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第7章・番外編
96・涼、巣作りする①
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私は、実は巣作りしたことがない。
だって、番になって直ぐ二人目を妊娠しちゃったし…
発情期に番の相手の匂いが付いた服とか下着とか集めちゃうんだよね?
──やってみた~い!
咲哉も1歳になった。柚子の時は直哉さんが近くに居なかったから、発情期が三年近く来なくって。
だけど今回は間違いなく早いと思う!そろそろ出産後一度目のヒート、来るんじゃないかな?
その時こそ…チャンスだ!
「巣作りして、直哉さんを驚かせちゃおうかな~?フフッ。」
ちょっと想像して笑ってしまう。
喜んでくれるだろうか?直哉さん。
油断してると、三人目出来ちゃいそうだし。
ワクワク半分、不安半分ってところかな~。
それから暫くして、何だか最近熱っぽい。
それに…直哉さんの匂いに少しだけ反応しているような気がするし。
直哉さんも私の変化を感じているようで、ソワソワしている。
「涼、もしかしてヒートが近いんじゃないのか?なんか匂いが強くなってるぞ!」
──やっぱり!準備しておかないと。
もしもの時に備えて、叔父さんや香苗さんに連絡して頼んでおく。
タイミングによっては保育園に迎えに行ってもらわないといけないし。
でも、今で良かった!何故かというと一ヶ月後に優さんと瑞樹くんの結婚式があるから!
二人の結婚式には絶対出席したいしね。
もしかしたら、瑞樹くんと同じ年に出産とかあるかもよ?
それはそれで楽しみだよね!
(瑞樹くん=香苗さんの息子、後天性オメガで優と結婚)
私、瑞樹くんが内藤の家に来るまで従兄弟とか居なかったから、憧れる~。
従兄弟同士で同じ学校とか?なんか特別な絆とか生まれそうだ。
あっ、いけない!また妊娠のこと考えちゃったー!
妊娠しちゃったら、また暫く巣作り出来なくなっちゃうよね?
だから尚更、次のヒートで巣作りを!って。
次の日、朝までは大丈夫だったんだけど昼過ぎから何だか熱が出てきた。
この感じは…ヒートだ!
直哉さんに連絡して、なるべく早く帰って来てもらわないと…
その間に巣作りしちゃおう!
そう思って、直哉さんのクローゼットから服を拝借。
シワになっても大丈夫なものを選んだつもりだけど。
でもね、匂いが付いてるって言ったら使用済みだよね?
もしかして…変態だと思われちゃう?
パジャマとかなら大丈夫だろうか?ちょっとどう思われるか心配だけど、持ってきちゃおう!
直哉さんが今朝まで着ていたパジャマを持ってきてみた。
──物凄く良い匂い~!
こうやって抱き締めてみると、直哉さんを抱き締めているみたいだ…
「よいしょ、よいしょ!」
私のお気に入りの直哉さんの洋服を巣みたいにベッドの上に重ねて置いてみる。
もちろん真ん中は…匂い付きパジャマだ。
「わあ~初めてだけど良く出来てない?自分で言っちゃうけど凄い!」
すっかり興奮してしまって、余計に熱っぽくなってくる。
直哉さんはまだお仕事だろうし、ちょっとだけ横になってみようかな?
巣の窪んだところに足を踏み入れてみる。
そして、コロンって転がって直哉さんのパジャマをぎゅっと抱き締めながら丸まってみる。
──あぁ落ち着く!私、巣で番を待つオメガになってるんだ…
だって、番になって直ぐ二人目を妊娠しちゃったし…
発情期に番の相手の匂いが付いた服とか下着とか集めちゃうんだよね?
──やってみた~い!
咲哉も1歳になった。柚子の時は直哉さんが近くに居なかったから、発情期が三年近く来なくって。
だけど今回は間違いなく早いと思う!そろそろ出産後一度目のヒート、来るんじゃないかな?
その時こそ…チャンスだ!
「巣作りして、直哉さんを驚かせちゃおうかな~?フフッ。」
ちょっと想像して笑ってしまう。
喜んでくれるだろうか?直哉さん。
油断してると、三人目出来ちゃいそうだし。
ワクワク半分、不安半分ってところかな~。
それから暫くして、何だか最近熱っぽい。
それに…直哉さんの匂いに少しだけ反応しているような気がするし。
直哉さんも私の変化を感じているようで、ソワソワしている。
「涼、もしかしてヒートが近いんじゃないのか?なんか匂いが強くなってるぞ!」
──やっぱり!準備しておかないと。
もしもの時に備えて、叔父さんや香苗さんに連絡して頼んでおく。
タイミングによっては保育園に迎えに行ってもらわないといけないし。
でも、今で良かった!何故かというと一ヶ月後に優さんと瑞樹くんの結婚式があるから!
二人の結婚式には絶対出席したいしね。
もしかしたら、瑞樹くんと同じ年に出産とかあるかもよ?
それはそれで楽しみだよね!
(瑞樹くん=香苗さんの息子、後天性オメガで優と結婚)
私、瑞樹くんが内藤の家に来るまで従兄弟とか居なかったから、憧れる~。
従兄弟同士で同じ学校とか?なんか特別な絆とか生まれそうだ。
あっ、いけない!また妊娠のこと考えちゃったー!
妊娠しちゃったら、また暫く巣作り出来なくなっちゃうよね?
だから尚更、次のヒートで巣作りを!って。
次の日、朝までは大丈夫だったんだけど昼過ぎから何だか熱が出てきた。
この感じは…ヒートだ!
直哉さんに連絡して、なるべく早く帰って来てもらわないと…
その間に巣作りしちゃおう!
そう思って、直哉さんのクローゼットから服を拝借。
シワになっても大丈夫なものを選んだつもりだけど。
でもね、匂いが付いてるって言ったら使用済みだよね?
もしかして…変態だと思われちゃう?
パジャマとかなら大丈夫だろうか?ちょっとどう思われるか心配だけど、持ってきちゃおう!
直哉さんが今朝まで着ていたパジャマを持ってきてみた。
──物凄く良い匂い~!
こうやって抱き締めてみると、直哉さんを抱き締めているみたいだ…
「よいしょ、よいしょ!」
私のお気に入りの直哉さんの洋服を巣みたいにベッドの上に重ねて置いてみる。
もちろん真ん中は…匂い付きパジャマだ。
「わあ~初めてだけど良く出来てない?自分で言っちゃうけど凄い!」
すっかり興奮してしまって、余計に熱っぽくなってくる。
直哉さんはまだお仕事だろうし、ちょっとだけ横になってみようかな?
巣の窪んだところに足を踏み入れてみる。
そして、コロンって転がって直哉さんのパジャマをぎゅっと抱き締めながら丸まってみる。
──あぁ落ち着く!私、巣で番を待つオメガになってるんだ…
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