの香りをフォンダンに閉じ込めて~

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「あっ!  んっ!  あぁっ!」

「落ちないようにしっかりつかまるんだよ」

「あっ!  あぅっ!  深いっ……!  あっ !  ああっ!」



 この体勢だと、俺は智駿さんにしがみつく以外の行為をゆるされない。思い切り奥を突かれてあんまりの快楽に逃げたくなっても、しっかりと智駿さんを掴んでいないと落ちてしまう。まるで自分からせがんでいるようにぎっちりと智駿さんを抱く腕に力を込めて、俺は何度も何度も奥を突かれまくった。



「ふっ、んんっ、んーっ!」

「可愛いね梓乃くん、ぎゅってしてくれて」

「あーっ……!」



 ゆっさゆっさと身体を揺すられて、同時にずっぷんずっぷん智駿さんのものがはいってくる。俺は智駿さんの首を甘噛みしながら、迫り来る絶頂感に耐え続けた。

 全身が、汗だく。智駿さんもこんな体力のいりそうなことをしているから、汗をかいている。

 いつもよりも智駿さんの匂いがして、さらに俺は感じてしまった。智駿さんの匂いは、俺にとっての何よりの媚薬になるんだと思う。すうっと匂いが鼻からはいってくると、それが下腹部にズクンとヒットして、なかがぶるぶると震えるのがわかる。

 智駿さんにしがみついて匂いを吸って、ぶるぶるきゅんきゅんしている俺のなかに、智駿さんのものがズンッとはいってくる。感じないわけがない。俺は唸って唸って、限界を迎え入れ始めた。



「んんっ!  んっ、うぅ……!  んーっ……!」

「イキ始めたね、梓乃くん。もっと激しくしなきゃだ」

「んーっ!」



 なかの締まりっぷりで俺の絶頂を感じ取った智駿さんは、さらに俺の揺さぶりを激しくしてきた。突き上げる、その表現がまさにぴったり、そんなふうに勢いよく俺の奥をめがけて腰を俺のお尻に叩きつける。智駿さんの首を噛んで声を耐えることもできなくなってきた俺は、しきりに「あぁっ!  あーっ!」ってひっくりかえりそうな声で喘ぎまくった。



「いっ、いくっ……いっちゃ、……」

「んー、ほんとだ、すごい締め付け」

「あーっ……!」



 深いの、きそう……そう俺も智駿さんも感じ取る。なかの痙攣が激しくなって、智駿さんのものを奥へ奥へとさらに誘い出す。



「あ……」



 ふと顔をあげたときに、唇を重ねられた。それと同時に揺さぶりは止んで、ずぷぷ……と奥にそれがはいりこんでくる。

 キスをしながら、奥の方に出された。どくん、どくん、と出される感覚のたびに腰が震える。

 完全に智駿さんに身体を委ねて、こうして中出しされるのがすごく気持ちよかった。ものすごく、幸せな感じがする。俺はうっとりとしてしまって、しばらく、この体勢のままキスをねだり続けた。
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