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第7章・番外編

89・投票御礼!私達だけの匂い①実験

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 「涼、前から聞きたかったんだけど┉いつも俺のフェロモンの匂いと自分の匂いを合せようとしてるだろ?それって無意識なのか?」

 夜、柚子も咲哉もぐっすりと眠ってしまって二人になり、そう言えば┉って何気なく聞いてみたんだけど、涼は思っていた以上に┉動揺してる?
 
 「な、何で?それに、気付いてたの!?」
 やっぱりむちゃくちゃ動揺してるって┉。

 「別にだからって、どういう事でもないんだけどさ。前から気になっていたんだよ。最初、くっついてるだけなのかな?って思ってたんだけど、匂いを嗅ぐような仕草をしてるし。」

 確かに俺のアルファフェロモンと涼のオメガフェロモン、全く違う匂いだし、人によっても一人一人違うらしい。
 一説いっせつによると、その匂いに合う合わないがあるらしくて、それで相性なんかも決まるって聞く。

 俺は涼ほど匂いに対してこだわりがないんだけど、涼は違って譲れないものがある気がする┉。だから聞いてみただけなんだけど?

 「あのね、直哉さんは自分の匂いって分かってる?とってもいい匂いするんだけど┉。それが私のと合わさると、得も言われぬ良い香りに変わるんだよね~。それで┉なんだけど。」

 ──なるほど!それでか┉。

 二人で普通に抱き締め合ってても、ムラムラする┉って言うか、直ぐにでも涼を抱きたい!って思っちゃうんだよなぁ。
 我ながら節操せっそうがない┉って思ってたんだけど!

 やっぱりなんだ┉。

 「じゃあさ、実験してみようか?身体ピッタリくっつけないでしてみよう!それでどうなるか?だな。」

 それに涼は、えぇーーっ!って驚く。
 「え、でも、やっぱり、ん!」ってモジモジしてるけど。

 ダメだ┉そんなモジモジしてる涼を見てるだけで、ムラムラする!結局俺、フェロモン関係ないのか?だけど乗りかかった船だ、実験はする!

 「どうする?服着たままやってみるか。」そう俺が提案すると、涼は赤くなりながらも頷く。

 それで、ちょっと恥ずかしがる涼の手を引いて寝室へ!

 そして辺りを見渡すと┉あそこがいいかな?
 腰より少し下くらいの高さの飾り棚がある。ここだったら┉

 「涼ここに肘を付けて、お尻を突き出してみて?」
 その言葉に、涼は目を丸くして驚いた顔をしている。

 それで俺は後ろから腰を抱え込み、戸惑う涼を棚の方へ誘導する。

 「え┉ン!こんな恥ずかしい格好┉」

 拒否しそうなことを言いながらも、涼の眼差しには情欲の色が浮かんでいてなまめかしさを感じる。

 「さぁ、服着たままなんだから。大丈夫だろ?」
 涼の腰を撫でながら耳元でそう言うと、ビクッと身体を跳ねさせる。

 そして涼は、俺の言う通りにその形の良い尻を突き出す┉。
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