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大女将の優しさ3

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「·····あら。そうなの?それでここに来てるってことはやってくれるのね!?」
あ。やっとその話に戻った。
「はい。お手伝いできるかどうかわからないですけど·····」
本当に私に出来るのだろうか。
「全然いいのよ。そんなの。私が教えてあげるし従業員もそんなので怒ったりしないわよ。それよりもルカロト。少しこの子とお話してもいいかしら?」


「あぁ。そうゆうつもり出来たんだ。もう出させてもらうよ。」
「ありがとね。」

ルカロトさん。出て行っちゃうのか。という事はいまから過去のは話をしなきゃ行けないのだろうか。
ガラガラっとドアを開けルカロトさんが出ていってしまう。すると
「改めてよろしくねハルちゃん。私は末の江旅館大女将のランと言います。これからは忙しくなると思うけど楽しくやっていきましょう。」

「はい!こんな私を働かせてもらってありがとうございます!」
「ところでハルちゃん。あなた異世界からの迷い人なんでしょ?家族とかのことは大丈夫なの?さがすの手伝いましょうか?」

やっぱりか。でも私はこの人たちに救われたんだ。素直に話そう。まぁ今日ずっと思ってたことだけど。

「·····。私には家族はいません。両親も早くに離婚していませんしその後母は弱かった体だったので·····死にました。父は知りません。兄弟も·····。一人で生きて来ましたから。」
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