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作戦1
2話
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翌朝、いつも通りに登校をして自分の教室の戸を開けると…。
男『あ…篠宮…』
女『なんであんなやつが…?』
男『さあ…からかわれてんだろ…』
クラス全体が…ヒソヒソと俺をみて話をしていた。
その原因は…俺の席にいた、あの女だった。
美月『あ!篠宮君!やっときた!!』
麗『…誰だっけ』
慶『おい…篠宮…てめぇ、ふざけんなよ?』
麗『なんだ。知らない人に他に何を言えと?』
慶『そうじゃねぇよ!!なんでてめぇが…!』
美月『ちょっと…慶…いいよ笑』
慶『どういうことだよ!美月!!』
美月『篠宮君…私、あなたが好きです』
全員『え!?』
麗『…は?』
美月『あなたのことが好きです。私を彼女にしてくれませんか?』
慶『嘘だろ!?なんで…!!』
美月『なんでって…好きになっちゃったんだから仕方なくない?』
?『み、美月…辞めなって…!』
美月『なんで?夏美だって、好きだったら告白するでしょ?』
夏美『いや…そうだけど…』
美月『…で?篠宮君…どうなの?』
麗『…どいてくれる?』
美月『…え?』
麗『時間。何時だと思ってるの?もう先生も来る。君も教室に戻った方がいい。あと…その笑えない冗談は君のことを好きな男子にしてあげたらいい』
慶『篠宮…てめぇ!!!』
ドサッ
麗『…』
気づいたときには…俺は床に倒れていた。
左頬に痛みを感じる…殴られたのだろう。
慶『来いや。ぶっ殺してやる…!』
美月『ちょっと!慶!辞めなって!』
夏美『そうだよ…先生来たら…!』
慶『ちっ…篠宮…てめぇだけは許さねぇからな』
慶は、俺の腕を踏んで部屋から出ていった。
美月『ごめんね…私のせいで…』
麗『そんなこと言ってないで早く教室に戻った方がいいよ』
美月『…』
俺は何事もなかったカのように着いて、自分の本を取り出した。
美月『篠宮君』
麗『…まだなんかあるの?』
俺は若干苛立ちを込めて言葉を返した。
…しかし、次の瞬間…唇に柔らかい感触が…。
美月『…』
麗『…!!』
全員『えっ!!?』
美月『…私は本気。篠宮君が好きなの』
麗『…』
齋藤美月は…篠宮にキスをした。
麗『…不快』
美月『え…』
俺はそれだけ言い残して
荷物をもって教室を後にした。
夏美『ちょっと…あんた!!!』
という声も聞こえてきたが…無論聞こえないふりをした。
美月目線
今朝の出来事は…一気に学校全体に広まった。
夏美『あんた…何考えてんの!?』
美月『何って?好きなだけだけど?』
夏美『なんで?…あんなやつどこがいいの!?噂じゃ…両親は最悪、運動神経最悪、理数馬鹿って…いいとこなしだよ!?』
美月『そんなのどうでもいいの』
そう。どうでもいい。学校1モテると言われている以上…私に好意を持たない人がいてはいけないのだ。
…なのに…あの篠宮という男は…。
私のファーストキスまで捧げたというのに『不快』たったその一言で片付けやがった。
しかし…これは好都合だった。
皆の前でファーストキスを捧げたのには目的がある。
学年1の私がキスを誰かにすれば、騒ぎになる。
騒ぎになれば…単純な男達の嫉妬心を煽ることが出来る。
慶のように暴力でもして、あいつが苦しめられればいい。
そこで私が優しく…守ってあげれば確実に落とせる。
どうせ、男なんてそんなもの。
思わせ振りの態度を見せ続ければ、落ちるのだ。
篠宮は…泣いて謝って告白したとこで絶望に落とせばいい。
ファーストキスを汚された罰だ…。
必ず落として…私がNo.1であることを認めさせてやる…。
男『あ…篠宮…』
女『なんであんなやつが…?』
男『さあ…からかわれてんだろ…』
クラス全体が…ヒソヒソと俺をみて話をしていた。
その原因は…俺の席にいた、あの女だった。
美月『あ!篠宮君!やっときた!!』
麗『…誰だっけ』
慶『おい…篠宮…てめぇ、ふざけんなよ?』
麗『なんだ。知らない人に他に何を言えと?』
慶『そうじゃねぇよ!!なんでてめぇが…!』
美月『ちょっと…慶…いいよ笑』
慶『どういうことだよ!美月!!』
美月『篠宮君…私、あなたが好きです』
全員『え!?』
麗『…は?』
美月『あなたのことが好きです。私を彼女にしてくれませんか?』
慶『嘘だろ!?なんで…!!』
美月『なんでって…好きになっちゃったんだから仕方なくない?』
?『み、美月…辞めなって…!』
美月『なんで?夏美だって、好きだったら告白するでしょ?』
夏美『いや…そうだけど…』
美月『…で?篠宮君…どうなの?』
麗『…どいてくれる?』
美月『…え?』
麗『時間。何時だと思ってるの?もう先生も来る。君も教室に戻った方がいい。あと…その笑えない冗談は君のことを好きな男子にしてあげたらいい』
慶『篠宮…てめぇ!!!』
ドサッ
麗『…』
気づいたときには…俺は床に倒れていた。
左頬に痛みを感じる…殴られたのだろう。
慶『来いや。ぶっ殺してやる…!』
美月『ちょっと!慶!辞めなって!』
夏美『そうだよ…先生来たら…!』
慶『ちっ…篠宮…てめぇだけは許さねぇからな』
慶は、俺の腕を踏んで部屋から出ていった。
美月『ごめんね…私のせいで…』
麗『そんなこと言ってないで早く教室に戻った方がいいよ』
美月『…』
俺は何事もなかったカのように着いて、自分の本を取り出した。
美月『篠宮君』
麗『…まだなんかあるの?』
俺は若干苛立ちを込めて言葉を返した。
…しかし、次の瞬間…唇に柔らかい感触が…。
美月『…』
麗『…!!』
全員『えっ!!?』
美月『…私は本気。篠宮君が好きなの』
麗『…』
齋藤美月は…篠宮にキスをした。
麗『…不快』
美月『え…』
俺はそれだけ言い残して
荷物をもって教室を後にした。
夏美『ちょっと…あんた!!!』
という声も聞こえてきたが…無論聞こえないふりをした。
美月目線
今朝の出来事は…一気に学校全体に広まった。
夏美『あんた…何考えてんの!?』
美月『何って?好きなだけだけど?』
夏美『なんで?…あんなやつどこがいいの!?噂じゃ…両親は最悪、運動神経最悪、理数馬鹿って…いいとこなしだよ!?』
美月『そんなのどうでもいいの』
そう。どうでもいい。学校1モテると言われている以上…私に好意を持たない人がいてはいけないのだ。
…なのに…あの篠宮という男は…。
私のファーストキスまで捧げたというのに『不快』たったその一言で片付けやがった。
しかし…これは好都合だった。
皆の前でファーストキスを捧げたのには目的がある。
学年1の私がキスを誰かにすれば、騒ぎになる。
騒ぎになれば…単純な男達の嫉妬心を煽ることが出来る。
慶のように暴力でもして、あいつが苦しめられればいい。
そこで私が優しく…守ってあげれば確実に落とせる。
どうせ、男なんてそんなもの。
思わせ振りの態度を見せ続ければ、落ちるのだ。
篠宮は…泣いて謝って告白したとこで絶望に落とせばいい。
ファーストキスを汚された罰だ…。
必ず落として…私がNo.1であることを認めさせてやる…。
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