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王太子のご登場

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「まぁそんな緊張せずともあいつはまぁ·····大丈夫だろ。うん。きっと。俺は信じてるから·····会ってみるといいよ。すまない。リオを呼んできてくれるか?ハレス。」

と結構怖い発言をして近くにいた近衛兵に声をかけた陛下。排除の発言が不穏なんだけどまぁ。忘れよう

それから王太子が来るまではスムーズだった。陛下とお父様と謁見の間から出てちゃんと椅子と机がある部屋に移動し楽しくお茶を飲んでいた。

「陛下リオ王太子が到着しました」

という声が聞こえたのは30分くらいたったあとだった。

「入れ」

と陛下が声をかけると扉が開き、入ってきたのは赤髪に湖のような透き通った水色の目のイケメンだった

「お呼びですか?お父様」

「あぁ。リオ。呼んだよ?エリーナと婚約してくれ」

「「は(い)??」」

王太子は聞いてないのか。謎しかない。恐ろしい陛下·····

「あーあんだよわかんだろ?護ってやってくれ」

「·····私でいいんですか?」

「あぁ。息子に頼んでんだ頑張ってくれ。頼んだぞ」

「はい。分かりました」


と約1分。毎回男どもは私を置いて喋り、そして終わる。この世界の男はどんな神経したんだ!?普通第一関係者である私を置いて!置いて話をするかっ!·····ゴホン。取り乱しましたわ失礼。私まだ令嬢ですものね、おほほ

「話の途中にすみませんが内容がイマイチ理解出来ていないので教えて貰えます
か?
(私を置いて何話してんだよ。お前らが話すことかよそれ私をちゃんと入れろ)」

「すまないねエリー。でも大丈夫だよ。今の話はどうせ話すことだったし、リオも理解している筈だ。

詳しい話はそうだな。バラの庭園にでも行ってリオに教えて貰いなさい。その間に俺たちも話をするとしようセリエル?

(エリー君には関係の無い話だよ?リオも知ってたしめんどくさいからリオに教えて貰って?俺らも色々話すことあるから邪魔)」

「あぁ。そうだな。王城の庭園なんて簡単に見れないんだからせっかくの機会だ。見ておいでエリー?

(どうせ行くしかないんだから素直に言ってこい)」

お母様っ。お兄様っ。私が始めたのが行けないのはわかってるけどこの人達の副音声は領域を超えてる気がしますっ!

HPがゼロよっ!この人達の副音声ぜっったい国民に聞かせちゃいけないっ。最強さいあくのタッグだわ!


--------キリトリ線--------
王子登場です!ですがまだ犬化するのは後です·····!お楽しみに!今回短くてすみません!
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