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それから2人はきちんと向き合って
話しをした。
神殿にも王宮にも部屋は1つだけ
有事の際に休める部屋にして
王宮と神殿の間に新居を構えた
使用人も王宮から派遣された者もいて
騎士選びも皇太子殿下が協力してくれた
サーシャはつわりで横になる事が
多かったが
新居のお披露目に参加してくれて
2人の結婚式を楽しみにしていた。
サーシャの分も働きながら
ラースと決めていく新しい生活に
気持ちを踊らせながら
リディアは頑張っていた
一時はどうなるかと心配していた
騎士団の人達も神官達も
今は2人を見守っている
「さぁリディア、君の望み通り
ベッドは広々サイズだぞ」
「ちょっと、何でベッドだけ
強調するのよ」
「あ、そうだねリディアが選んだ
浴槽も2人で入れる大きさだよね」
「違うわよ」
「ん?子供たちも一緒に?
仕方ないな。でも当分は俺が独り占め
するからね」
「……」
結婚式の1週間前から街はお祝いムードで屋台が並び広場では芸人が
子供たちを笑わせ、驚かせていた
結婚式当日
全貴族が大聖堂に並んだ
そしてサーシャは時期皇后として
王族席に座っている
ラースがリディアに腕を出した
「リディア綺麗だ…」
リディアは聖女の正服ではなく
純白のウエディングドレスを選んだ
過去の記憶を塗り替えたかったから
真っ白のタキシード姿のラースも
騎士というよりも貴族らしく決め
2人はゆっくりと階段を上り
女神像の前に立った
誓いの言葉
指輪の交換
誓いの口づけ…
その時
女神像が眩い光を放ち会場の
あちらこちらに広がり
一気に参加者のボルテージが上がり
大歓声に包まれた。
「リディアよ…良く頑張りましたね
おめでとう」
「女神様 ありがとうございます」
「聖女サーシャの引退は残念だけど
貴女が頑張ればいいだけだから」
「え?」
「じゃあ頑張れ!」
「はぁ?」
リディアにとって忘れられない
結婚式になった
サーシャは聖女を引退して
皇后としての勉強に集中していた
そしてサーシャが母になった頃
リディアに新しい命が芽生えた
サーシャとリディアは
お茶をする度に話をする
「リディア様が娘を生んだら
うちの子のお嫁さんにしたいわ」
「息子なら?」
「親友にさせちゃうわ ふふっ」
それから
娘を生んだリディアのところに
皇子を遊びに来させては
サーシャが怪しい笑みを浮かべ
ラースは娘を守る様に皇子を
牽制していた。
サーシャとリディアの関係は
まだまだ続きそうだ。
リディアとラースの娘 アイリーンと
息子のライディーンが聖力を持ったのは
必然だろう
不運な境遇から
聖女としての第2の人生を選んだ
リディアは
愛する夫と可愛いい娘
ツンデレの息子に囲まれながら
幸せを掴んだ
~完~
話しをした。
神殿にも王宮にも部屋は1つだけ
有事の際に休める部屋にして
王宮と神殿の間に新居を構えた
使用人も王宮から派遣された者もいて
騎士選びも皇太子殿下が協力してくれた
サーシャはつわりで横になる事が
多かったが
新居のお披露目に参加してくれて
2人の結婚式を楽しみにしていた。
サーシャの分も働きながら
ラースと決めていく新しい生活に
気持ちを踊らせながら
リディアは頑張っていた
一時はどうなるかと心配していた
騎士団の人達も神官達も
今は2人を見守っている
「さぁリディア、君の望み通り
ベッドは広々サイズだぞ」
「ちょっと、何でベッドだけ
強調するのよ」
「あ、そうだねリディアが選んだ
浴槽も2人で入れる大きさだよね」
「違うわよ」
「ん?子供たちも一緒に?
仕方ないな。でも当分は俺が独り占め
するからね」
「……」
結婚式の1週間前から街はお祝いムードで屋台が並び広場では芸人が
子供たちを笑わせ、驚かせていた
結婚式当日
全貴族が大聖堂に並んだ
そしてサーシャは時期皇后として
王族席に座っている
ラースがリディアに腕を出した
「リディア綺麗だ…」
リディアは聖女の正服ではなく
純白のウエディングドレスを選んだ
過去の記憶を塗り替えたかったから
真っ白のタキシード姿のラースも
騎士というよりも貴族らしく決め
2人はゆっくりと階段を上り
女神像の前に立った
誓いの言葉
指輪の交換
誓いの口づけ…
その時
女神像が眩い光を放ち会場の
あちらこちらに広がり
一気に参加者のボルテージが上がり
大歓声に包まれた。
「リディアよ…良く頑張りましたね
おめでとう」
「女神様 ありがとうございます」
「聖女サーシャの引退は残念だけど
貴女が頑張ればいいだけだから」
「え?」
「じゃあ頑張れ!」
「はぁ?」
リディアにとって忘れられない
結婚式になった
サーシャは聖女を引退して
皇后としての勉強に集中していた
そしてサーシャが母になった頃
リディアに新しい命が芽生えた
サーシャとリディアは
お茶をする度に話をする
「リディア様が娘を生んだら
うちの子のお嫁さんにしたいわ」
「息子なら?」
「親友にさせちゃうわ ふふっ」
それから
娘を生んだリディアのところに
皇子を遊びに来させては
サーシャが怪しい笑みを浮かべ
ラースは娘を守る様に皇子を
牽制していた。
サーシャとリディアの関係は
まだまだ続きそうだ。
リディアとラースの娘 アイリーンと
息子のライディーンが聖力を持ったのは
必然だろう
不運な境遇から
聖女としての第2の人生を選んだ
リディアは
愛する夫と可愛いい娘
ツンデレの息子に囲まれながら
幸せを掴んだ
~完~
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