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34 目に見えない幸せの連鎖 ~友田、つい唱えていた幸せの呪文
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とりあえず、いい大人として、お礼は必要だから。
一緒に付き合って欲しいとお願いした。
藍さんに渡すものを一緒に考えようと思った。
それは週末の予定だ。
今週は本当に残業続きで、週の後半には呪いのようにつぶやいて仕事をしていた。
それでも夜に力が抜けた途端に声を聞きたくなり、電話をかける。
「つくしちゃん、明日は金曜日だね。」
『はい。残業続きで今週は長かったですね。』
「うん、どこかで部屋に招待したかったのに、全然だった。」
『明日も残業ですか?』
「多分ゼロじゃないと思う。短くて30分、長くて1時間くらいかな。」
『待った方がいいですか?食事をしますか?』
「うん、それでもいいけど泊まりに来ない?週末お泊りセットを持ってきて駅で待ってもらってもいい。一度部屋に戻って荷物もってきてくれれば、ちょうどいい時間になるかも?どうかな?」
『・・・はい、私が定時で帰れれば、それでも大丈夫です。』
「じゃあ、とりあえず仕事終わりに携帯に連絡いれるから。」
『はい。』
金曜日。
毎日の電話のやり取りもあいつに暴露されてるだろうか?
『やっと週末だね。』『今週忙しかったらしいね。』『寂しかったよね。』
『楽しい週末かな?』『そうみたいだね。』『ああ、きっと誰よりじりじりと仕事が終わるのを待ってると思うよ、想像できるよね。』
そんなこんなのセリフで詰め寄りながら、週末の予定を探りそうだ。
そんな緩い方法でもボロボロと表情とつまった言葉でバレてしまいそうだ。
そんな事を考えていた。
「友田さん、もういいですから。」
自分の席で研究の結果をまとめてたら横の席からそんなセリフが聞こえてきた。
「何?」
呆れた顔で見てくるのは花田さんで。
「何?」
もう一度聞いた自分。
「最近の浮かれぶりは安定してるので、幸せが継続中なのは分かりました。」
浮かれてると言われればそうだろうから、観察も少しだけでバレるだろう。
それで??だから???
「さっきから『つくつくかわかわ』って何の呪文ですか?怖すぎます。」
つく・・・・かわ・・・・・。
呪文のように言ってたのか?繰り返し?
つくしはかわいいよなあ・・・・とか?まさか・・・。
「気にしないでくれる。」
精一杯心当たりないふうで言った。
「努力はします、でも友田さんも控えめにお願いします。」
もちろんだ。
恥ずかしくて、進んでないレポートもそのままに実験室に入った。
金子に追い詰められる彼女を想像していたんだから、『つくし、可哀想に。』そういう意味だと思う。
でもそんなに繰り返し独り言を口にしていたとは。
そう言えば彼女にも言われたよな。
つい声に出してしまうことがあるらしい、思ってる事をそのままに。
危ないし、恥ずかしいじゃないか。
気をつけよう。
「なぁ、何が恥ずかしいんだ?」
びっくりした。油断した。
こいつに聞かれた、というか、また言った。
今まで言われたことないのに。
「なんで実験室まで入ってくるんだよ。」
「一応彼女の許可はとったよ。」
さっきまでいた自分の席の隣を指して言う。
実験中じゃないのはバレてるから。
「で、何か用か?」
真面目な顔をしてみる。
「いや、どんな顔して週末を迎えるのかと思って、お前の顔も見とこうと思っただけだ。」
「構わないでくれ。なあ、それより本当に・・・いろいろ・・・・藍さんにはお世話になったから、二人でお礼を買いに行くんだ、何がいい?」
「それこそ気にするなといいたいが、じゃあ、可愛いベビー服を。」
「・・・・・・・。」
金子の顔を見る。
「本当に?」
「ああ、まだ誰にも内緒だ。もうしばらくは両方の親にも。だからさっきのは冗談。藍に大切に育ててもらって、いざご対面した暁にはそれをおねだりしようかと思ってる。だから、今は・・・・なんでもいい。あ、食欲が出て来てるから、食べ物の腐らないものがいいかな。」
「分かった。早くおめでとうを言いたいが、言わない方がいいのか?」
「ああ、そうだな。もっと安定したら・・・・・。」
「ああ。・・・・すごい感動してる。泣きそうだ。良かったな。」
「泣くなよ。こんなところで泣いてると不気味伝説が追加されるぞ、『つくかわ』友田君。」
ニヤリと笑われた。
何?花田さん、聞いたのか?
コイツに、よりによってコイツに謎の言葉の意味を聞いたのか?
「面白い呪文だな。安産のご利益があるなら是非唱えて欲しい所だよ。じゃあな。」
言葉もない。
本当に気をつけよう。
『浮かれすぎの不気味な奴』と思われてる。
そんな癖があるなら矯正したい。
本気でそう思った。
金子と藍さんの子供が、白石さんの子供と同じ年になるのかもしれない。
きっと可愛い子供たちだろう。
そう思ったのに浮かんだのがつくしが女の子を抱いてる画で。
ビックリした。
・・・・どうかしてる。
それでも一人で実験器具に愛想良く笑顔を振りまいてしまう。
良かったよな。
みんな。
すごくうれしい。
ほんとに良かった。
結局進まなかった研究レポート。
特に急がなくてもいいじゃないか。
どうせ彼女を駅で待つことになる。
一時間くらいは残業して帰ろう。
気を取り直し、集中してデータの処理をして仕上げた。
38分残業。
月曜日に確認することにしてパソコンを閉じた。
幸せの連鎖、そうとしか思えない。
腕の中で眠る彼女に幸せだと言いたくて仕方がない。
まずは自分たちの幸せから始めよう。
いつかそれが周りの人に、そしてまた、自分達へ。
その大きなループの中で人生を幸せに生きて行けたなら、そう思う。
もちろん彼女と、二人で、その内、賑やかになるかもしれないけど。
なんてまた想像してしまった。
世の中にある幸せの量はまだまだ見渡せないほどたくさんあって、皆が少しずつそれを持っているとして。
一人の幸せが二人の幸せになり共有されると少しだけ余る。
三人目も加わるとさらに。
そうやって余った幸せはちょっとづつ空に帰して、その分がまた誰かのところに配られる。
幸せが重なると量は減ってるかもしれないけど、その分濃度が濃くなるから。
顕微鏡でのぞく世界の外にも楽しい事はある。
この上なく美しい物も、可愛いものも、愛しい物も。
こんな近くに、今、この腕の中にも。
幸せには心地よいリズムと温度もある。
それを味わいながら、深く息を吸い込んで目を閉じた。
end
一緒に付き合って欲しいとお願いした。
藍さんに渡すものを一緒に考えようと思った。
それは週末の予定だ。
今週は本当に残業続きで、週の後半には呪いのようにつぶやいて仕事をしていた。
それでも夜に力が抜けた途端に声を聞きたくなり、電話をかける。
「つくしちゃん、明日は金曜日だね。」
『はい。残業続きで今週は長かったですね。』
「うん、どこかで部屋に招待したかったのに、全然だった。」
『明日も残業ですか?』
「多分ゼロじゃないと思う。短くて30分、長くて1時間くらいかな。」
『待った方がいいですか?食事をしますか?』
「うん、それでもいいけど泊まりに来ない?週末お泊りセットを持ってきて駅で待ってもらってもいい。一度部屋に戻って荷物もってきてくれれば、ちょうどいい時間になるかも?どうかな?」
『・・・はい、私が定時で帰れれば、それでも大丈夫です。』
「じゃあ、とりあえず仕事終わりに携帯に連絡いれるから。」
『はい。』
金曜日。
毎日の電話のやり取りもあいつに暴露されてるだろうか?
『やっと週末だね。』『今週忙しかったらしいね。』『寂しかったよね。』
『楽しい週末かな?』『そうみたいだね。』『ああ、きっと誰よりじりじりと仕事が終わるのを待ってると思うよ、想像できるよね。』
そんなこんなのセリフで詰め寄りながら、週末の予定を探りそうだ。
そんな緩い方法でもボロボロと表情とつまった言葉でバレてしまいそうだ。
そんな事を考えていた。
「友田さん、もういいですから。」
自分の席で研究の結果をまとめてたら横の席からそんなセリフが聞こえてきた。
「何?」
呆れた顔で見てくるのは花田さんで。
「何?」
もう一度聞いた自分。
「最近の浮かれぶりは安定してるので、幸せが継続中なのは分かりました。」
浮かれてると言われればそうだろうから、観察も少しだけでバレるだろう。
それで??だから???
「さっきから『つくつくかわかわ』って何の呪文ですか?怖すぎます。」
つく・・・・かわ・・・・・。
呪文のように言ってたのか?繰り返し?
つくしはかわいいよなあ・・・・とか?まさか・・・。
「気にしないでくれる。」
精一杯心当たりないふうで言った。
「努力はします、でも友田さんも控えめにお願いします。」
もちろんだ。
恥ずかしくて、進んでないレポートもそのままに実験室に入った。
金子に追い詰められる彼女を想像していたんだから、『つくし、可哀想に。』そういう意味だと思う。
でもそんなに繰り返し独り言を口にしていたとは。
そう言えば彼女にも言われたよな。
つい声に出してしまうことがあるらしい、思ってる事をそのままに。
危ないし、恥ずかしいじゃないか。
気をつけよう。
「なぁ、何が恥ずかしいんだ?」
びっくりした。油断した。
こいつに聞かれた、というか、また言った。
今まで言われたことないのに。
「なんで実験室まで入ってくるんだよ。」
「一応彼女の許可はとったよ。」
さっきまでいた自分の席の隣を指して言う。
実験中じゃないのはバレてるから。
「で、何か用か?」
真面目な顔をしてみる。
「いや、どんな顔して週末を迎えるのかと思って、お前の顔も見とこうと思っただけだ。」
「構わないでくれ。なあ、それより本当に・・・いろいろ・・・・藍さんにはお世話になったから、二人でお礼を買いに行くんだ、何がいい?」
「それこそ気にするなといいたいが、じゃあ、可愛いベビー服を。」
「・・・・・・・。」
金子の顔を見る。
「本当に?」
「ああ、まだ誰にも内緒だ。もうしばらくは両方の親にも。だからさっきのは冗談。藍に大切に育ててもらって、いざご対面した暁にはそれをおねだりしようかと思ってる。だから、今は・・・・なんでもいい。あ、食欲が出て来てるから、食べ物の腐らないものがいいかな。」
「分かった。早くおめでとうを言いたいが、言わない方がいいのか?」
「ああ、そうだな。もっと安定したら・・・・・。」
「ああ。・・・・すごい感動してる。泣きそうだ。良かったな。」
「泣くなよ。こんなところで泣いてると不気味伝説が追加されるぞ、『つくかわ』友田君。」
ニヤリと笑われた。
何?花田さん、聞いたのか?
コイツに、よりによってコイツに謎の言葉の意味を聞いたのか?
「面白い呪文だな。安産のご利益があるなら是非唱えて欲しい所だよ。じゃあな。」
言葉もない。
本当に気をつけよう。
『浮かれすぎの不気味な奴』と思われてる。
そんな癖があるなら矯正したい。
本気でそう思った。
金子と藍さんの子供が、白石さんの子供と同じ年になるのかもしれない。
きっと可愛い子供たちだろう。
そう思ったのに浮かんだのがつくしが女の子を抱いてる画で。
ビックリした。
・・・・どうかしてる。
それでも一人で実験器具に愛想良く笑顔を振りまいてしまう。
良かったよな。
みんな。
すごくうれしい。
ほんとに良かった。
結局進まなかった研究レポート。
特に急がなくてもいいじゃないか。
どうせ彼女を駅で待つことになる。
一時間くらいは残業して帰ろう。
気を取り直し、集中してデータの処理をして仕上げた。
38分残業。
月曜日に確認することにしてパソコンを閉じた。
幸せの連鎖、そうとしか思えない。
腕の中で眠る彼女に幸せだと言いたくて仕方がない。
まずは自分たちの幸せから始めよう。
いつかそれが周りの人に、そしてまた、自分達へ。
その大きなループの中で人生を幸せに生きて行けたなら、そう思う。
もちろん彼女と、二人で、その内、賑やかになるかもしれないけど。
なんてまた想像してしまった。
世の中にある幸せの量はまだまだ見渡せないほどたくさんあって、皆が少しずつそれを持っているとして。
一人の幸せが二人の幸せになり共有されると少しだけ余る。
三人目も加わるとさらに。
そうやって余った幸せはちょっとづつ空に帰して、その分がまた誰かのところに配られる。
幸せが重なると量は減ってるかもしれないけど、その分濃度が濃くなるから。
顕微鏡でのぞく世界の外にも楽しい事はある。
この上なく美しい物も、可愛いものも、愛しい物も。
こんな近くに、今、この腕の中にも。
幸せには心地よいリズムと温度もある。
それを味わいながら、深く息を吸い込んで目を閉じた。
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