夕陽を映すあなたの瞳

葉月 まい

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 「こんにちは。悪いね、せっかくの休みの日に」
 「ううん。こちらこそ、迎えに来てくれてありがとう」

 次のオフの日。
 心は昴に頼まれて、サラと三人で買い物に行くことになった。

 カフェでばったり会った数日後、昴から電話があり、もしよければサラの買い物に付き添ってもらえないかと聞かれたのだ。

 平日なら大丈夫だけど、と答えると、サラも昴も問題ないと日程を合わせてくれた。

 昴は車で心のマンションに迎えに来てくれ、そこから二人でサラの滞在しているマンスリーマンションに向かう。

 「それで、サラの買い物って?彼女、何を買いたいの?」

 助手席の心は、運転席の昴にそれとなく聞いてみる。

 「うん、それなんだけどね。サラとは数年前、アメリカ出張で訪問した取引先の会社で知り合ったんだ。今彼女、勤めている会社の日本のグループ企業に出向しててね。主にうちの会社との取り引きがメインで、2ヶ月ほどマンスリーマンションに住むことになってる。まだこっちに来て半月なんだけど、どうやら彼女、ホームシックみたいで…」
 「え、そうなんだ…。それは寂しいね」

 心は声のトーンを落として言う。

 「ほら、私達の高校、国際高校だったから、2年生の時にみんな3週間海外にホームステイしたでしょ?」
 「あー、うん。そうだったな」
 「私もあの時、毎日英語ばっかり話すのがストレスで。最初の1週間は辛かったのを覚えてる。ホストファミリーと出かけるようになってからは楽しめたけどね」

 うんうんと、昴も頷く。

 「だから、サラの気持ち分かるなあ。しかもサラはお仕事で来てるんだもんね。色々大変だろうな」
 「ああ。打ち合わせで会う度に、だんだん元気がなくなってる気がする。仲の良い友達もまだ出来ないみたいで。それでこの間、何か困ってることある?って聞いてみたんだ。そしたら、買い物に行きたいけど、どこに行けばいいのか分からないって。洋服とか?って聞いたら、違う、日用品って言うんだ」

 日用品?と、心は首をかしげる。

 「そう。ほら、マンスリーマンションって、必要最低限の家具があるだけで、なんだか無機質な感じだろ?それでこう、なんて言うか、部屋のインテリアとか…。毎日気分が上がるような、落ち着く空間にしたいんだって」
 「なるほどー、分かった。それなら、オススメのショッピングモールがあるよ」
 「ほんと?じゃあそこに連れて行こう!」

 昴の表情がパッと明るくなった。

 やがて都内のマンスリーマンションに着き、昴がインターフォンを押す。

 現れたサラは、まず心にハグをした。

 「Coco ! I'm so happy to see you again」
 「Me too, Sarah. How is everything?」
 「Good !」

 そして昴は、心が伝えたショッピングモールへと車を走らせる。

 到着したのは、全て見て回るには丸1日かかりそうな、大きなショッピングモールだった。

 洋服や雑貨はもちろん、100円ショップやホームセンターもあり、そこなら日用品も揃えやすいのではないかと心は思った。

 早速100円ショップに連れて行くと、サラは数々のアイデアグッズに驚いて目を見張る。

 「Amazing ! What a wonderful store」

 そう言って、和食器のコーナーで茶碗を手に取り、サラは心を振り返った。

 「How much is this?」
 「100円よ。Anything is 100 yen」

 心が答えると、ホント?とさらに目を丸くする。

 「もちろん。あ、actually…it's gonna be 110 yen with tax」
 「Oh, taxネ。OK」

 そう言って、今度は What's this?と何かを見せてくる。

 「ん?ああ、ざる蕎麦セットね。ほら、そばやうどんを載せるの。like this…」

 パッケージの写真を見せながら説明すると、気に入ったようで I'll take this!と笑い、またもや値段を聞いてくる。

 「もちろんこれもワンテンよ」

 サラは言葉もなく、ひたすら驚いていた。

 茶碗やお箸やお皿にグラスなど、次々とカゴに入れるサラを、心は別のコーナーに案内する。

 「こういう突っ張り棒にカフェカーテンを掛けたりも出来るわよ」

 心がやってみせると、Wow !とまた驚いて、カゴに入れる。

 小物入れや和風の髪飾りなど、サラは目を輝かせて次々と手に取り、いよいよカゴは1つでは足りなくなった。

 昴が両手にカゴを持ち、女子二人の後ろをついて行く。

 サラは、裁縫道具や布が並ぶコーナーで、心にこれは何?と聞いてきた。

 「え、これ?なんだろう…。工作のキットみたいね」

 和柄の布で作った小さな花の写真があり、裏を見ると作り方の説明も書いてある。

 針は使わず、小さな正方形の布を三角に折っていくだけの、割と簡単そうなキットだった。

 「つまみ細工か…。Japanese traditional craft みたいよ」

 そう言うとサラは、興味深そうにパッケージを眺める。

 難しいかな?と聞かれ、心は、そうでもなさそうと答える。

 「やってみたら?Why don't you try it? If necessary, I will help you」

 サラはにっこり笑って頷き、カゴに入れた。

 ようやくひと通り見終わり、レジへ行くと、合計金額は5000円を超えた。

 ええー?100円ショップで5000円?!と心は驚いたが、サラは、こんなに買って5000円?!と、別の意味で驚いていた。

 次はホームセンターに向かう。
 ここでもサラは、カラーボックスや突っ張り棚、ダストボックスなどを次々と選んでいく。

 そして別の雑貨のお店で、綺麗な色のランチョンマットやエプロン、ティーポットやカップを選ぶと、ようやく満足げに買い物を終えた。

 ランチの前に、大量の荷物を、昴が一度車に運びに行ってくれる。

 近くのお店を覗きながら待っていると、ふと、サラが呉服屋の前で足を止めた。

 「How beautiful…」
 「浴衣ね。本当、素敵だわ」

 飾ってある浴衣を見て心が言うと、サラは怪訝そうな顔をする。

 「ユカタ?not キモノ?」
 「ああ、うん、そうね。着物はformal styleだけど、浴衣は、もっとこう、casual なの。ほら、fireworks見に行ったり」
 「Oh, that sounds like a lot of fun!」

 浴衣のディスプレイの横に、近々開催予定の花火大会の一覧が書いてあった。

 (この近くだと、7月20日にあるのね)

 その時、お待たせ!と昴が戻って来て、3人はレストランに入った。

*****

 「Thank you so much, Coco and Subaru」
  
 買い物とランチを済ませると、3人でサラのマンションへ行き荷物を運んだ。

 突っ張り棒の使い方を説明したり、カラーボックスを組み立てたりしてから、心と昴はサラのマンションをあとにする。

 サラは何度も二人に礼を言い、楽しかった!と笑う。

 心も、お役に立てて良かったと微笑んだ。

 「久住、今日は本当にありがとう」

 心のマンションに向かいながら昴が言う。

 「ううん。私もとっても楽しかった…って、そう言えば私今日、全然伊吹くんとしゃべってなかったね」
 「あはは!そうだな。俺もずーっと黙ってた気がする」
 「ごめんね。なんか、ないがしろにしちゃったみたいで」
 「全然!女子トーク、楽しそうだなーと思って見てたよ。それに二人とも、もの凄くナチュラルに英語と日本語混ぜて会話しててさ。凄いなーって」

 心は思わず苦笑いする。

 「あはは…。私、伊吹くんみたいに英語話せないから」
 「いや、そんなことないよ。それにサラも俺なんかと話すより、久住と話してる方が何倍も楽しそうだった」
 「そう?あんなのでいいなら、またいつでも誘って」
 「ありがとう!サラも絶対また久住に会いたいって言ってくると思う」
 「うん!いつでもウェルカムだよ」

 ふふっと二人で顔を見合わせた。

*****

 それからしばらくして、心は一人でサラのマンションを訪れていた。

 あの時100円ショップで買ったつまみ細工のキットを、二人で一緒にやることにしたのだ。

 昴は仕事で来られないが、サラは割と時間が自由に使えるらしく、心の休みに合わせて会おうと、直接連絡を取り合った。

 サラの部屋は、あの日に買った数々の雑貨で、明るい雰囲気の部屋に変わっていた。

 あの時買ったティーポットで紅茶を淹れてくれる。

 心が持って来た手土産のお菓子を食べながら、ふと心はサラに聞いてみた。

 「Sarah. Subaruってpronunciation難しくない?」
 「アー、not so difficult ヨ。ダッテ、it’s same as Japanese famous car company name デショ?」
 「あー、スバルね。確かに」

 するとサラは、思い出したように笑いながら、あるエピソードを話してくれた。

 サラのアメリカの会社に初めて昴が来て自己紹介した時、ジョンという同僚が、車のメーカーと同じ名前だね!と言ったのだそう。

 なるほど、それなら覚えやすいねと皆で頷いたが、次に昴に会った時、そのジョンは…

 「Can you believe this? John said to him ”Hi ! Hondaサーン !”ッテ」

 ブハッと心は思わず吹き出す。

 「惜しい!The company is different 」
 「Yeah, that was so funny」

 二人でしばらく笑い転げる。

 (あー、だめだ。今度伊吹くんに会ったら、本田さーんって言っちゃいそう)

 想像して、心はまた笑い出した。

 ようやく笑いも落ち着き、心はサラと一緒につまみ細工を始める。

 キットを開けてみると、既に布はカットされており、それを三角に折りながらボンドで留めて花びらを作る、という簡単なものだった。
 最後に1つにまとめれば、花が完成する。

 「え、なんだかすぐ出来るね。very easy」
 「ホント!easy and interesting 」
 「うんうん。ほら!出来た!」

 心は手のひらに、白い花びらに小さな緑の葉をつけた花を載せる。

 「Wow!キレイネー」

 そう言うとサラも、すぐに自分のを完成させた。

 イエーイ!と二人で手を叩いて喜ぶ。

 「もっと作ろうよ!私、他にも色々材料買ってきたの。Look at this!」

 近所の100円ショップで買った和柄のちりめん生地や、バレッタやかんざし、ヘアゴムなども並べる。

 二人は、さらにいくつか花を作り、少しずつアレンジしていく。

 花びらの色を変えたり、大小大きさを変えて2重に重ねたり、真ん中に白いビーズをつけたり…

 そしてそれを、バレッタやかんざし、ヘアゴムにつける。

 途中で髪に飾ってお互い見せ合い、時間が経つのも忘れて、二人はたくさんのつまみ細工を作って楽しんだ。

*****

 7月に入ったある日。
 心は仕事を終えた夜に、昴に電話をかけた。

 「久住?久しぶり!」
 「うん、伊吹くん元気だった?」 
 「ああ元気。そうだ!サラから聞いたよ。久住が部屋に遊びに来てくれたって。凄く楽しかったって言ってたよ。ありがとうな」
 「ううん。私こそ楽しくて…」

 そして心は、本田さんの話を思い出し、ククッと笑いを堪える。

 「ん?どうした?」
 「あ、いえいえ、なんでもないの」

 わざとらしく咳払いをして笑いを収める。

 「それで、今日はどうしたの?何かあった?」
 「あ!そうなの。忘れるところだった。えっとね、サラに日本の花火を見せてあげたいなって思ってるの」
 「花火?」
 「うん。この間ショッピングモールで、サラが飾ってあった浴衣をじっと見ててね。花火大会に着て行ったりするんだよって言ったら、楽しそう!って」
 「へえー、なるほど。花火なら、うちからもよく見えるよ」

 ええ?!と、心は驚く。

 「海の方で上がる花火。なんだったかなー、毎年夏休みが始まる頃にあるんだ。その花火大会なら、うちから見えるよ」
 「そうなの?!じゃあ、サラと一緒に伊吹くんのうちから見てもいい?」
 「もちろん!えーっと、日程はいつだったかな」

 心は、ショッピングモールで見た花火大会の一覧を思い出す。

 「確か、7月20日だったと思う」
 「あー、そうそう。毎年その日だった気がする」
 「じゃあ、サラにも声かけてみよう!」
 「ああ、そうだな」

 そして心は少し考えてから昴に提案してみた。

 「あのね、伊吹くん。実はサラにプレゼントしたいものがあって…」
 「ん?何?」
 「うん、あの。もう一度この間のショッピングモールに連れて行ってもらえないかな?」

 少し間を置いたあと、昴は、もちろん!と答えた。

*****

 「えーっと、確かこの辺りだったはず…。あ、あそこ!」

 あの時の呉服屋が見え、心は昴を笑顔で振り返って手招きした。

 「こんにちは!」

 お店の奥に声をかけると、すぐに和服姿の優しそうな女性が現れる。

 「いらっしゃいませ。何かお探しですか?」
 「はい、あの。外国のお友達に浴衣をプレゼントしたくて。着るのが簡単なものってありますか?」

 心は、あの時じっと浴衣を見ていたサラに、花火大会の日にプレゼントしようと思い立った。

 昴もその提案に頷き、仕事を半休にして、心のオフの日に二人でもう一度やって来たのだった。

 「外国の方でも簡単に着られる浴衣ですね。ございますよ」

 そう言って、いくつか見せてくれる。

 「こちらは今人気のセパレートタイプです。着方は、もうお洋服と同じですね。帯も一体化しているので、結ぶ必要もありません」
 「へえー、こんなのがあるんですね」
 「ええ。小さなお子様にも人気ですよ。それとこちらは作り帯のタイプです。浴衣を着たら、この帯を巻いて留めるだけなので、帯結びが出来なくても大丈夫です」
 「わあ!これならいいかも。セパレートタイプは、外国の方に浴衣としてプレゼントするのは少し気が引けちゃうかな。日本の着物とは、かけ離れているかもって」

 すると、店員の女性も大きく頷く。

 「そうですわね。わたくしもこちらをお薦めいたします。それにこちらは、帯の組み合わせが自由ですので、お好きな色の帯を選んでいただけますよ」
 「そうなんですね!じゃあ、えーっと、この鮮やかな黄色の浴衣にはどんな帯が合いますか?」
 「そうですねえ、大人の女性でしたら、この桔梗をイメージした紫の帯はいかがでしょう?」

 実際に組み合わせて見せてくれる。

 「素敵!とってもいいと思います。伊吹くんはどう思う?サラに似合うかな?」

 昴は、じっくり浴衣と帯を見てから心に頷いた。

 「ああ。彼女の好きそうな色だ。きっと似合うし、喜んでくれると思う」

 心も笑顔で頷いた。

 「じゃあ、これにします!」

 そして心は、もう一度しっかり着方を教わってからレジに向かった。

 「久住、ここは俺が」

 横から割り込もうとする昴を、心は手で遮る。

 「え、いいよ。私がサラにプレゼントしたいんだもん。それに浴衣といっても、これはそんなに大きな金額じゃないし」
 「でも、サラは俺の取引先の知り合いだし…」
 「最初はそうでも、今は私の友達なの!」

 心は有無を言わさぬ勢いで、クレジットカードを店員の女性に渡した。
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